高齢者の暮らし、あれこれ

親の介護が一段落し、介護予備軍の夫との日々

『泣くこと地頭には勝てず』的な?

2021-10-04 07:04:04 | 夫のこと
いよいよ、
薪置き場移転に向けての準備が始まった。 

新しく借りた土地に、薪置き場を作る。
新たな “地主さん” が、
「以前薪小屋に使っていた丸太があるから、好きなように使って。」
と言ってくれた。 

夫、私、そして助っ人の友人で下見に行った。
この友人、
夫とは会社の同期で、半世紀に渡っての付き合いである。 

主導権を握りたがり、
時々夫は腹をたてることもある。
薪小屋作りの話をすると、
「じゃあ、俺も手伝うよ!」

夫は、渋い顔。 
色々口出しされるのが、面白くないのだ。
だ、そこは大人の対応。
やり方は全面的に任せるよ。
俺は手伝うだけにする。 

友人は張り切って、
丸太を使っての設計図まで書き、
ホームセンターへ足を運び、
必要な資材も見てきてくれた。 

何回か家に来て、
段取りを説明してくれた。
あいつ、何しに来るんだ?
説明は聞いたのに。 
一緒に話したいんだよ。
楽しく薪小屋作りをしようよ。 

そして、
土台を買って、丸太を切るチェーンソーも用意し、
作業開始、となって直ぐ。
丸太は面倒だから、パイプで組み立てたい。

えっ?今更?

夫は、
地主さんが作った、パイプの薪小屋を見てそう言った。
その薪小屋は、
「こんな感じに」と “お手本” に何回も見ていた。

が、
俺は初めて見た!
え〜、前から見てたじゃない。
私が「こんな風にって言ったよね」
俺は、見ていなかった!
・・・・・・ 

じゃあ、話し合いの時に言ってよ!
つい声を荒げてしまった。 
と、
友人は、「じゃあ、パイプでやるか!」

まったく!直ぐ忘れるんだから!
友人に愚痴ってしまった。 
「大変だなぁ」と一言。

そして、
夫を責めることもなく、パイプ仕様に変更。
夫は、不貞腐れてその辺をうろうろしている間、
友人と二人、材料調達の話し合い。 

「じゃあ、出直しってことで。」
早々の解散となった。

夫は、
その日1日不機嫌だった。 
が、翌日には機嫌が直り、
友人に悪いことしちゃったな。
と、反省しきり。

友人も夫の病気のことは知っていて、
それなりの対応をしてくれた。
ありがたいことだ。 










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