一生

人生観と死生観

小事争うべからず

2010-11-27 11:56:34 | 哲学
11月27日 晴れ
 がっかりしたのは国会の嵐。大した事でもないのに大臣を問責する野党の議員たち。もっとも現在の与党も野党時代には同じようなことをやっていた。
 日本人は細かいことにこだわる傾向が強い。大きなことを判断する脳の働きこそ人間の進歩の基本をなすものである。勿論細かいことはどうでもよいと云うことではない。大局判断の材料として、または大局を判断した後に、あるいは大局観のかたわらにあってこそ、細かい事実認識が生きてくるべきだ。このさい現代脳科学で検査すればどうなるか、きっとはっきりした違いがでてくることだろう。
 ついでにメモしておく。東海村の森山氏から私の著書『夕映えの杜に』読後感が寄せられた。この人はかって私の次男の予防接種事故のさいに関わりを持った人である。この人の長女も次男と同年であって、ほぼ同時刻に接種を受けてひどい副作用を経験したが、幸いにも回復した。今は女医さんになって働いている。人生いろいろなことが起こるが、その中に自分の使命を見出して進む、これが自分の行くべき道だと思ったらその上を進む、私自身はそのように行動できて、烈しい試練の中で幸せだったのかもしれない。