久しぶりに音楽的センスに溢れた子に出会う

今日の学童の担当の子は今週から入って来た自閉症の１年生の男の子。

落ち着きがなく指示が入りにくいので、ゆっくり丁寧に接して欲しいとの連絡を受ける。
入室すると、すぐさま卓上キーボードに直行！
スピーカーに耳をくっつけて１００曲以上あるデモ演奏を自分で番号を選曲しながら聴き始めた。

しばらく観察していると、曲目と番号を殆ど記憶していることに気づいた。
そしてびっくりしたのは、演奏に合わせて正確な音程とリズムで歌っているではないか。

「おお！！！、ちょっとただもんではないじゃん。」と思いきや少し介入して一緒に歌っていくと私に興味を示し、目を合わせて歌い出した。

でも、ボタン操作や自分の思い以外のことをされると拒否してくる。


何曲かお気に入りの曲があるようで、その曲を繰り返し聞いており、曲に合わせて鍵盤でメロディーを弾いたのにはまたまた驚いた（このキーボードはデモに合わせて鍵盤が光るのでそこを押さえればメロディーを奏でることが出来る）。
とは言っても光ってから弾いては動作が遅れてしまうのだが、この子は殆ど同時に押さえて結構リズムもあっているのだ！！！

この行動には更に驚きました。

かなり高度な音楽性を兼ね備えている気がしたので、ちょうどお迎えに来たお母様にそのことをお話すると「そうなんですよ。新しい曲とかもすぐに覚えてしまうんですよ」とよく感じ取っているようだった。


「とてもいいものを持っているので、伸ばしてあげたらいいと思います」と帰り際に話をすると、

「是非、教えて下さい」とか言われてしまったあ～～～～。