music wind 

音楽を通してたくさんの人との出会いや心のふれあいをかいてます。

めぐりめぐって皆が幸せになる

2007-04-28 22:39:58 | 仕事場での出来事
以前あるじいちゃまに私のダイビングの記事をお見せしたら、そのじいちゃまから心温まるメッセージカードが返ってきた。
そのメッセージカードは私をよりハッピーにしてくれた。
しばらく目につくところに置いていたが、その後他の場所へ置いていた。

先日、全然関係ない女性とダイビングの話をしていて、そのじいちゃまから頂いたメッセージカードの話になった。
その時はメッセージの内容のことまでは話さなかったけど嬉しかったことを伝えた。
次の日、家を掃除していたらしばらくぶりにそのカードが顔を出してきた。

「あっ、せっかくだから見せてあげよう(女性に)」と思った。

渡したときは「読ませて頂くね」と普通に受け取ったのだが、返してもらったときに、ものすごく感謝された。

「このカードを読んで、勇気と決断する力を頂きました」と女性からの手紙が入っていたのだ。

実はその女性、これからのことに色々悩んでおり、一歩進むべきか、諦めるべきか決めかねていた。私はそんなことは全然、知らなかったのでただ自分の思いだけでそのメッセージカードを渡しただけだったのだが、じいちゃまが私をハッピーにしただけではなく、その女性もハッピーにしてくれたのだと思うと、嬉しくなった。

この嬉しさを自分だけに秘めとくのはもったいないと思い、じいちゃまにその旨を伝えると、「そうですかあ~。それは良かったです」と穏やかな表情で笑っていた。
このじいちゃまは元小学校の校長先生だったが、ある病気になり今も病と闘いながら毎日を過ごされている。
病気になったときには塞ぎこんだ事もあったが、同じような状況の方たちと一緒に過ごすようになって考え方が変わったと話されていた。

自分の蒔いた一つのハッピーな出来事が次から次へと伝わって皆を幸せにする・・・そしてそれがまた自分に返ってくる。

今日の朝、道ばたで咲いているたんぽぽを見てそんなことを思いました。

連休は、東京さ行って来ます。  

仲間との別れ

2007-04-27 20:55:56 | 仕事場での出来事
職場で一緒に共に働いていた仲間が今日で最後だった。

その仲間は柔和な見た目とは違い、とても芯の強い人だ。
私とは職種は違うけれど、お年寄りにもいつもさりげない援助を上手にして、決して出しゃばることはしない。

プライベートでも、一緒に遊んだことがあり、もう一緒にバカ話も出来なくなると思うとちょっと淋しいですが、これからの新たなステップに向かって頑張って欲しいなあと思いました。

帰り際に皆から花を渡すと、いつもは淡々としているその仲間が、一気に涙がこみ上げてきたので、思わずもらい泣きしそうになったけどそこはぐっと我慢して笑顔でバイバイしました。 


やっぱり似ている?

2007-04-26 22:41:25 | いろんな話
セッションのVTRをを見ながら記録をしていると、クライエントの様子はさることながらそれ以上に、自分の一つ一つの動きや言動がとても目につく。

見るに耐えない場面も数多くあるが、今日はそんなことよりも、しゃべり方や小さな仕草が”だれかに似ている?”と気づいた。

それは父である。
なんか、どっかでこのしゃべり方聞いたことあるよなあ~と考えていたら「お父さんじゃん!」って感じ。。。

しゃべり出すと一気に話してしまうところとか、語尾の感じとか、文章では上手く説明出来ないが、細かい部分が。。。 

父は「そうかねえ?」と言いそうだが、ビデオで何度も見ているとほんとに似ている。

やっぱりDNAは受け継がれているのだと感心する今日であった。  

傾聴する

2007-04-24 20:52:07 | 仕事場での出来事
デイケアの日。いつもなら午後から皆とトランプをして楽しむのに今日は誘っても「眠いしたいぎー(めんどくさい)からせん」と言って自分の椅子に座ったままのばあちゃま。

眠そうなら枕でも持って行こうかと思ったが、どうもその様子が感じられなかったので、しばらくして工作作業をしていた私は、その道具を持って横でがしゃがしゃ作業をし始めた。

しばらくじっと見ていたが、「何作りよるん?」と聞いてきたので「今度やるゲームの箱ですよ」と言うとまた黙って見ていた。

私は、そのばあちゃまが手作業が得意だったのを思い出し、ハサミを渡して切ってもらうのを手伝ってもらった。

快く引き受けて嬉しそうに取り組んでくれるばあちゃま。その後2人で「あーだ、こーだ、言いながら完成させた。
出来上がって、他の皆さんに「○○さんがこんなの作ってくれました!」と言うと「まあ、そんな名前言わんでも・・・」と言いながらも嬉しそうだった。

そんな笑顔を見ながら、「あ~淋しかったんじゃなあ」と思いました。
1人暮らしのばあちゃまは普段はあまり他の人と会話することもない。

特別な会話や話をしなくても、何気ないかかわりの中で自分の存在を認めてもらい、受け入れてもらうただそれだけで嬉しいんだよねえとばあちゃまの笑顔を見て感じました。

色んな仕事をしてきて以前よりは聞き上手になったような気がする。
聞くのではなく聴く。

心でその人の話を聴く。

仕事だけでなくて家族や身近な人たちに対してもそう出来るようにありたい。

お礼状

2007-04-22 20:56:53 | いろんな話
先日、ダビングした95才のばあちゃまの音楽セッションのビデオが家族の元へ無事に届き、今日その礼状とお礼の品物が私の所へ届きました。

先ほど、お礼の電話をかけると心から喜ばれていました。
ダビングしてもらったこともですが、8年間よい時間を持たせてもらったことに対しての感謝の気持ちを話されていました。

身内には見せたことのない、真剣な表情やお茶目な表情などどれも新鮮な映像で嬉しかった!と何度も言っておられました。
麻痺のあった手も四つ竹を持って天高く挙げ、大きな口を開けて歌っている姿の映像を観て、ただ楽しいだけではなくてリハビリのようなことも取り入れながらやってもらって有り難かったと感激して下さいました。

私も嬉しくて、色々なエピソードをお話しました。

最後に娘さんが「これからはいつでも観て会えるから嬉しい」と言った言葉が何よりも嬉しかったです。