花と山歩き

 身近な草花や山と自然の移ろい、見たまま感じたままの今をつづる。

神室山(1365m) 東北のアルプス 山頂は紅葉

2010-10-05 19:59:08 | 東北の山歩き
 神室山は秋田県と山形県の
県境にまたがる。
 東北のアルプスと称される。
仙秋ラインの秋ノ宮温泉郷から
登山口に入った。
10月2日は好天に恵まれた。


 痩せ尾根を歩くが
素晴しい天気に恵まれた



頂上近くになってから
尾根がさらに切り立つ



 鳥海山の雄姿を見て
神々しい感慨に浸った



 前神室山への尾根づたい
は紅葉真っ盛りだった



 カエデが燃え盛る

 


ここが最初の沢で
三十三滝まで沢づたいを歩く

 
 ブナ林に混じりトチの木も多く
クリのような大きな実がごろごろ
渋抜きをしてトチもちで食べる

  

 
 コケの周りにダイモンジソウが群生

 
 急登の連続でやっと前神室が見えてきた

  
 振り返れば栗駒山、目前には前神室の尾根

 
 「御田の神」にやっと上がる,ミヤマリンドウの群生

 
 ここからがアルプス的景観で神室の醍醐味

 
 ナナカマドの紅い実、帰りは文豪も
泊まった稲住温泉で汗を流す

 



霊峰 月山の紅葉はまだ NO1

2010-09-28 19:30:53 | 東北の山歩き
  
 猛暑の後の紅葉は少し遅れている
昨年同じ時期に月山を登った人は
すでに染まっていたとのこと。
 久しぶりに友人との山は最高だった。
帰りは、大井沢温泉に入り、うまい
そばを食べた。

 
 
 山頂では快晴に恵まれた
まるでポタラ宮殿のような神社



 9月15日で山頂の山小屋はクローズ



 石の砦のようだ
今回は4年前のお礼参りも
兼ねていた。



 片道560円のリフト券を買う



 リフトに乗った時は霧だった



 今の時期リンドウが盛りだった



 アザミもかろうじて残っていた



 予想通り我々の登る時間とともに
晴れてきた、普段の行ないがいいからか



 振り返れば正面に朝日連峰が
遠くに飯豊山がうっすらと見えてきた

 

 ナナカマドが赤い実を付ける



 頂上では思い思いにお弁当を広げ
まるで遠足のような楽しい雰囲気だった

焼石岳 登山口 つぶ沼キャンプ場 

2010-07-22 18:21:46 | 東北の山歩き
 今回の焼石岳の楽しみの1つは
なんといっても前日のバーベキュー
ロッジに泊まり満天の星をながめ
ビール片手に男二人の楽しいひと時



ロッジ泊まりは我々だけ
二組のテントがいた
ここのロッジはなかなか
きれいで快適だった











  東成瀬村の三合目登山口
ここからスタート 3台の車
がすでに止まっていた


お花畑の焼石連峰

2010-07-21 18:10:04 | 東北の山歩き
 焼石岳は早池峰山や秋田駒が岳
と並んでお花畑の山と称されている
期待に違わぬおそらくNO1ではないか
3つの山を見ているが間違いないと思う。




トウゲブキ 月山が南限


 ウスユキソウ


 ハクサンフウロ

 
 エゾニュウ


 エゾノリュウキンカ



 カキツバタ 銀明水のしたあたりで
見かけたが高山で見たのは初めて



 エゾアジサイ



 ヨツバシオガマ



 オニアザミ 日本海側の多雪山地に
群生 頭花を垂れてかわいいつぼみを
連れている



 山頂からは360度パノラマのはずだったが
遠方はもやがかかり鳥海山や岩手山など
展望はきかなかった。焼石連峰の山塊が
山の深さを感じさせた。

焼石岳横断 東成瀬口(秋田)から つぶ沼(岩手)

2010-07-20 18:46:43 | 東北の山歩き
 最高の夏山日よりに恵まれ、
焼石岳(1547m)を横断した。
東北屈指のお花畑を堪能した。
 岩手・宮城内陸地震の爪あと
が未だ残っているが想像を超える
素晴しい山歩きだった。
 

 車2台の利点を存分に発揮した。
秋田県側の東成瀬村から岩手県の
胆沢ダムのつぶ沼までのコース
を歩いた。

 前日は岩手県側のつぶ沼のバンガロー
でキャンプをして、1台はここの登山口に置き
翌朝東成瀬村の3合目まで移動した。

チングルマの群生


ハクサンシジャン


タカネニガナ

焼石沼から焼石岳素晴しい
ロケーションここでテント
キャンプのグループがいた
焼石連峰を縦走する連中か


大自然を独り占め
テントは3張りあった




 長命水の山の水は
最高でこの山全体に
水場が多かった。


やっと焼石岳が見えてきた


 9合目の岩の塊がごろごろ
方向性を見誤るところだった














 七合目ここで大休止



 雪渓がずいぶん残っている
このコントラストが実にいい



 頂上から姥石平へ下山



 姥石平のチングルマ群生



 姥石平から山頂



  木道は少しあるだけで
どろんこ道との格闘だった



 ブナの原生林を何回も
永遠に歩く

 

 銀明水小屋で休憩
水場では食事を取っていた



 やっとつぶ沼駐車場に
たどり着く

 

 ひめかゆ温泉で汗を流す
長い行程だった

 













桧枝岐村から御池へ 東北の最高峰 燧ヶ岳を登る

2009-08-08 12:07:45 | 東北の山歩き
 
 7月のまれに見る天気に恵まれた。
毎日、天気予報を気にしながらであったが
燧裏林道から三条の滝そして見晴にテントを張り
東北最高峰の燧ヶ岳に立った。
尾瀬ヶ原の中での夜のキャンプも格別だった。

尾瀬(おぜ)は、福島県・新潟県・栃木県
・群馬県の4県にまたがる高地にある盆地状の
高原であり、阿賀野川水系最大の支流只見川の
源流域となっている。中心となる尾瀬ヶ原は約
1万年前に形成されたと考えられる、日本を代表
する高標高地の湿原であり、
その大部分は高層湿原であるため、
日本最大の高層湿原でもある。
尾瀬ヶ原のほか、尾瀬沼や至仏山、
燧ヶ岳等が含まれる国立公園特別保護地域が
「尾瀬」地域であると考えられるが、
広義では登山口の大清水や御池あたりまで尾瀬とされることもある。
歩道以外への立ち入りが厳しく制限され、
ごみ持ち帰り運動の発祥地であるなど、
日本の自然・環境保護運動の象徴でもある。
 
燧ヶ岳山頂から360度パノラマで
尾瀬沼や尾瀬ヶ原・至仏山
中高年の団体さんが多かった


木道も歩きやすかった 


ワタスゲも群生していた






キンコウカが盛りで一面黄色のジュウタン




 燧ヶ岳山頂から御池までの田代(湿原)が素晴しい
まだ雪渓も残っていた。



尾瀬ヶ原から三条の滝

2009-08-03 19:19:10 | 東北の山歩き
 長年の思いがやっとかなった。
今回は尾瀬ヶ原の見晴にキャンプして
山登りをした。ニッコウキスゲや
キンコウカが見ごろだった。
裏林道の只見川源流も滝がいい。
なんたって長年の恋人に会った気分だ。

 
夏が来れば思い出すの歌は
小学校の担任の先生が好きで
よく歌っていた。
 
 至仏山の響きは山岳修行そのものだ。
 
 三条の滝は只見川の源流 イワナの大物を
3・5匹釣り上げていた人は
リュックに氷を3キロ担いできた。


 
 

飯豊連峰 北股岳 (2024m)梶川峰から丸森峰

2008-08-13 21:51:27 | 東北の山歩き
 7月24日から26日にかけて飯豊連峰の夏山を楽しんだ。10年間東北の山を歩いてきたが、やはりこの山は特別の思い入れがあった。誰に聞いても「容易な山ではないよ」や「相当の覚悟がいるよ」などと難易度としては上級者コースだ。
 前日は天狗平ロッジに泊まる。翌朝六時三十分に梶川峰登山口をスタート。予定では花梅皮小屋泊まりだったが、手前の門内小屋に泊まる。初日の午前は雨にあい苦戦したが、午後からは曇りで歩きやすかった。高山植物(チングルマ・ニッコウキスゲ・ヒメサユリなど)のお花畑に感激の連続だった。
 
 2日目は天気が回復して、見事な尾根歩きが実現した。遠く飯豊本山や石転び沢の雪渓など天空の尾根歩きだった。
 
 
 ニッコウキスゲのお花畑、北股岳と門内岳の間にあるギルダ原で。

 
チングルマのお花畑で。
 
仲良くヒメサユリとニッコウキスゲ

雪渓で昼休み

天狗平ロッジの管理人さんと
 
 

撫倉山・蜂倉山(七ツ森) 田園の中の霊峰

2008-04-23 19:13:55 | 東北の山歩き
 仙台市街から20キロ、大和町のほぼ真ん中に七ツ森が山群をつくっている。江戸時代は七薬師掛けといって全山を旧4月8日に1日で巡拝するならわしがあった。これを達成してはじめて男子が成人になった証とされた。こんかいは七ツ森湖畔に車を止め、撫倉山・蜂倉山に登った。とくに撫倉山は変化に富んで面白かった。またツツジ・ドウダン・フジなどあと1週間もたてば見ごろになるところだった。






































仙台蕃山から太白山 禅寺 大梅寺

2007-06-21 21:20:42 | 東北の山歩き
 仙台の西部に里山の自然を残す蕃山は、かつて開発の渦中にあった。自然保護の人々が守った。貴重な植物や野鳥の生態系がいま100万都市の中に共生している。
大梅寺も歴史ある禅寺で夏目漱石の「草枕」の中にも出てくる。子供達とハイキングコースとして楽しんで見てはどうか。



 頂上からは太平洋が望め、真向かいに太白山が迫っている。




 参道にはいろいろな表情の羅漢像があり楽しめる。

晩秋の姥沢小屋から月山へ

2006-11-05 19:27:04 | 東北の山歩き
 
 信仰の月山にふさわしい紅葉だった。姥沢小屋から月山まで素晴らしいブナの紅葉だった。このコースはカール状の月山の裾野が素晴らしい景観を見せてくれた。
 

 尾根に近いところは草紅葉も終わり、冬近しを感じた。頂上までの最後の登りだけがきつかった。頂上は広く山頂には神社が祭ってあった。肘折までのコースや羽黒山からのコースも素晴しい眺めだった。もやってて鳥海山や飯豊山は見れず。
 

北蔵王 雁戸山からはるか屏風岳

2006-07-22 18:27:26 | 東北の山歩き


 
 梅雨明け間近かの笹谷の手前から歩き出した。象ヶ沢噴水までは楽に歩ける。そのあとがなかなかの登山道でカッパを着ていたせいか蒸し暑く大変だった。 
笹雁新道を上り詰め尾根伝いにニセ雁戸に着く。
 前方は左に南雁戸山右に北雁戸山はるか彼方に南蔵王の屏風岳と不忘山と縦走コースが連なっている。
 ここまで登った甲斐があった。こんな風景があったとは。感激。

吾妻連峰 薬師森 姥湯から

2006-06-28 18:31:03 | 東北の山歩き

  秘湯の湯「姥湯」とは言え、車で関東方面からもどんどん入ってくる。ここは山形県米沢市に入る。国道13号線から栗子トンネルの少し手前を左折し、五色温泉・滑川温泉を経てドンズまりが姥湯温泉だ。

 6月の少し蒸し暑い日曜日、カミサンと連れ立って姥湯温泉から薬師森に上った。9時ぐらいに駐車場に着いたがもう温泉(露天風呂)にはいる人が受付で待っていた。入湯料500円で9時30分から入れる。薬師森の登山口はこの露天風呂の脇を登っていく。受付で聞くと、入湯料を払ってから登ってくださいと言われた。

 約1時間の登りで歩きやすかった。頂上は広く開放的だった。霧が出てきて蔵王や月山などは見えなかった。吾妻連峰の西吾妻にまだ残雪あり。西側の渓谷の沢の音が聞こえる。カッコウのさえずりも心地よかった。アザミが多く見られた。帰りは姥湯の露天風呂がとても気持ちよかった。