マニフェストはこれまでに自民、公明、民主のものを一部ずつ各候補の選挙事務所から貰って来た。どこの事務所も入り口に「マニフェストあります」と貼り紙されていてマニフェストもその下に置かれていた。今回は別名「マニフェスト選挙」とも呼ばれて各党の出すマニフェストへの一般の関心は高いが、その内容は普段テレビや新聞・雑誌を見ていれば大方先刻承知のことなので、今更「実物」を欲しがる人などはそれを改めて熟読する目的と言うよりも、私のように単に「記念に(!)」貰って置こうという人が少なくないと思われる。現に上記3党のうちの1党が街頭で頒布しているところに偶然遭遇したが、受け取る人は殆どいなかった。あちゃ。書かれている内容については今私が格別指摘して置きたいこともないので、外観・体裁についてだけ若干触れておくと、まず一番立派なのは自民党で、流石現有300以上の議席を有し、財界からも潤沢な資金提供を受けている大政党だけのことはあると思った。表紙の例の「ー→+」「+→++」という図柄から私が連想したのはファミコンのコントローラー以外ではなかった。ネット上での執拗なネガティヴ・キャンペーンにせよこのマークにせよ、自民党が今回「新しい試み」をしていることは間違いないが、他方「インターネットの解禁」に強硬に反対しているのも自民党の重鎮らであるということを考えれば、ここも世代交代の波に襲われているのだろう。若手の言動にも「自民党改革」が際立っている。公明党のマニフェストは小さなリーフレットだったが中にはぎっしりと活字や図表が組み込まれていた。民主党のも薄っぺらなパンフレットで、中は大きな項目だけが目立つ構成だった。自民党も民主党も、私が事務所前を通ったときは若いきれいなお姉さまが留守番していて愛想良く応対してくれたが(ポッ)公明党では入り口に法被姿のおばさん二人が張り付いていて、私が「マニフェストちょうだい♪」と言ったら怪訝そうな顔をされ警戒の眼差しで見られたのだった。あちゃ。 . . . 本文を読む