富士山のふもと、静岡県富士宮市にて発見。
富士農協酪農課の牛乳箱です。
昭和時代の牛乳瓶を紹介するサイト「漂流乳業」様に掲載されている、
「昭和37年当時の全国牛乳処理工場リスト」と照らし合わせると、
富士市の「富士市農協」がこの箱に該当するメーカーと思われます。
正面から撮影しにくいところにあったので、ちょっと斜めから。
消えかけた「新鮮な牛乳」!
年季が入っている外観です。
手作りっぽい赤文字は味がありますね。
富士牛乳はわかるとして、真ん中の「加」ってなんだろう。
「加」の上のギザギザは、もちろん富士山でしょう。
サイドは両面とも無地でした。
今のところ、同社の木箱は今回紹介した1点のみの発見です。
富士市農協こと富士市農業協同組合は現在も存続していますが、
すでに牛乳は作っていないようです。
なお、山形県天童市の富士乳業は、かつて富士牛乳の名でしたが、
もちろん何も関係ないと思います。
【関連(していない)商品】
188 FUJI3.7牛乳 200mlパック (山形県・富士乳業)
メーカー:富士市農協
所在地:富士市上横割92
撮影場所:西富士宮駅から300mほど直進したあたり。通りの右手側です。
撮影日:2011年2月
これは、配達用なのかしら?でも、何故熊本の山の中のお家にあったのか謎なので、コメントしてみました。
地元からの詳細な経緯などありがとうございます!
加島村の「加」、その可能性はありそうですね~
しかし、プロパンガス課直通というのもユニークです(笑)
この牛乳箱、富士宮ではこれ1点しか見つからなかったのですが、竪堀周辺ではまだまだ残っているかもしれませんね!
この分野はネット上に情報が無いことが多いため、地元の方からの情報は本当に助かります。
今後とも、よろしくお願いいたしますね~
今はその跡地に富士市農協の営農センターと竪堀支店があります。
我が家にも昔は写真の牛乳箱ありました。非常に懐かしいです。
加のマークですが、多分わが地方は明治時代から昭和初期まで、富士郡加島村と呼ばれていました。その名残りかと思います。
(明治22年に町村制施行により富士郡加島村⇒昭和4年に富士郡富士町⇒昭和29年に富士市⇒昭和41年に吉原市と合併し呼称は富士市のまま)
(加島村農協?⇒?⇒富士市富士農協⇒富士西農協⇒平成4年か5年に旧吉原市地域?の富士市農協と旧富士市地域?の富士西農協が合併し富士市農協となる)
富士市富士農協のころに多分牛乳工場が閉鎖され、跡地は農産物の集荷場とプロパンガスの集配センターと農協の(竪堀または北)支店があったような記憶が?
富士西農協時代には写真の電話番号61-3085は、プロパンガス課?への直通電話だったような記憶があります。