本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

自民の反撃と参院9年周期説。

2007-06-26 18:52:14 | 政治
ここへ来て、自民党の戦略もそれなりになかなか巧妙であると私は感ずる。流石永年、官僚・財界・御用学者・野太鼓評論家丸抱えで抜け抜けと「政権の座」に就いているだけのことはある。社保庁の実態が露見した直後、国民の怒りが沸騰している間は何を言っても取り合って貰えないから、大村のような前座を走らせておいて当座を凌ぎ、怒号の中、国会を延長して時間を稼いだ。彼らがまず欲しかったのは時間である。重要法案云々はあくまで方便だ。悪法揃いだがなにせ自公は圧倒的多数派だからごり押しすれば何でも出来る。更に言うならばこの稼いだ一週間という時間で出来ることは意外にも多いのである。1.平謝りに謝る。とにかく自分たちの拭いようのない落ち度なのだから謝罪するしかない。2.電話相談・土日出勤等の応急対策を大乱発して徐々にガス抜きを図る。3.自分たちの給与・ボーナスを削るなどパフォーマンスも欠かさない。4.改革・改革と毎日お題目を百遍も二百篇も唱えていればやがて『嘘も真実になる』というゲッペルスの古典的手法も取る。5.「参院は中間選挙で本選挙ではないから負けたってわしらは退陣などしない。参院センキョなんかじゃ世の中変わらないんだ」と印象づけ、まずは堂々と開き直ってみせる。6.逆に「与党が負ければ政治は混乱し景気は落ち込むが、それでもいいのか?」と恫喝する。7.「社保庁官僚たちを絶対に許さないのが安部ポン内閣だ」と渡辺担当相に叫ばせるに至っては彼らは既に反転攻勢に入っている。8.(追加)「鬼より怖い長妻議員に発言の機会を与えないために(!)」ついには衆議院はパスして参院だけで強行採決という超ファッショ的な前代未聞の暴挙に出た。 *こういう自民党の必死で狡猾で形振り構わぬ姿を見るにつけ、野党各党は如何にも闘い方が稚拙でお上品そのものである。昨6/25の『日刊スポーツ』の民主党全面広告は菅さんとテリー伊藤との対談で、わたしはこれをある大衆食堂で偶然見掛けたのだが、なかなか面白かったからとうとう全部読んでしまった。民主党はミュージカルもやるというからこれには内心期待している。野党は意気込みだけでは駄目だ。真面目腐っていても駄目だ。注視を浴びよ。有権者らを哄笑させろ!無い知恵を絞り(はあ?)、ありとあらゆる可能性を追求して決戦に臨め。負けて元々じゃないかってか、失うものは何もない。せいぜい楽しみなさいってね。w . . . 本文を読む