秦野、二宮、大磯、中井にものもうす~問題点検証します!

わが町の問題点をあきらかにし、住みよい町つくり。

インタビュー3町長に未来夢

2024-01-04 00:21:41 | 日記

新春町長インタビュー
まちの未来 どう描く
3町の2024年は
タウンニュース

2024年に「オン」したい(加えたい)
ものは?との問いに答える(左から)池田
町長、村田町長、戸村町長

2024年の年頭に際し、池田東一郎大磯
町長・村田邦子二宮町長・戸村裕司中井町
長にインタビューを行った。昨年を振り返
るとともに町の展望を聞いた。聞き手/
小澤香苗大磯・二宮・中井編集長 
※次号以降に続く

大磯町

――昨年を振り返って

「人口減少対策元年として、小学校給食費
無償化、18歳までの医療費無償化、馬場公
園などの公園改修、学校の整備など、施策
を打ち出すとともに『子育てするなら大磯』
というメッセージを発することができた。
昨年3月に町政に対する投書箱を『平成目
安箱』から『まちのこえ』というネーミン
グに変え、これまで年に数通だった投書が
昨年4月〜12月で約120件と増えた。色
々な意見があったが、町政に関心が高まっ
ているという意味でうれしく思う」

――今年、町政に「オン」したい(加え
たい)ものは

「町民一人ひとりが町の主役になれるよう、
町民がまんなかの大磯を目指すという意味
で『わくわく』とした。子育て世代への訴
求をした23年から引き続き、今年は人口減
少対策セカンドステージとして、お年寄り
に健康に長生きしてもらう『住めば健康大
磯』を掲げる。子どもからお年寄りまで
『わくわく』を大切にすることが人口減少
対策につながると考える」

――町民へ一言

「町民の皆さんが輝いていることが町の
魅力になる。魅力的な人が多ければ、
『大磯で暮らしたい』という移住定住に
もつながるはず。大磯町民の皆さんがわ
くわくする一年になるよう、しっかり町
政に取り組んでまいります」

二宮町

――昨年を振り返って

「昨年は新庁舎、(仮称)福祉会館、
ラディアン改修の基本設計がようやく動
き出した。今年はより具体的なイメージ
をお示しできると思う。また、町内の3
つの小学校と2つの中学校が合わさった
分離型小中一貫教育校『にのみや学園』
もスタートした年。カリキュラムの統一
のほか、小中学校の間で交流も生まれた。
不登校などの対策が求められる中、一色
小には一時的にクールダウンしたり、教
室に行くのが難しい子が支援補助員と過
ごせる『ほっとルーム』を設置したほか、
今まで中学校に週1回来ていた心理教育
相談員の常駐日を小学校にも設置した。
その他、町民とのワークショップを経て
作り上げた気候非常事態宣言、子育て産
後ケア事業、移住定住の取り組みなど行
ってきた」

――今年、町政に「オン」したい
(加えたい)ものは

「ラディアン周辺に行政機能が集約され、
町民にとっても憩いの場になる。新しい
居場所ができるという意味で『集う』と
した」

――町民へ一言

「町民の皆さんが世代を超えて集える場
を新しく作っていきます。ラディアンが
できたときもそこを集う場として活用し、
人が動いたことで意味や価値が生まれて
いった。新しい施設もぜひ使い倒してい
ただいて、人が集い活動が生まれる場所
にしていきたい」

中井町

――昨年を振り返って

「昨年8月に人口が9000人を切り、
人口減少の課題は大きくなっている。
とはいえ22年には社会増もあり、住宅
政策や子育て支援、区画整理事業による
宅地化などの移住定住政策をよりきめ細
やかに微調整していった。Iターンの人
も活用できる移住定住推進事業補助金、
結婚新生活支援事業補助金の支給のほか、
18歳までの小児医療費無償化に踏み切る
などの子育て支援を行い、暮らしやすさ
と子育ての両立を中井で実現できるよう
整備してきた。一度は中井を離れた人が
帰ってきて町内で店舗を開業するなどの
動きもある。インター周辺の土地区画整
理事業・土地改良事業や外国籍の町民支
援にも引き続き取り組む」

――今年、町政に「オン」したい
(加えたい)ものは

「コミュニティデザイナーの山崎亮さん
が唱える『縮充』という言葉がある。人
口減少で町を縮小せざるを得ない中でも、
充実を大切にするという意味。また、織
物の言葉として、肌触り良くするために
揉んだり化学反応を起こさせる『縮絨』
という言葉もあり、中井町ではいろんな
方の力を借りながら、町民の化学反応に
よって、よりきめ細やかに充実したまち
づくりを目指す意味を込めて『絨』とし
た」

――町民へ一言

「『応える町政』として課題を共有し
ながら一緒に進んでいきたい」

暮らし守るために一丸
佐藤真署長インタビュー
タウンニュース

2024年を迎え、今年も地域で安心な
暮らしができるよう、大磯警察署の協力
の元、特別企画として「安全・安心のま
ち 目指して」を実施する。特別ページ
の発行にあたり、本紙では大磯警察署の
佐藤真署長=写真=にインタビューを
行った。

--2023年3月に大磯警察署長に就任
した佐藤署長。1年間を振り返り、管
区域である大磯町・二宮町の印象は

「海も山もあり、気候も温和で過ごしや
すい。まちの雰囲気は閑静な住宅街だと
感じています。けんかや酔っ払い、粗暴
犯などもあまり発生しておらず、治安面
も落ち着いているので、計画的に業務を
進めることができました」

--2023年の犯罪の特徴は

「特徴的だったのは特殊詐欺件数の増加
です。22年の1年間の特殊詐欺の認知件
数は5件でしたが、23年では11月末時点
で13件(暫定値)となっています。オレ
オレ詐欺や、「医療費や税金の過払い金
を返す」などと電話する還付金詐欺の増
加が目立ちました。

特殊詐欺にはさまざまな手口があるので、
手口の内容を知っておくことが、未然防止
につながると思います。留守番電話機能を
使う、不審なショートメールは安易に開か
ないようにすることなども大事です。また、
電話のやりとりで少しでも不審に思うこと
があれば、すぐに警察に連絡していただき
たい。特に、遠くに住む高齢のご家族には
日ごろからコミュニケーションをとり、気
にかけていただきたいと思います」

--大磯や二宮には観光客も訪れます。交通
面で気を付けることは

「心苦しいことに昨年、交通事故による死
亡者が出てしまいました。特に、県道71号
(秦野二宮)や国道1号など幹線道路や交
差点での事故が増えています。『子どもや
高齢者が飛び出してくるかもしれない』な
ど『かもしれない』を想定し、いつでも減
速できるようにするなど、危険回避の安全
運転を心がけることが大事です。また、交
差点では四方をよく確認していただきたい
と思います」

--今年の抱負は

「昨年は大磯ロングビーチで歌手の近藤
真彦さんが1日警察署長を務めるイベン
トもありました。こうしたアクティブな
活動で交通安全を啓発できたことはよか
ったと思います。今年も外向きに発信す
る機会をつくって、イベントなどを行い
たいと考えています。

また、自然災害やテロ、殺人など、危機
はいつ起きるか分かりません。まちに住
む皆さまが安心して暮らせるよう、関係
団体と連携し、情報交換を行い、ことあ
らば迅速に対応していきたいと思います。
皆さまの暮らしを守るのが我々の使命です。
今年も署員一丸となって取り組んでまい
ります」

「秦野を森林観光都市へ」
高橋市長インタビュー
タウンニュース

本紙の取材に答える
高橋市長

2024年の幕開けにあたり本紙では、
高橋昌和秦野市長に恒例の新春インタビ
ューを行った。高橋市長はコロナ後の日
常が戻りつつある手応えや市制70周年、
市内4駅周辺のにぎわい創造などに触れ、
「秦野を全国屈指の森林観光都市に押し
上げたい」などの思いを語った。(聞き
手/本紙・渡部賢)

コロナ後の日常に手応え

--2023年を振り返っての感想を
お願いします。

「昨年は新型感染症が5類に移行し、5月
にはだのふるさと大使に就任したLUNA 
SEA 真矢さんが初出演した秦野たばこ
祭や市民の日など、本市を代表する大規模
イベントを盛大に開催することができまし
た。皆さんの活気と笑顔に触れ、コロナ後
の日常が戻ってきた手応えを感じています。

9月には、震生湖が誕生から100年を迎
えました。震災の記憶と教訓を後世に引き
継ぐ大切さとともに、今後いつ起きてもお
かしくないといわれる首都直下地震への備
えの重要性を改めて感じ、防災・減災への
思いを強くしました。

そして、11月には悲願であった産科有床診
療所が市内鈴張町に開院しました。2015
年に秦野赤十字病院が、昨年3月に市内唯
一の分娩取扱施設が分娩を休止した中での
分娩再開は、妊娠・出産から子育て期まで
の切れ目のない支援による”安心して産み
育てられる環境づくり”を大きく前進させ
る一歩となりました。

一方で、一昨年から続く物価高騰は、日々
の暮らしにも大きな影響をもたらしていま
す。家計や事業活動を下支えするため、子
育て世帯や低所得世帯への給付のほか、給
食食材費やLPガス高騰分への支援、省エ
ネ家電買い替えへの補助などを実施してき
ましたが、引き続き、適時適切な対策によ
り市民生活と地域経済を守っていきます」

OMOTANの魅力発信

--2024年の展望と注目の取り組
みを教えてください。

「2027年度に予定される新東名高速
道路の全線開通と秦野丹沢サービスエリ
アの開設を見据え、秦野を全国屈指の森
林観光都市に押し上げる鍵となる表丹沢
の魅力の発信と、『都心から近い山岳・
里山アクティビティの聖地』としての認
知度向上を図っていきます。

表丹沢には、スポーツクライミングや森林
セラピー、収穫・農業体験など、老若男女
を問わず楽しめる魅力が数多くあります。
初めて秦野を訪れた方にもその魅力を届け、
『再び訪れたい、住んでみたい』と感じて
いただくため、はだのふるさと大使などの
高い発信力を活用したPRを積極的に展開
し、『OMOTANファン』の裾野の拡大
につなげます。

いよいよ、1年後の2025年1月1日は、
市制施行70周年です。今年は、『ふるさと
秦野』への誇りと愛着が深まる記念事業の
準備と併せて、プレ事業を開催し節目の年
を盛り上げていきます。11月に本市を会場
に開催される『全国削ろう会』では、歌舞
伎座のひのき舞台やオリンピックの選手村
にも使われた高品質の木材の産地として、
本市の豊かな森林資源を全国にアピールし、
秦野の木に触れ魅力を感じる機会を提供す
るとともに、市内建築関連産業の活性化に
もつなげていきます。

また、地域経済の好循環と地域コミュニティ
の活性化を目的に、来年早々に電子地域通貨
事業を開始したいと考えています。市内での
買い物やイベント参加によるポイント付与と
いった制度設計の検討や利用店舗の募集など、
導入に向けた準備を進めながら、市民の皆様
への利用方法の周知を丁寧に行っていきたい
と思います」

「『丹沢』で広域連携を強化」高橋市長
インタビュー4駅のにぎわい創造

--市政の課題と解決に向けた取り組みに
ついてお聞かせください。

「拡幅整備が進む秦野駅北口前の県道705
号は、2026年度の開通を予定しています。
五十嵐商店や宇山商事の店舗兼主屋などに次
いで、国の登録有形文化財として新たに6件
の登録が期待される歴史的建造物など地域の
資源をフル活用し、『まちづくりビジョン』
で描いた商店や景観、文化を楽しめる”しな
やかな街なか暮らし”の実現に向け、具体的
な実行計画の策定を進めます。

鶴巻温泉、東海大学前、渋沢駅でも、各駅の
特色を生かしたにぎわいづくりを進め、地域
の様々な方が参加する懇話会で出たアイデア
を基に、市と地域が連携して試行的な取り組
みを実施し、その効果などを検証してにぎわ
いの持続するまちづくりに反映していきます。

また、秦野丹沢スマートインターチェンジ付
近の羽根地区で整備を目指す『羽根森林資源
活用拠点(仮称)』では、秦野産木材の活用
による森林観光都市の魅力を体感できる拠点
づくりに向けた実施計画の策定に取り組みま
す。

さらに、女性と子どもが住みやすいまちづく
りを推進するため、産後ケア事業の拡充や児
童ホームの対象学年を6年生までに拡大する
など子育て環境の充実を図ります。

この他、新たな課題にも積極的に取り組み、
行政手続きのオンライン化など市役所を訪
れずに手続きが行える取り組みを拡大する
とともに、カーボンニュートラルの実現に
向け、環境意識の定着・向上を図るための
人づくりを進めていきます」

ふるさと秦野の魅力高める

--市民へのメッセージをお願いします。

「100年に一度といわれるパンデミックを
乗り越え本格的な社会経済活動を展開する年
として、物価高騰対策にも目を配りながら、
”ふるさと秦野”の魅力を高めていきます。

そのために、丹沢・大山の山麓でつながる
市町村との広域連携を強化し、これまでの
自治体間の『競争』から『共創』という考
えの下、地域全体の価値を高めながら、名
水や表丹沢など秦野ならではの魅力を磨き、
市民の皆様が誇りと愛着の持てるまちづく
りに全力で取り組みます。

新しい年が、明るく希望に満ちた1年にな
りますことを心からお祈り申し上げます」

「OMOTAN」をPRするボードを手に
思いを語る高橋市長


関東のいずもさん
初詣は出雲大社相模分祠へ
元日から節分まで「初詣」
ダイコク市
タウンニュース

新しい年を祝う正月。”関東のいずも
さん”として親しまれている「出雲大社
相模分祠」では、元日から節分までを今
年の初詣期間として、正月限定の初詣特
設授与所(大型屋外テント)で、縁起の
良い「立春大吉縁起」「破魔矢」「お守
り」「出雲そば」などをずらりと並べ参
拝者を歓迎している。

出雲神楽の荘厳な音色が響き渡り、新年
初祈祷も毎日受付。参拝者には新年の
「いづも暦」が無料頒布(1万冊限定)
される。正月限定の干支御朱印も人気
(書き置きのみ)。賽銭箱、手水、授与
所も広く大きく、待ち時間も解消。「皆
様に正月を楽しんでもらえるよう、令和
6年もますます力を入れて準備しました」
と話す。【授与所開設】1日〜3日は8時
〜20時まで、4日〜14日は8時30分〜18時
まで。

秦野駅から無料シャトルバス

元日から2月3日まで、ダイコク市の縁日
が毎日実施される。キッチンカーや屋台、
露店も出店。また「元日〜14日」と「2月
3日までの土日」は、秦野駅南口から無料
送迎バスが運行される。詳細は公式サイト
で確認。無料駐車場130台あり。

■出雲大社相模分祠/秦野市平沢1221
【電話】0463・81・1122

【URL】https://izumosan.com

検索 「出雲大社相模」

秦野駅には副駅名「出雲大社
相模分祠最寄駅」がついている

出雲大社相模分祠
秦野市平沢1221
TEL:0463-81-1122
https://izumosan.com

恒例の新春たこあげ大会
1月4日 鶴巻地区社協が
タウンニュース

NITTANパークおおね(おおね公園)
スポーツ広場で1月4日(木)、「新春
たこあげ大会」が開催される。午前10時
から正午。雨天中止。主催は鶴巻地区社
会福祉協議会(宮川邦夫会長)。たこ作
りの材料が用意されているので誰でも参
加ができる。(問)ほっとワークつるまき
【電話】0463・75・8282

出雲大社相模分祠
今年の干支「辰」を石像に
彫刻家・西巻一彦氏が奉納
タウンニュース

鳥居の下に置かれている「辰」の
石像と西巻さん

石を素材にした彫刻家・西巻一彦さん
(64)が手掛けた干支の作品が、今年
も出雲大社相模分祠(草山清和分祠長・
宮司、秦野市平沢1221)に奉納され、
参拝者らを楽しませている。

毎年制作続け11作品目

石の彫刻作品の制作に取り組んでいる
西巻さん。干支の作品は2013年か
ら手掛け、毎年、同神社に奉納されて
いる。西巻さんは11年に血液のがんで
ある悪性リンパ腫に罹患。そのことを
知った同神社の草山宮司が「一年にひ
とつずつ干支の彫刻を作って、必ず
十二支を完成させて欲しい」と依頼し、
同神社への奉納が始まった。

21年に病気が再発したという西巻さん。
定期健診を受けつつ食生活を見直し、
免疫力を高めて創作活動を続けている。
今年の干支の「辰」は11作品目。昨年夏
ごろ、作品のデザインやサイズが決まり、
9月中旬から制作を始めて12月上旬に完
成した。

「赤ちゃんから成人まで幅広い年代の参
拝者が訪れる場所なので、多くの方たち
に親しみを持っていただけるようにデザ
インしました。毎年、作品を楽しみにし
ていただけるのがうれしい」と西巻さん
は話す。

初笑いは文化会館で
タウンニュース

初笑いはクアーズテック秦野カル
ホールで。1月24日(水)、午後7時
から「よしもとお笑いライブin秦野
2024」が開催される。開場時間は
午後6時15分。料金は前売り4000
円、当日は4500円。

出演は、トータルテンボス、チュート
リアル、レイザーラモンほか豪華メン
バー。チケットは会館窓口での直接販
売ほか、チケットぴあ(Pコード523
─200)、ローソンチケット(Lコード
33484)など。問合せは
0570─550─100へ。

 

 

 

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