フィクション『同族会社を辞め、一から出直しオババが生き延びる方法』

同族会社の情けから脱出し、我が信ずる道を歩む決心をしたオババ。情報の洪水をうまく泳ぎ抜く方法を雑多な人々から教えを乞う。

”仕事”って何?

2018-10-05 21:48:50 | 美しく生きるという事

こんばんは。

一生懸命働くといい汗かいて気持ちいいですね。

でもトイレ掃除しても汗かくよ。

……さて……

よく仕事仕事と言いますが、仕事ってなんでしょう?

お金をもらう労働?

私の働いている会社にパートさんがいますが、いろんなパートさんがいるんですよ。

そりゃ一人として同じ人はいないんですけど、ま、なんていうか、自分の働きに対する意識の持ち方が違うんですね。

決められた就業時間の中で時間を無駄にすまいと、あれやこれや頭を働かせ、

先を先を考え、密度の濃い働きをする人。

もしくは、一つ与えられたらそれをじっくりと時間をかけてやる人。

よく公務員が、一時間で終わる仕事を一日かけてやっている、と悪口言われますが、そんな感じ。

仕事とは言いましたが、オババはパートさんに仕事を振らなきゃいけないのでお願いするんですが、

それは、仕事なんかじゃないんです。

週末の流れの中のほんの一時なんです。だからオババがやるときは、わーとやります。なるだけ時間かけたくないから。

だけど、パートさんにやらせると、それが大層な仕事になってしまうんです。

急ぐってことをしないんです。自分はそれに時間がかかってしまうから前倒しして早めに取り掛かろう、という気持ちも感じられないんです。

 

もう、正直言って、一緒に仕事したくないんです。

一緒にいてストレスを感じるならいない方がいい、と思ったりもします。

その方が動ける人みんな総動員でてきぱきと片付くのではないだろうか?

例のパートさんは、『あら?みんなどうしたのかしら?ま、いいわ。私に誰も何をしなさいと言わないから、高みの見物で』

と、眺めていることでしょう。

うーーーん、オババ、実は前はこういうパートさんだったのです。

やっていることに充実感を感じられず、私はもっとやれるはずだ、と信じていました。

ところが、今の職場に就いてもしばらくはこんな感じでした。他人任せ。誰かがやってくれる。当事者意識がない。

さすがに上司にあれこれ言われ陰口叩かれねちねちつっつかれ、を繰り返されてだんだんわかってきたのでした。

それは、お客様、という形容がぴったり。

お客様だから、これやってもらっていいですか?と言わず、これやっていただけますか?と声をかける。

馬鹿丁寧な敬語を駆使し相手を敬うかの様に見せかけ実は見下す、というとってもひねくれた方法をついつい思いついちゃうじゃない!

頼むから、私にそういうことをさせないでください。

ほかの人と同じようにちゃんと”仕事”してください。

 

 

コメント
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