「朝が弱い」というと、たいていは低血圧のせいにされる。しかし医学的にみると
低血圧だから朝が弱いというのは理由にはならないようだ。
低血圧には、生まれつき遺伝で低血圧になっている本態性のものと、ある病気が
原因で起こるものとがある。
本能性は低血圧による苦痛はないが、問題は病気が原因で血圧が下がる場合
これには出血、心臓や脳の異常、自律神経失調症が考えられる。
そして、朝起きづらい場合は、ほとんど自律神経失調症が原因の低血圧なのだ。
自律神経は交感神経と副交感神経からなり、心臓、血液循環、血圧変動、呼吸など
の機能を支配している。交感神経は活動型、副交感神経は休息型の神経だ。
昼間に活躍した交感神経が夜に副交感神経にバトンタッチされて、睡眠が取れる。
これが、うまくいかないのが自律神経失調症だ。その原因はストレスや過労、
不規則な生活も考えられる。自律神経失調症で、夜、なかなか寝つかれず、
朝の目覚めが悪くなる。だから、朝寝坊を低血圧のせいにしないで、
生活のリズムを整え、夜はよく睡眠をとれば、朝に強くなれるわけだ。
今日の花
花言葉
☆ 今 日 の 一 言 ☆
後悔、悲しみ、悔しさ、喜び、憤慨、さまざまな時に人は涙を流す。
感情の高まりは無理に抑えない方がよい。
素直に泣けば、次のステップが開けてくる。
丸山敏雄