本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

二つの映画『許されざる者』。

2014-06-18 13:04:18 | 
 昨日はいよいよネタも枯渇しかかって、体調も悪いしということで何かないかと思って、喫茶店と契約している無料動画サイトで映画『許されざる者(2013年)』を見た。他に目ぼしい映画がなかったからである。冒頭はコケオドシのつまらない描写が続いたが、本編に入ってからは割合スムーズに映画の中に入って行けた。

 これは1992年のクリント・イーストウッド主演の映画『許されざる者』の翻案もの(リメイク版)である。
 映画化権はコッポラが持っているということだったが、コッポラと言えばあの黒澤映画『影武者』をアメリカ上映用にメタメタに切りまくった男である。その割りに、西部劇を日本の幕末ものに翻案したこの映画は余りにも冗長で、2時間は優に越したこの映画を、私ならあと30分は縮めたいと思った。長過ぎるのである。

 ウィキペディアにはこうある。 ↓
『許されざる者』(ゆるされざるもの)は、2013年9月13日に公開された日本映画。監督は李相日。PG12指定。

1992年に公開されたクリント・イーストウッド監督・主演による西部劇映画『許されざる者』のリメイクである日本の時代劇映画。アカデミー賞作品賞受賞作が日本映画としてリメイクされるのは、今回が初めてである。

今作では、オリジナルの設定と同時期の明治時代初期の蝦夷地を舞台に、江戸幕府側の残党・釜田十兵衛が再び賞金稼ぎとして戦いに身を投じるさまを描く[2]。

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 WBの映画である。李相日という監督がどういう監督なのか私は知らないが、主演の渡辺謙以下の出演陣は良かった。幕末の蝦夷地を舞台に、アイヌの民族問題と女郎たちの人身売買が絡んで来る。映画評というものは(これから見る人たちのためには)知ったかぶってあまり立ち入ったことまでは書かない方がいいと私は考えるものであるが、しかし自分では大分セーブしたつもりでも、ここまでだけでもちょっと書き過ぎという感じがある。
 一般に『名画』と呼ばれるものには作り手と受け手との間に意思の疎通(?)とでも呼ぶべき精神の交流が成立していなければならない。作る側が「これで是非作りたい」「これを是非見せたい」と思い込むだけでは『名画』たり得ないのである。

許されざる者(1993年)(字幕版)←要クリック。これは成人指定だが、大人の証明があれば全編見られる。

映画『許されざる者』(2013年)予告編←クリント・イーストウッドの本編から20年後に作られた日本版。要クリック。


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