日々礼讃日日是好日!

まほろ界隈逍遥生々流転日乗記

リニア中央新幹線で町田・相模原・名古屋が結ばれる

2013年09月21日 | 日記
 今週、東京品川と名古屋を結ぶJR東海「リニア中央新幹線」ルートが明らかにされた。開業は、東京五輪(2020年)のあとの2027年の予定、全286キロのうち全区間の86%が地下になるというのだから、ほとんど地上から見えない“地下鉄新超特急”。なんだか、ますます“旅情”という言葉が似合わない交通主手段で、はたして“夢の新幹線”といえるのだろうかと思ってしまう。しかもこの新幹線には、もはや“鉄道”が存在していないのであり、空中浮遊のなんとも身体感覚の希薄なシステムのような気がして電磁波の影響は?なんて夢のない心配事が先行してしまうのは、あまのじゃくというものだろうか。

 このルートには、始発後の最初の駅が「神奈川県駅」と記されていて、地元相模原市橋本の県立相原高校敷地に地下駅としてできるのだそう。そして相原高校は、廃止された「職業能力開発総合大学校相模原キャンパス」に移転するとのこと。あの広大な敷地がどうなるのかと思っていたけれど、まあ類似の利用であり、おそらく建物の一部も改修して高校校舎に転用されるのだろう。雇用促進事業団関連の施設、中野サンプラザや小田原スパウザもすでに所有者が地元自治体に変わって、運営形態も様変わりしている。時代の流れがこんなところにも現れている。

 すでにJR横浜線、相模線、京王相模原線とのターミナルとなっている橋本駅だけれども、さらにリニア駅が加わって林立するマンション群にくわえて、今後の開発がさらに急速に進むのだろう。また、今回初めてわかったのは、リニア車両基地が相模原市鳥屋地区にできるということ。あの辺鄙な山間に!いや辺鄙なところだからこそ、その敷地が確保できるのだろう。橋本地区よりもこちらのほうの変貌、とくに自然地理上の環境変化が著しくなるだろうな。

 さて、時事的話題休閑。
 近い将来、新しくリニアで結ばれるのは町田・相模原と中京名古屋である。名古屋と縁が近くなるのはうれしい。途中四つの駅をすべて止まると約一時間ほどになるという。その時代、わたしは現役リタイア組となっているなあ、という感慨。
 名古屋というと意外にも!町田にはすでに本屋と雑貨店をあわせたビックリ箱のような「ヴィレッジ・ヴァンガート」(名古屋創業)店舗が2店、くわえて同店系列のハンバーガー店もあり恩恵にあずかっている。あとは、近くの国道16号線をはじめとして「コメダ珈琲店」がいくつか出店して繁盛している。これでリニアができたら次はいよいよ質屋「コメ兵」かな(新宿にはすでにあり)。個人的には本格的な「ひつまぶし」のお店もぜひできてほしい。
 ああ、この秋は名古屋に行きたい、だだし高速バスか東海道新幹線で! 犬山の木曽川日本ライン下りと明治村、南山大学(A.レーモンド)、愛知県立芸術大学(吉村順三+奥村昭雄)、豊田市美術館(谷口吉生)など見て回りたいところはたくさんある。なつかしの大須の演芸場はどうなっているだろうか?

最新の画像もっと見る