フィクション『同族会社を辞め、一から出直しオババが生き延びる方法』

同族会社の情けから脱出し、我が信ずる道を歩む決心をしたオババ。情報の洪水をうまく泳ぎ抜く方法を雑多な人々から教えを乞う。

母の日はピンクなの?

2019-05-08 22:01:23 | 美しく生きるという事

母の日がイベント化していますね。

新聞広告、やたらとピンク色。桃色。薄紅色。

そこだけお花が咲いたよう。

私はピンクが好きだけどさ、なんかちょっと違和感がある。

母にはピンクのものを贈ればいいと思っていない?

それって決め付けじゃない?

どうして女は赤、男は黒なの?誰が決めたの?って意見、母の日には出てこないのかな。

ああ、世間の見方がそうなのだとしたら、あまりにも悲しい。

誰もが「母」にはそれを期待しているのか?

 

オババは少しばかりあまのじゃくで偏屈なところがあります。

ぼーっとしてると、「子どもがいるようには見えない!」と言われます(褒め言葉なのか悪口なのか分からん)。

しかし、ピンクのエプロンをつけただけで、善良そうなおかあさん(奥さん)になってしまいます。

……そうか、ピンクは心の中の鬼を覆って隠す効果があるのか。

ああー、だから、世の中、こぞってピンクを贈りまくるのか。

せめてせめて一日だけでも、期待通りにふるまってほしくて…。

てか、それを着るとみんなおんなじになってしまうんですね。

就活生の黒スーツとおんなじか。

没個性。

 

どうか、母の日にピンクでない広告を見たいものだ。

紫と黒と黄土色の個性的なエプロンとか、欲しいね。

だけど、オババは、日ごろは一人ぼっちなので、犬はいるけど、

お母さんって感じ、ないんだよね。一人の力強く生きる女性?

あ、犬に自分のこと、お母さんって言ってるわ!