music wind 

音楽を通してたくさんの人との出会いや心のふれあいをかいてます。

発した言葉は自分に返ってくる

2007-10-19 21:20:14 | 仕事場での出来事
今日はとてもイヤな言葉をばあちゃま2人が話していたのを聞いてとても残念だった。

それは食事のとき。心身のレベルが低下してきて色んなことをするのにも時間を要したり介助が必要になった女性が食物がこぼれないようにスタッフからエプロンを進められてしていたときのこと。
目の前に座っていたばあちゃまに向かってばあちゃま2人が
「あんな風にはなりたくないよねえ」
「そうよねえ。あんなになる前には死にたいよねえ」
発する言葉だけではなく、声も視線もとても冷たかった。

私は、少し離れて他の仕事をしていたので、フォローは入れれなかったが、他のスタッフが上手くその場をとり繕っていた。

発した2人も軽い気持ちで言ったのか、本当のところの心境はわからないが・・・。
なるべく人に迷惑かけたくない、という気持ちがあることもわかるが、私としては本人を目の前にして発するということがとてもイヤだった。

色んな人がいて色んな考え方の人がいる。

年を取ってくると、私たちには想像も出来ないくらいの不安や心配などがあるのだと思う。
手っ取り早く言葉にしてしまうことはたやすいことだが・・・。

口を開くと不平不満だらけの人もいれば、日々感謝してだれに対しても明るい笑顔の人もいる。

どっちの言葉を使ってもその言葉は自分自身に返って来ると思うのですが・・・。

これがあるから・・・

2007-10-17 21:21:58 | 仕事場での出来事
ある70代の男性は脳血管障害の後遺症で片麻痺になって車椅子で生活されている。
健側の方は少しは動くが、キビキビとは動かせず、一つのことを行うのにも介助が必要で、時間も要する。

きっと家族の方は大変だと想像するが、その男性はリハビリも前向きでいつも理学療法士の先生と地道にリハビリをされている。

ある時、歩行の練習をするので危なくないように後ろに一緒についてサポートするように言われた。

準備が出来て、その方が先生と一緒に力を振り絞って立ち上がり、体勢を整えると片方の足を前へ出した。
手すりを持っているものの、不安定な移動なのでドキドキしたけど、その男性はとても真剣な表情で一歩一歩ゆっくりと歩いた。
歩いた歩数は5歩。
歩き終わって車椅子に座ると、疲れたのとほっとしたので何とも言えない表情をされていた。

私が「以前よりも、足の出がいいですね」と声をかけると、笑いはしなかったが黙って聞いていた。そしてしばらくたって「これがあるからここに来るのが楽しいんよ」と言われた。

しばらく、ピンと来なかったが少し後になって思った。
きっと家では寝ていることが多くて、大体のことを家族や他の人たちからやってもらうことが殆どという中で、たった5歩でも『歩く』という行為は自分の意思で行う自発的な行為でその男性にとって唯一の喜びなのではないかと。

ぼそっと言われた「これがあるから」と言う言葉にとても強い気持ちを感じてしまった。

私たちは今、全て自分の意志で決定し動いている。
健康な心身に感謝し、大事にしたい。そしてもし、今後そうじゃなくなる時になっても、体は動かなくとも心だけは自由になれるようにしておきたい。



栗だあ

2007-10-15 20:42:10 | ステキなお店とおいしいもの大集合
実家から野菜や食材の宅急便が届き、その中に入っていた栗!

母の里の栗である。そこは栗の産地でもあったので祖父母が生きていたときにはよくおじいちゃんが送ってくれていた。

なかなか粒も良くて、おいしそう。
時間があれば、渋皮煮を作りたいけど、ちょっと無理そうなので今回は茹でて栗そのものの味を堪能しました。

おいしい栗はそのまま頂くのが一番いいかも   

季節のものはいいねえ。 
あとは松茸を食べたいなあ~   

書道展

2007-10-14 20:24:12 | 自分磨き
夏に書いた書道の展覧会に行って来ました。

昨年は、小筆の作品にしたので今年は大筆で相田みつをさんの言葉を選んで書いた。

今年は思うように書けなくて、結局納得のいくのが一枚も書けずじまいで提出したので、先生がその中から選んで下さったものが今日、飾られてあった。

まじまじと、みると「ううう・・・ここが、あそこが・・」と気になるところがたくさんあったけど、立派な額に入るとそこそこまし(?)なものに見えました。  

他の人たちの作品もバラエティーに富んでいて、めちゃくちゃ上手でした。

書も奥が深いです。もっとかっこよく書けるようになりたいなあ~  

それぞれの環境の中で

2007-10-12 20:56:57 | いろんな話
夕方、番号の知らない人からの電話。
普段なら取らないのだが、取った方がいいと感じたので受けると、以前音楽療法の講座をしたときに、受講されていた方からの電話だった。

その方は講座の終了後、熱心に質問(多分?)されて「今後も何かあったらよろしくお願いします」と言われたので、名刺を渡した。今回はそれをたよりにかけてこられたようだった。

セッションを行っている高齢者の施設であるじいちゃまから言われた歌の内容がわからないということで聞いてこられた。丁度、楽譜に載ってすぐに探すことが出来たのでとても喜んでおられ、役に立てて良かった  

セッションを始めて1年半ぐらいと言っておられたが、色々と試行錯誤しながら頑張っている様子を話してくださった。

それぞれの土地でたくさんのセラピストが日々クライアントのために頑張っているんだなあと思うと、私も与えられた環境の中で自分に出来ることを精一杯やろうとまた心新たに思うのでした。