古くなったモデルハウスはどうなる?
一戸建ての家が5000万円でも結構安いなと感じる
東京でたまに数百万円で売られている広告に出会うことがある。
よくみると、もちろん土地はない。家だけ売りますというのだが、
これが、モデルハウスの古くなったものだったりする。
住宅展示場に建ててあったモデルハウスは、たいてい3年で売りに出される。
住宅展示場が借地の場合、その契約期間は平均3年間。土地の契約は更新をしても
モデルハウス自体が古くなる。間取りや設計にも流行があるから、
新たなモデルハウスを直す必要がある。
モデルハウスには、実際に人が住んでいるわけではない。
なのに掃除は毎日されて、タイルや廊下もピカピカに磨き上げられる。
「築3年」とはいっても、中身は新築同然。間取りや設計の流行遅れを気にしなければ
数百万円という値段はかなりお買い得といえる。
しかも、部材のバラ売りはしないが、逆に家具、照明、台所がセットということも多い
バラして運んで、もう一度組み立てさえすれば、すぐに新しい家が建ってしまう。
これほど好条件なら、買いたい人が殺到しそうだが、現実はそうでもないようだ。
何しろモデルハウスはでかいので、そのまま使用するためには、
50坪や60坪の広い土地が必要。
土地といっても、20坪、30坪程度では役に立たない。
さらに、モデルハウスの時に、大勢の他人がズカズカと何人も入った家は、
心理的にちょっと抵抗があるという人も多い。
せっかく家を建てるのなら、自分が最初に入りたいという気持ちが強いようだ。
一方、住宅会社から見ると、ま、売れれば儲けものという程度の話。
そのために、なぜ大々的な広告を打つかといえば、いわずもがな
安値で客の目を引き、客を集めて、新品を売り込もうというわけだ。
売れなかったモデルハウスは、分解されて廃棄物となる。
普通の古屋と同じ運命をたどるわけだ・・・
今日の花 まゆみ
花ことば あなたの魅力を心に刻む
☆ 今 日 の 一 言 ☆
ともかく具体的に動いてごらん
具体的に動けば具体的な答えが出るから
相田 みつを
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