太平洋と大西洋では?
1970年代、ハワイ大学が実際に計測を行なったところ、なんと
「太平洋は大西洋よりも80センチほど水位が高い」という結果が出た。
80センチといえば、かなりの高低差。でもどうやって測ったのか?
「水位の計測は、まず海岸線に平行に二つの井戸を掘り、そしてそれぞれの
底をつないでさらに海に向かって横穴を貫通させる。
当然海水が井戸に流れ込んでくるのだが、その水の高さが海面の高さとなる。
これを1時間をおきに測定して記録をとる」
と気象庁は答えている。結構骨の折れる作業には違いない。
では、どうして太平洋と大西洋の水位が違ってくるのだろうか?
「まず太平洋の方が水温が高く、また雨が降りやすく蒸気の度合いが低い。
温かい水は体積が大きくなるし、雨が降っても蒸発しにくければ自然と水位
は上がることになる。
一方の大西洋は海水の塩分濃度が高いので、水が重い。重い水は水位が下がる」というわけ。
結果、80センチの水位差になるというわけだ。
ただ、これについては、まだまだ謎が多いのも事実。
ハワイ大学が測定したのは、北半球の沿岸部での水位だけで、
それ以外の地域は実は行なっていない。
実際、同じ太平洋でも暖流と寒流の水位は違うことは測定済みで、日本列島の南を走る
黒潮とそれに挟まれた海域は、その周辺の海域よりも1メートル近く高くなっているという・・・
今日の花 やなぎらん
花ことば 集中する、焦点
☆ 今 日 の 一 言 ☆
あきらめからは何も生まれない。
1%の可能性でも見いだそうと
壁に向かったときこそ、自分の中に
秘められていた新たな力が出てくる。 (古賀稔彦)
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