花と山歩き

 身近な草花や山と自然の移ろい、見たまま感じたままの今をつづる。

 JR最南端の駅 西大山駅に立つ 指宿枕崎線

2012-02-14 12:39:27 | 鉄道と駅前食堂

  先日のことだが、大人の休日クラブで日本の最北端

宗谷駅から最南端西大山駅までの旅を募集していた。

たしか5泊6日で85000円ぐらいだったと思う。

まさかこの薩摩半島の最南端駅を訪ねるとは夢にも

思わなかった。

    

 バスやクルマで見学者がどんどん来ていた

やはり鉄道ファンが一度は訪れるところなのか

    

 開聞岳をバックに「思えば遠くに来たもんだ」と口ずさんだ

     

 お土産やまであった。 開聞駅の少し手前、ここから宗谷まで3500キロぐらいだろう。

 

 

 

 

 

 


第14代沈寿官先生にお会いする

2012-02-11 09:10:13 | 自分だけの自然遺産

 「故郷忘じがたく候 」司馬遼太郎

異国の地で四百年生きた

陶工たちの望郷

 毎年 年賀状を交換している仲間がいたので

この日は先生もお待ちになっていたのかもしれない

「仙台も震災で大変だったのでしょう」と気遣ってくれた

大変穏やかな表情で気さくに話されていた。友人は30分以上も

先生といろんな話題を話されたようだ。鹿児島も合併で地域の

文化や伝統そして風土まで消えていく姿を惜しんでいたようだ。

 登り窯 裏から入ったので工房での作業も見学できた

 仲間と先生を囲んでの記念写真

 

 

 

 


山折哲雄「自然災害と日本人」~たちあがるために

2012-02-06 17:27:56 | 記念館 資料館

 多賀城市の東北歴史博物館で

2月5日NHKのラジオ深夜便の講演会を聞いた。

せっかくの機会なので話をメモってみた。

山折先生は

花巻が母親の出身地で父は浄土真宗の布教で

アメリカに渡りそこで生まれた。宮沢賢治の実家とも

接点がある。自然の破壊力と穏やかさと二面性がある。

万葉人と同じように、大海原に死者の魂を見ることが出来るのか。

一人だけが生き延びるといった不条理さ、人と人の絆・死者と生きている人

との絆はまだ解決されていない。被災者の語る言葉は穏やかだ。阪神淡路や

中越のときも同じだった。怒り・悲しみは外国人は激しく表情に出る。どうして

日本人は穏やかなのか。しかし腹の底では激しいものがある。

寺田寅彦の「日本人の自然観」に日本人と西欧人の比較でフランスやイギリスは

自然が安定してそれを克服している。日本人は自然とともに生きる知恵や工夫を

太古の昔から身に着けている。「天然の無常」観が五臓六腑にしみ込んでいる。

宗教と科学は水と油ではない。アインシュタインも言っている。

偶然性と不条理、日本人の宗教心は地震災害と深い係わり合いを持っている。

日本人は無宗教と言われてきたがそうではない。

和辻哲郎の「風土」には日本列島の不安定さは台風と地震にある。西欧の牧畜や砂漠

地帯とは風土が違う。日本人の風土的精神性は「しめやかな激情」と語っている。

寺田寅彦や和辻哲郎は関東大震災から学んだ結果として大きな示唆を与えている。

先人たちの知恵と工夫で「自立した心のあり方」を日本人は持っている。

 ガレキの受け入れ先拒否もそろそろ日本国民全体で受け入れてもいいのではないか。


NHKラジオ深夜便講演会 山折哲雄

2012-02-06 10:40:55 | 地元学

 2月5日多賀城の東北歴史博物館で

ラジオ深夜便の講演会があった。

山折哲雄(宗教学者)の講演会を聞いた。

「自然災害と日本人」たちあがるために

 2部では 津軽三味線の浅野 祥のライブが

あり。彼も3月大学を卒業する。

 このときの「テネシーワルツ」よかったねー

川野一字アナウンサー