花と山歩き

 身近な草花や山と自然の移ろい、見たまま感じたままの今をつづる。

晩秋の古刹 瀬戸内寂聴さんの天台寺

2006-10-26 22:07:31 | 自分だけの自然遺産
東北最古の名刹「天台寺」境内は紅葉に包まれていた。
 
中尊寺・立石寺・毛越寺・瑞巌寺と並ぶ古刹だと思う。今東光が中尊寺の住職をしていたとき瀬戸内寂聴さんが出家した。この縁で天台寺の住職になった。
 
 境内の青空法話も20年近く続いている。毎回5000人の人たちが浄法寺にやってくる。日本国内から海外の人まで。全ての経験を経てきた寂聴さんならではの説得力があるのだと思う。

天台寺参道の石灯篭

寂聴さんの法話の写真が掛けてあった。


参道の石段と杉のうっそうとした脇にアジサイ小さいお地蔵さん


昨年住職を下りてから体調にあわせて法話をしているのかも


 寂聴さん自ら植え続けてきたアジサイ、最後の花をつけていた。


 本堂の脇のもみじの紅葉が素晴らしかった。

燃えたぎる 信仰の山 月山 山伏現る

2006-10-26 19:19:35 | 自分だけの自然遺産
山岳信仰の名峰「月山」に登る。姥沢小屋からブナの原生林を歩き始める。天気快晴頂上まで透き通る。紅葉の盛りの最後は燃え滾るようだ。人間も似てるかも知れない。神奈川から来たという、3人組ほら貝を月山に向け一礼して鳴らしていた。山伏修行かもしれない。
 
山伏のような3人が姥ヶ岳でほら貝を見事に鳴らしていた。
 

紅葉と山頂までのコントラストがとても素晴らしかった。

  
月山の上の所はかろうじてナナカマドの紅い実が残っていた。

隠れたSL資料館の駅 銀河鉄道 小繋駅(こつなぎ)

2006-10-07 17:00:38 | 自分だけの自然遺産
 旧東北本線で現在第3セクターの銀河鉄道に小繋駅がある。国道4号線を盛岡から北上すると、沼宮内と二戸の中間ぐらいに位置する。ここは隠れた名駅だと思う。改札口の脇に小さな鉄道資料館がある。朝早かったのか鍵は開いてなかったが、ガラス越しに内部を写した。貴重なSLの写真が飾ったある。駅は無人で地元の人が連絡ノートみたいに書くノートにいろいろなことが書いてある。全国にはこうした隠れたいい駅がたくさんあるかもしれない。