本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

教育の問題?・・。

2006-05-29 06:24:56 | 政治
*昨日の記事を大幅に加筆・訂正しました。あっそ♪

*昔の話をしようとして、試しにマルクーゼとハーマン・カーンを検索してみたが、意外にも思わしい結果が得られなかった。Googleの検索からすっぽり抜け落ちる事項があるとは知らなかった。やっぱり図書館の方が優秀である。w

 マルクーゼというのは私が高校生の頃一世を風靡していた所謂『3つのM』(←マルクス・毛沢東・マルクーゼ)の一人でユダヤ系の経済学者?(←この?マークは彼の守備範囲が広過ぎるという趣旨で、私は彼が社会学者なのかフロイト派心理学者なのか政治学者だったのか、よく思い出せない)である。
 彼の主張は(根源的という意味で)ラディカルであって、教育の問題に触れては、大人たちが一方で「敵国」へ向けて膨大な数の核兵器の発射準備をしておきながら、もう一方では子供たちに「普遍的な人類愛」を教えても何ら効果的な説得力は持ち得ないだろうというものだった。
 カーン博士というのは未来学者?(←こっちの?マークはかれの説く『熱核戦争』の結果に我々は『未来』を見出せるのか疑問という意味)で、核戦争は充分に(しかも何度でも!)可能という分析を(あくまで数値上だが)冷静に?してみせて物議をかもし、「悪魔だ!」とか言われた人で、二人ともアメリカの学者である。
 『学問の自由』を言うからには『学』それ自体には善も悪もないのであって、個々の人間を数値化して大勢を判断する統計学、それを駆使する未来学etc.も、私は好きじゃないけど、いいも悪いもないのである。ただそれをいいことに狡猾な役人どもが得手勝手な将来予測を恒常的にするので、油断も隙もあったものではないのだ。
 あっそ♪

*二枚舌、三枚舌を持つ『チーズ=森』派の連中を先頭に自公や官僚らが我が国民に「愛国心」を法的に強要したからと言ってそう易々と「愛国心」なるものが培われる筈もない。誰だって嘘吐きたちや税金泥棒たちの説く『愛国心』なんて信用しはしない。奴らが強制する『愛国心』なんてよっぽど悪いことじゃないのかと若者たちが疑心暗鬼に陥ってもなんら不思議はないのである。
 そして現実にはむしろ逆に、自公や役人どもは我々の『愛国心を殺ぐ(!)』ようなことばかり毎日やらかし続けているのが実情である。公明党も自民の保守反動どもの暴走にブレーキをかける大切な役割があるのだということを忘れて貰っては困る。

 「愛国心なるものは学校で強要されテストで出題されるとかしないと我々の心に根付かないものなのだろうか?」という基本的な疑義が私にはある。
 私の「愛国心」と言ったら、例えば「かけうどん」に生卵を落として「月見うどん」と称するようなこの国の歴史・風土・文化・四季折々の自然・・etc.はとても素晴らしくて大好きだが「制度としての国家を愛せよ」などと大東亜戦争肯定論者たちに言われたら、はっきり言ってお断りである。ナベツネがいみじくも指摘しているように、東条英機の『戦陣訓』=『生きて虜囚の辱めを受けず』なんてとんでもない話じゃないか。「捕虜になるくらいなら死んじまえ!」なんてことを自国の兵に厳命する軍隊なんてどこにある?!

 だいたいが教育の問題を言うなら「先ず隗より始めよ」であって、別に杉村太蔵を優遇する必要などないが(!)一時テニス仲間の女の子を孕ませて逃げ出したなどとスッパ抜かれていたあのバカに「盗作なんかするんじゃない! 少しは恥を知れ!」と人倫の基本を教育したらどうなんだ?! あいつはやっぱり偽メールの永田以下だった! せっかく一度持ち上げてやったのにこのザマだ。

 佐賀・長崎方面では保守・右翼の頭目たる久間某がゼネコンのお先棒を担いで不要かつ無用かつ有害な長崎新幹線建設を強行しようとして鹿島市民から総スカンを食ったではないか。久間のどこが『新しい』んだ? どこが『構造改革』なんだ? どこが『地方の時代』なんだ?
 これは今朝(日曜朝)のサンプロを見ていないとわからない。また安倍あたりが暗躍したのか、大都市圏のキー局では殆ど報道されていないからだ。

 自称民族派の右翼たちも、しがないお笑いタレントを苛める暇があったら、何故『忠米亡国の売国奴=小泉・ポチ一派』に一太刀浴びせようと考えないのか、私にはむしろ不思議である。彼らの方がむしろ(忠米という意味だけだが)インターナショナルであって、私の方がゴリゴリの民族派で愛国的ではないのかと錯覚しそうである。笑いごとではないが笑うしかないのである。

 そう言えばマルクーゼもかつてイスラエルとアラブ諸国の軋轢に関しては、イスラエルの下層階級とアラブ人民の主張との間には実は驚くべきほどの類似点があるのだと指摘していた。これぞ典型的なインターナショナリズムである。

 ただ現実世界では愚にも付かない各国の支配層たちが『ボス交』で(!)話をつけてインターナショナリズムを見事に遂行し、逆に我々『下層民(?)』はどうでもいいようなことで相争い、いがみ合い、果ては殺し合いまで日々執り行っているのが実情である。
 アメリカの田舎の青年が兵隊に取られて「愛国」のためにイラクの普通の人たちを虐殺しなければならない理由がどこにあるか、誰も考えようとしないのだろうか。
 忠米亡国の売国奴=小泉をいまだ40%も支持しているなんて私には俄かには信じ難いのだが、賢明なる我が国民諸氏がそうだと言うならそうなのだろう。笑(←勿論ここに「賢明なる」というのは私の精一杯の皮肉であって、本当は「騙され易い善良なる」と言うべきところである。・・そう、騙す人よりも騙される人の方が、少なくとも善良であるだろうというのが、私の人間認識である。)

 蛇足的註:故事成語「先ず隗より始めよ」というところもあります。


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