フィクション『同族会社を辞め、一から出直しオババが生き延びる方法』

同族会社の情けから脱出し、我が信ずる道を歩む決心をしたオババ。情報の洪水をうまく泳ぎ抜く方法を雑多な人々から教えを乞う。

女性特有の症状

2018-06-18 22:55:58 | 美しく生きるという事

女性ホルモンのせいで毎月悩まされる、アレ。 

職場の同僚が、腰が痛いと言うので、どうしたの?と聞いたら、アレ、と言っていた。

あああ、アレか、ソレは大変だ、辛いわ、

ね、量がすごいの、漏れないか気が気じゃないの、

そうだよね、………………。

オババはもうないので、

うわ、この職場でアレはきついだろうな、と思っていた。

女は毎月大変なのだ。

そういう意味じゃ女じゃなくなったオババは、

若い頃と同じ髪型でニコッと笑い、

少しでもお姉さんに見えるように目を輝かせる。

そんな風に努力しているのに、

女じゃなくなったせいか、

どうもオバアチャンっぽく見えるらしい。

しかし、だからと言ってもうアレはこりごりである。

 

役目を終えたアレの寝床をお腹の中に大事にしまい、

少しでもお姉さんに見えるように美容体操に励むオババだった。

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする