「キングの塔」神奈川県庁本庁舎、
3月修復完了へ 国指定重要文化財、
2019年台風で塔部破損
2/22(火) カナロコ
3月22日に工事が完了する
「キングの塔」の塔部
=横浜市中区
神奈川県は「キングの塔」の愛称で親しま
れ、2019年の台風で破損した国指定重
要文化財の県庁本庁舎(横浜市中区)の塔
部分の修復工事を進めている。3月中の修
復を目指している。
【写真で見る】
工事前の「キングの塔」の塔部
(県提供)
現在の県庁本庁舎は、1923年の関東大
震災で焼失した3代目庁舎に代わり、28
年10月に建築された。鉄骨鉄筋コンクリー
ト構造(地上5階、地下1階)で、高さ約
20メートルの建物と、その建物から立ち
上がる高さ約23メートルの塔からなる。
洋風建築の建物に、和風の塔屋根を載せた
和洋折衷の「帝冠様式」を採用している。
初の西洋理髪店、横浜・中華街に
あった 発祥地で「ザンギリ頭」風
モニュメント除幕式
2/22(火) カナロコ
関係者によって行われたモニュメント
「西洋理髪発祥の地」の除幕式
=横浜市中区
西洋理髪発祥の地を伝えるモニュメントの
除幕式が21日、横浜市中区の横浜中華街
で行われた。明治初期に日本人が経営する
初めての西洋理髪店が現在の中華街で開業
したことを記念し、全国理容生活衛生同業
組合連合会(大森利夫理事長)が建立した。
モニュメントは中華街大通りの料理店「同
發別館」前の歩道に建てられ、高さ125
センチ、幅80センチのステンレス製。ま
げを切って西洋風に短くそろえた髪形「ザ
ンギリ頭」をイメージし、上部に男性の髪
形がデザインされている。
テニスボール大のイチゴ大福
平塚の和菓子店や生産農家など、
環境にも配慮
2/22(火) カナロコ
環境にも配慮したイチゴ大福の食べ
比べセットをPRする川口社長(右)
と佐野社長
=平塚市花水台の菊毬本店
旬の大粒イチゴを大福で楽しんでもらおう
と、平塚市の和菓子店やイチゴの生産農場
などが共同開発した「いちご食べ比べセッ
ト」を23日から販売する。
好評企画の第2弾で、今回は特大の大福を
入れて生地にイチゴパウダーを練り込んだ。
パウダーは廃棄予定のイチゴが原料。鈴木
製餡(あん)所の佐野正敏社長は「環境に
も配慮した新商品。旬の味を楽しんで」と
話している。
同セットは昨年、異なる品種の地元産イチ
ゴを大福で味わってもらうと和菓子店「湘
南創菓菊毬(まり)」(同市花水台)、荒
井ベジアス平塚土屋農場(同市土屋)、鈴
木製餡所(同市豊原町)が協力して開発し
たもので、神奈川県外から購入に訪れるな
ど人気を集めたという。
第2弾となる今回の目玉は、大粒品種「紅ほ
っぺ」を使った特大の大福。朝どれの新鮮
イチゴを甘さ控えめの白あんと餅生地で包
み、テニスボール大(約190グラム)に
仕上げた。別品種の通常サイズ(65グラ
ム前後)の大福3個とあわせて4個セット
で販売する。
参院選神奈川選挙区 立民・真山氏が
出馬辞退 健康上の不安を理由に
2/22(火) カナロコ
真山勇一氏
夏の参院選神奈川選挙区を巡り、立憲民主
党県連が擁立を決めていた現職の真山勇一
氏(78)が出馬を辞退したことが21日、
複数の関係者への取材で分かった。健康上
の不安が理由という。真山氏が党幹部に出
馬を取りやめる意向を伝えた、という。
県連は1月に真山氏の擁立を決め、党本部
に上申していた。県連は同選挙区に公認候
補2人を擁立することを決めているが、真
山氏が辞退すれば選考は振り出しに戻るこ
とになる。
同選挙区は改選数4と非改選の欠員1を合
わせた計5議席を争う合併選挙となる。
『しらすどん』原画展&講演会
タウンニュース
小田原市内在住で絵本『しらすどん』の
作者、最勝寺朋子さんの絵本原画展と講
演会がミナカ小田原6階の駅東口図書館
で行われる。入場無料。
原画展は3月5日(土)から20日(日)で、
講演会(先着20人)は13日(日)午後2時
から。申込は2月21日(月)から同図書
館に直接または電話(【電話】0465・
20・5577)で。
鮮魚のプロがライブ配信
魚國 永野さん刺し盛講座
タウンニュース
配信ライブに登場する永野さん
鮮魚店スタッフが魚の選び方から魅せる刺
身の盛り付け、魚屋ならではのこだわりを
インターネット配信する「インスタ刺し盛
ライブ」が2月26日(土)午後3時30分か
ら行われる。
鮮魚店や魚料理に気軽に触れてもらおうと、
小田原さかな普及の会が実施するこの企画。
(株)魚國商店の鮮魚部本店に勤める永野
清香さん=人物風土記で紹介=が講師を務
める。配信はインスタグラム「小田原の魚
ブランド化・消費拡大協議会」アカウント
で行われる(事前フォローで配信通知あ
り)。(問)市水産海浜課
【電話】0465・22・9227
体育館は開放継続
北足柄小閉校後も
タウンニュース
今年度で閉校する北足柄小
南足柄市は2月14日、今年3月31日をもっ
て閉校する北足柄小学校(内山1051)
について、体育施設は4月1日以降も従来
通り利用できるようにすると発表した。た
だし、グラウンドについては年間利用者が
少ないことから他の施設で対応できると判
断し、開放は行わない方針。
市は「引き続き、児童・生徒をはじめ、多
くの市民の皆さまにスポーツを楽しんで頂
けるように努力して参ります」と話してい
る。
松田町の移動スーパー
大井町でも10拠点で展開中
タウンニュース
商品を購入する高齢者
(大井町社会福祉協議会提供)
2016年から官民連携事業として松田町
で始まった買物支援事業・移動スーパー
「くるまつくん」。専用車両が生鮮食品
や生活必需品など約400品目1千点を
積んで事前に決められた拠点を回り、地域
の買い物をサポートしている。買物に行く
ことが困難な高齢者や障害者の支援のほか、
ドライバーによる地域住民の見守り活動を
兼ねているのが特徴だ。
大井町では、18年度に町社会福祉協議会が
町内の要支援者等を対象に買物についての
調査を実施。「買い物先が遠くて行くのが
大変」「店に行って買いたい」「移動販売
車に来てほしい」など、松田町と同じ課題
があることが浮き彫りになった。そこで、
先に移動販売が行われていた松田町に協力
を依頼。昨年4月から同町内でもサービス
が開始されることになった。
大井町での販売は松田町での運行と重なら
ない毎週水曜日で1拠点につき10〜15分。
事前にドライバーに商品を注文し拠点で購
入できるなど、利用者に寄り添ったサービ
スもある。同社協によると、昨年4月実施
から今年1月末までに、運行1日あたり平
均約20人前後の利用者があり、販売額は平
均4万円前後で推移しているという。
サービス開始後、利用者の声を受け、この
2月からは「JAかながわ西湘大井支店」
が加わり、大井町は現在全10拠点に。新た
な利用者も増えているという。社協の担当
者は「定期的に調査を行い、買物に行くこ
とが困難な高齢者などのニーズに応えられ
るよう、調整し、拠点の見直しや新規設置
なども対応していきたい」と話した。