本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

南国土佐を後にして (ペギー葉山)+1。

2014-05-30 10:33:39 | 
南国土佐を後にして ペギー葉山2


英仏首脳:右派躍進に悩む EU改革圧力で国民の不満回避
毎日新聞 2014年05月29日 22時50分(最終更新 05月30日)

 欧州議会選挙で欧州連合(EU)脱退や移民規制などを求める右派政党が躍進したことが英仏首脳を悩ませている。オランド仏大統領とキャメロン英首相はEUへの改革圧力を強めることで国民の不満を抑えたい考えだ。【パリ宮川裕章、ロンドン小倉孝保】
 ◇フランス

 「各国に共通するのは欧州懐疑派の台頭だ。フランスも同じだ」。オランド大統領は選挙結果判明から2日後の27日、ブリュッセルでのEU首脳会議後の記者会見で力説した。欧州議会選で国内最高の得票率25%を獲得した極右政党「国民戦線」の勝因を“反欧州”に求め、EUの緊縮財政路線も批判した。

 だが仏国内では極右の躍進はEUに対する不満より、既存の2大政党への失望の結果とする受け止め方が大勢だ。投票前日の世論調査では、国民戦線に投票すると答えた人の約7割が投票動機として「大統領、現政権批判の意思表示」と回答。低支持率に苦しむオランド政権に追い打ちをかけたのは明白だ。

 最大野党の国民運動連合も前回(09年)の28%から21%へ得票率を落とした。国民戦線のルペン党首は社会党や国民運動連合への国民の失望を見越し、「彼らか我々か」と訴えたのが奏功した。

 選挙結果を受け、「2大政党制から国民戦線を加えた3党制への移行の可能性もある」(AFP通信)との見方も出てきた。ロピニオン紙のクロード・ルブラン編集委員は「2大政党に有利な小選挙区制を中心とした国民議会(下院)選挙や地方議会選挙では反映されにくかった国民戦線への支持の高さが、比例代表制の欧州議会選で明白になった」と分析する。

 ルペン氏は28日、ブリュッセルで記者会見を開き、欧州議会での「反欧州」会派結成に自信を見せた。会派結成のための要件(7カ国25人)に届くか、他国政党との連携が注目されている。
 ◇英国

 キャメロン英首相は27日、「EUは大きくなりすぎ、威張りすぎ、そして干渉しすぎだ」と述べた。英国ではEU離脱を求める独立党が得票率27%と前回の16%から支持を拡大して第1党を獲得。連立与党の保守党と自由民主党は議席を減らした。首相はEU批判を改めて展開することで、自身や与党への影響を最小限にとどめようと躍起だ。

英仏首脳:右派躍進に悩む EU改革圧力で国民の不満回避
毎日新聞 2014年05月29日 22時50分(最終更新 05月30日 01時04分)

 英サセックス大のダニエル・ホフ教授(政治学)は、独立党がトップになった理由について、国民がEUに残ることに価値を見いだせなくなっていることと、EU支持派でさえ改革が必要と考えたことなどを挙げる。 英国は以前から仏独に比べ欧州統合に距離を置いてきた。それが、欧州共通通貨ユーロへの不参加や、国境 検査をなくすシェンゲン協定に一部しか加わっていないことに表れている。さらに、08年のリーマン・ショックとその後のユーロ危機がEU懐疑派を勢いづけ た。ギリシャなどの経済危機救済の負担を迫られると国民が考え、EU不信を深めた。 EUへの不満は具体的には、EUが東欧に拡大して移民が増え、英国民の雇用を脅かしているとの思いだ。 EU加盟国は域内移民の「移動の自由」を保証する義務があり、政府は有効な移民防止策を取れずにいる。英国経済は比較的順調だが、富は大都市の富裕層に偏 り、地方は恩恵に浴していないと考えている。これが独立党の支持が地方で高かったことに表れた。 キャメロン首相にとって難しいのは、首相自身がこれまでEU懐疑派の支持(票)を取り込もうとしてきた ことだ。首相は来年の総選挙で勝利した場合、EU残留について問う国民投票を17年に実施することを約束したほか、移民規制の権限を認めるようEUと交渉 すると訴えてきた。今回、保守党が支持を落としたことで、党内のEU懐疑派から圧力が高まるのは確実だ。 「首相がこれまで以上に反EU政策をとることは難しい」(ホフ教授)だけに、EU懐疑派の支持で総選挙勝利を目指す首相の目算に狂いが生じているのは間違いない。

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 以上引用終わり。

 根っこは下部構造即ち経済にあるのだ。自分たちが食って行かれなければ、事は他人様の心配どころの話ではなくなる。
 北もECも中国もアメリカも、無論我が国だって事情は同じだ。自分が、自分たちが、どうにか尋常に食べて行かれることがまず第一で、その他のことは二の次、三の次の話になって来るのが悲しいかな、古今東西人倫の常なのである。自分が食べてこその世界だ。
 アベノミクスが翳りを見せ始めている今、戦争したい人間=安倍の放った『窮余の一策』が、北との間の(降って沸いたような)今回の『合意』ではないのか。北が左かどうかはさておいて、『両極端は似たり寄ったり』の両者が合意したというのだから笑わせる。



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