本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

巧言令色鮮し仁。

2006-05-30 08:33:31 | 
*←写真は闘拳亀田興毅くん応援の横断幕で「天下茶屋から世界へはばたけ」と書いてあります。クリックで多少大きくなります。
*以下、また昨日の記事に少し加筆・訂正しました。

ここへ行くと巧言令色の英訳があります。成る程という感じでしょうか。w

*今朝(5/29月曜朝)のABCテレビ(TV朝日の関西キー局)ではある解説者が昨日の「サンプロ」の森出演に触れて「あれは森に利用されただけで失敗だった」と断じていた。
 失敗か成功かは私の関知するところではないが、「利用された」ということならそんなことは百も承知で田原さんは「チーズ=森」を呼んだに決まっている。田原さんは策士でしかも一種愉快犯だからね。w

 で、私には田原さんの引き出した森発言はそれなりに面白かった。
 がしかし、奴は他ならぬ「チーズ=森」その人であるからには、我々は奴の言動は悉く眉唾ものだと疑ってかからなければならない。これはアドバルンか、こっちは本音かな、これは明らかにだまくらかしだ・・云々ではなく、掛け値なく「チーズ=森」の言動全てをことごとく疑ってかかれ!ということなのである。
 巧言令色鮮し仁。ちゃらちゃら耳に通りの良いことばかり言っている人間には昔から真実の欠片も備わっていないものなのである。

 まあ、奴はペテン師だという前提で、最初のうちは聞くだけ聞いてやるのもいいだろう。「あっそ♪」てなもんだ。
 彼が「(派閥から候補者が二人も出て)困った、困った」と言うなら、では我々は「あ、そうか、奴は嬉しくて嬉しくてたまらないのか」と翻訳して聞けばいいのかも知れないし、彼が「来年の参院選は(誰がやっても自民は)負けて当然の選挙だ」と言うのなら、「ああ奴は早々と今から敗北のエクスキューズを(頼まれもしないうちから!)やっているのか」と受け取ればいいのかも知れない。

 では、とばかりに、彼が「靖国分祀」を唱え「総理となるべき人の参拝は控えたほうがいい」と今の段階で公言するのはどういう深謀遠慮が働いているのか・・などと我々が推測を始めるならば、それこそ「チーズ=森」の術中にぴったり嵌ってしまうことになるのである。そんなことは御用記者・提灯持ちたちの仕事だ。なぜなら森の立場は「とにかく話題作りだ。話題さえ提供し続ければマスコミが毎朝毎夕、勿論昼間だって、ああでもない、こうでもないと涎を垂らして報道し続けてくれる。国民に拡がる総裁選議論の輪! わっ、わっ、わっ! ぎゃははのはっ! これでスポットCMなんかより数千倍数万倍の宣伝効果が見込めるんだ、そうだろ世耕くん? ギャハハハッ!」・・というものだからだ。

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 だいたいが九月までは政変が起きないという大前提で、御用マスコミどもは話を進めている。これが私にはそもそも気に食わない。笑。社会保険庁問題一つとっても長の任命権者(←直接の、ではなく担当大臣を通じての、だがスカウトして来たのはポチだ)たる小泉の責任は明白だが、それを正面切って追求した報道は一人でもいたのか?
 奴らは権力に阿り尻尾を振ることが報道の責務だと錯覚しているのじゃないか?
 「ペンは剣よりも強し」どころの騒ぎじゃない。
 批判精神を忘れた報道など一文の値打ちもないどころか『百害あって一利(一理)も無い』んじゃないのか!

 こりゃどうもTVなんか消して『日刊ゲンダイ』でも定期購読するしかないかな?
 あれもしかし、『羊頭狗肉』の場合があるからね。見出しの壮大な大風呂敷に記事の内容が付いていけないのだ。笑



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