こうちゃん通信

鹿児島の不動産・日々の出来事やつぶやきをつれつ゛れに~

月の砂漠

2011年05月16日 08時30分09秒 | 雑感

日本の童謡としては、かなりスケールが大きく、また、子供向けとは到底思えないほど

悲しい旋律の曲が「月の砂漠」

だいたい日本には砂丘はあっても砂漠はないし、ラクダだって、動物園でしか

お目にかかれない動物。いったい、どこの砂漠をイメージして作られた

曲なのだろうか?

サハラ砂漠?ゴビ砂漠?それともタクラマカン砂漠だろうか?

残念ながら、外国の砂漠ではない。正解は、日本の千葉の御宿の砂丘が

モデルになっている。

作詞をしたのは、加藤まさをという人。大正末から昭和にかけて、少女雑誌を

中心に活躍した人で、絵を描き、その横に詞をつけていた。

作曲は佐木すぐる。この歌が流行したのは、関東大震災の前後から。

レコード化されるや、大ヒットし、今日でも歌われている。

加藤まさをは、毎年、夏になると御宿に療養に出かけ、砂丘を眺めるのが

日課だったようだ。もちろん、そこにはラクダも姫様もいなかったが、この

砂丘をイメージしながら、あの詞がわいてきたと推測できる。

事実、御宿の人々は、そう確信しているようで、ラクダに乗った王子とお姫様の

像が、その砂丘に建っている。

 

今日の花  アリウム

花ことば  無限の悲しみ

 

☆  今 日 の 一 言  ☆

もっと人生を、ほんとうに楽しめる時が

いつかは 訪れるだろう、その時を あなたは心待ちにしなさい。

                             ジョン・キーツ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする