music wind 

音楽を通してたくさんの人との出会いや心のふれあいをかいてます。

”村祭り”でドラムサークル?

2006-10-31 20:17:44 | 今日の音楽セッション
デイケアで秋祭りを行った。

お年寄りにとって昔懐かしの”一千洋食”(小麦粉を溶いたものをホットプレートで薄く伸ばし、その上に鰹節、ネギ、とろろ、紅しょうがをのせてくるくるまいて食べる)、ぜんざいを食べてスーパーボールすくい、輪投げなどのゲームを楽しんだ。

その後、皆で広島音頭を踊って、最後の締めは”私の太鼓”に続き、全員で村祭りを合奏して皆さんの健康を祈って賑やかに終了!

ちょっとしょぼいが一応、長胴太鼓があるのでそれを叩いてお祭りに花を添えました(添えたかどうかわかりませんが)。

ほんとは作物の豊作を願って、「豊年太鼓」を叩きたかったけど太鼓の台の設定上、無理だったので「三宅太鼓」を叩いた。

もう太鼓を辞めて2年ぐらいたつので、基本もすっかり忘れているが、ありったけの力を振り絞って叩き続けた。
普段、閉眼している認知症のお年寄りも太鼓の音に覚醒して、目を見開いて注目していた。
太鼓の音は足もとから”ず~ん”と響くので体全身でリズムを感じられるのがいい。
私の太鼓に続いて、村祭りに合わせて、それぞれに持ったサウンドシェイプや内輪太鼓、鈴、鳴子などを演奏しながら合奏した。

途中、ドラムサークルで習ったコールアンドレスポンスのリズム打ちも入れてなかなかいい感じ

みなさん、生き生きした表情で「あ~楽しかった」と満足していました。  

張り切りすぎた私は手足が”わなわな”になってしまいました。きっと明日は筋肉痛じゃ~。 





色々考えさせられる

2006-10-30 20:12:44 | いろんな話
昨日の情熱大陸は若年認知症患者の越智俊二(おちしゅんじ)さん、59歳だった。
2年前にこの病気の偏見をなくそうと全国を講演していらっしゃる人だ。

47才で発病したときには、マイホームを買ったばかりで娘3にんも大学などで学費のいるさかりだったそうだ。
仕事も出来なくなり、そんな中家計を支えたのは奥さんだった。

普通だったら頭がおかしくなってしまいそうな状況をこの奥さんは、全て受け入れてとても明るく、前向きなのだ。

俊二さんの記憶がだんだん、悪くなっていくのもそのままやさしく包むように受け止めて、とても丁寧に接している姿が素晴らしかった。

到底、私には真似出来ない・・・。

本当は大変なのだろうがそんなことはもろともせず、毎日を明るく2人で生きている姿には感動した。

俊二さんが講演中、「かあさん(奥さんのこと)だけは忘れたくない」と言った言葉が印象的だった。

渡辺謙が演じた映画「明日への記憶」はこの夫婦がモデルになっているのだそうだ。

職場でも同様の病気の方が何人かいらっしゃる。

自分の接し方や考え方を改めて感じさせられました。


ブラスト2

2006-10-28 20:51:18 | 音楽、コンサート、お芝居、美術
ブラスト2を観に行った。

昨年からのうわさを聞いていたので楽しみにしていったが、「すっご~い。楽器演奏しながらなんであんなアクロバットなことが出来るん???」と圧倒しっぱなしでした。

30人ぐらい人いたような気がしたけど、10人くらいはダンサーでバトンやフラッグ、などを持って踊っていた。
日本人のダンサーもいたが、これまたバトンの世界大会で何度も優勝している人らしい・・・。

寝ながらトランペットを吹いたり、トランポリンで思いきりジャンプしながらサックス吹いたり、踊りながらフルート吹いたり・・・とにかく”すっご~い”の連続だった。

サービス精神旺盛で、客席に出て演奏したり、握手してくれるわ、休憩時間にはロビーでパフォーマンスしてくれるし、終了後もみんなでロビーに出て演奏してくれるし。。。

とにかくパワフルでとても楽しい時間でした。 





嬉しいお話2つ

2006-10-26 22:12:06 | 今日の音楽セッション
先週、レッスンをお休みした男の子。色んなことのストレスが溜まってしまい、休んだ。

今日は、元気な表情でやってきた。ピアノも集中して弾いて、私が賞賛すると自信を持って余計、張り切って弾いていた。
その後、ジャンベ2台でリズムを模倣し合ったりして楽しんだ。

その姿を見た母親が反省した声で「色んなことをやっていく上でどういう風に持っていくかで、こんなにも全然違うんですね。久しぶりにこんないい表情を見ました。ありがとうございます」とおっしゃった。

デリケートな子なので、今日のレッスンには表向きは普段通りだが、細心の心配りを怠らなかった。
言葉、声のトーン、賞賛のタイミングやレッスン時間の緊張と弛緩。でも全体はとてもリラックスしている空間づくり。
これが全て良かったとは思わないが、結果的に彼が自分をさらけ出してリラックスして楽しめる時間となった。

常に目の前にいる人にとって音楽で何が出来るのかを考えている。



今日はその後、良いことがもう一つ。
2年半前に止めた高3の女の子がまたピアノを再開したいとの連絡。

その子は、私が教えた生徒の中で一番手こずった(笑)女の子だったから電話が合ったときには仰天しまくった
「それってほんと?????」

でもわざわざ家から遠い我が家まで来なくても近所に良い先生はたくさんいるのでは?と思ったのですが、
「習うなら絶対、先生がいい!」と言うことらしい。

喜んでいいのやら、どうやら・・・

でも嬉しいなあ。そんな大事に思ってくれて
昔、実家で教えているときもそんな女の子がいたなあ~。

こう見えても結構、好かれているのかもしれません























入院していたばあちゃまが帰って来る

2006-10-25 20:41:44 | 今日の音楽セッション
特養でのセッション。

入院されていたばあちゃまが無事に復帰。
他のメンバーは拍手をして喜んでいた。

8年も一緒に活動していると本当の家族のようにそれぞれが感じているように思った。
帰ってきたばあちゃまは一瞬涙ぐんでいたが、気を取り直して元気に歌い始めた。

「年を取るとちょっとしたことが嬉しくてちょっとしたことが嬉しいんよ」と一緒に住んでいた私のおばあちゃんが良く言っていた。
その時は「ふ~ん。そうなんじゃ」と軽く聞き流していたが、こうやってお年寄り達とかかわっている時間が多いと心からそう思うようになった。

来月は、毎年恒例になっている文化祭での発表が待っている。
9月ぐらいから、歌も作って和太鼓、鉦、四つ竹で合奏の練習にも取り組んでいる。

今年も大勢のお客様の前で緊張しながらも良い発表が出来ると信じております。
まずは全員が揃ったことに感謝です。