会社を卒業したのんちおじさん。

人生は知恵と工夫と思いやり!
優しさほど強いものはなく、本当の強さほど優しいものはない -ラルフ・W・ソックマン-

超常現象

2014-08-09 20:11:50 | いろんなこと
HK-BSプレミアムで「超常現象」というのをやっていたのを観たことがあります、セミ・ドキュメンタリー形式で幽霊、生まれ変わり、透視、テレパシー、臨死体験・・・・、などなど。

民放が年に1,2度取り上げる題材です、ビートたけしがMCをやる「Xファイル・・」が面白くてこれも必ず観ます、肯定派の荒唐無稽とも取れる言い回し、対して否定派の怒らんばかりの物言い、これが実に面白いのです。

ここに毎回出てくる大槻某という学者がいます、オカルト関係の説を徹底的に批判することで有名ですが、困ったことに専門外のことまでも否定することでも有名な人です、自分で見たこと、体験したこと、科学で証明されたこと以外のことをすべて否定する学者です。

否定の仕方も怒ったような、吐き捨てるような言い方をします、学者とはとても思えません、まあこれもひとつのパフォーマンスとも取れそうだが…、こうすることで色々実入りもあるのでしょう、良いアルバイトになりますから、でも本当に科学で証明されたことこそがすべてと考えているとするならば哀れですね。

例えば宇宙、これの構成物質で今の科学で解明できているのはわずか4%に過ぎないという事実、このことは当然某氏も知っている筈ですね、科学者なのだから、なのに森羅万象すべての物やことが分かったつもりでいます。

この番組でも言っていましたが古代、日食というものは理解を越えた自然現象であったはずです、現代人はその理屈を知っているから不思議とは思いません、未だ解明できないでいることも数百年後誰も不思議とは思わないことになっているかも知れないのです。

科学で証明出来ないことは現実ではないから事実ではないという、このことは言い換えれば「無知」であることに他なりません、「無知」は決して恥ずかしいことではない、恥ずかしいのは自分の「無知」に気が付かないことなのです、これは「無知」を通り越して「無恥」そのものです。

そして何よりも大切なのは知らないことや解らないことがあることを謙虚に受け止めることではないかと思います、特に科学者は。

あることを科学的に証明した人は前出の某氏と違って「証明されていないから信じない」と止まっている人ではなかったわけですね、止まっている人は科学者でも何でもなく我々と同じ普通の凡人ですね。