会社を卒業したのんちおじさん。

人生は知恵と工夫と思いやり!
優しさほど強いものはなく、本当の強さほど優しいものはない -ラルフ・W・ソックマン-

フィギュアスケート日本選手権

2007-12-30 08:06:59 | いろんなこと
おとといフィギュアスケートの全日本選手権をやっていました。

実はフィギュアスケート自体まるで興味がなかったのですが昨年のイタリア・トリノの「荒川静香」選手の金メダルの演技を見てからこっち、俄然その素晴らしさに虜とまではいきませんが興味が湧いてきました。

おとといの女子の演技にはただただ魅了されてしまったわけです、誰もが素晴らしかったです、「浅田真央」選手の演技を見ていて気がついたのですが体が大きくなっているせいもあるのか今までは「女の子」の演技としか見えなかったのが「女のひと」の演技に見えつつあったことです。

「中野友加里」選手も一番の出来だったし「武田奈也」選手の笑顔は最高でした、そして何よりも「安藤美姫」選手がほぼ100%の出来だったのがとてもうれしかったですね、「村主章枝」選手が実力を出し切れなかったのはとても残念でしたが彼女はこのままでは絶対引きさがらないでしょう、必ず復活してくるでしょう。

今回共通して言えることはみんなが本当に「スケートを楽しんで」いたように見えたこと、素人が見てこれが一番わかりやすかったしうれしかったです。

仕事納め2

2007-12-29 22:30:46 | いろんなこと
今年は人の入れ替わりが非常に多かったです。

結局男性は2人増員で辞めた社員はいなかったのですが女性は7人が辞め6人が入社しました、つまり一人欠員状態です、これほど荒れた状態なのにバ○の一つ覚えの如くただお金をかけて募集をかけるしか能がないのです。

わが部署も以前と言っても10年にもなるだろうか私を含め5人ほどいたのですが一人が拠点に配置換え、一人いた女性業務が寿退社して以来増員の話は一度も出たためしがありません。

いずれにしても働く意欲満々で入社してきているのにそれを受け入れる体制がまるで出来てない、100%その人の能力に頼り切らなければならないこのシステムが続く限り今後もこんな事の繰り返しなのでしょう。

せっかく来てくれた人たちがきちっと教育を受ける機会もなく何人も辞めていくのは本当に悲しく残念でなりません。。

その費用たるや尋常ではないはず、定着してくれる社員が見つかるまで今居る社員はその費用も稼がねばならないわけです。

優れたシステムを構築しなおすには大変な費用がかかるでしょう、でもこれは一時期だけのことで今年のように何度も何度も募集をかけたり・・それが毎年のようだったらはるかにシステム再構築をしたほうが安く上がるはずなのです、3年先、5年先、10年先を見てお金をかけるのが経営者のやることじゃないのでしょうか?

仕事納め

2007-12-29 18:22:51 | いろんなこと
昨日で仕事納め、年を追うごとに一年が早く過ぎていきます。

そして大掃除が終わる時間も年々早くなっています、つまり年々手抜きをしているということになります。

例年の如く今年も「ごますり」は自分から事を始めることができないのです。

一番上の部分にはたきをかけて床に置いてある商品を棚に並べながら上から下へとやっていき、床には空いた段ボールやビニール袋なんかを無造作に放り投げて行きます、「ごますり」が隣の列で同じことを始めました、だが隣の列は比較的大きな商品ばかりなのであっという間に終わってしまいます、気が付くとこっちで散らかした床の段ボール等を集め、ゴミを掃き集め、ダンボールを手でちぎり始めました。

あのねえ、まだ10時にもなってないんだよ、ハタキもかけ終わってないんだよ、掃除っていうのは上から下、奥から手前という風にやるんですよ、20数年これを繰り返しているのです。

結局「ごますり」は「ダンボールをちぎる」ことと掃除を始めた早々に何の役にも立たない「はき掃除」をしただけなのです。

スピーカー

2007-12-22 10:50:29 | オーディオとか・・
スピーカーを作るのは非常に難しい、と言っても家庭用のは作ったことはありません、構造が非常に簡単ですが結果が如実に表れるのでとても怖くて作る気になれないし失敗作をたくさん置いておく場所もありません、でも車用にウーファーを作ったことがあります。

ある本にウーファーの作り方が載っていてそれは今は亡きその筋ではつとに有名な「長岡鉄男」氏の記事でした、一番好きなオーディオ評論家でした、この本は車の本なのですがオーディオ評論家に騒音の権化ともいう車室内でいい音で聴こうなんて考えている人はいるわけがないと思っていたのですがこんな有名人が車用の物を作ろうと書いた記事だったので正直驚きと感動を覚えたものでした。

20年ほど前は車載用のウーファーなんて売ってはいましたがとても高価で買う気にもなりませんでした。

そこでその記事に従って「ドイト」に行って板をカットしてもらい、会社の出入り業者の伝で低音域のみを再生するのに必要なコイルやコンデンサやスピーカーを手に入れて作りました。

出来上がったのは超弩級の迫力がありました。

スピーカーの数は家庭用の16㎝のフルレンジを四つ使いました、車載用と謳っているものは耐環境性を考慮して作ってあるのでとっても高いのです、それとカーステレオの出力インピーダンスは皆4Ω、それに対して家庭用はそのほとんどが8Ω、このままでは効率が非常に悪いです、そこで8Ωを2本並列に繋いで合成インピーダンスを4Ωにして合計4本にした次第です、それに口径は小さいほうが音の追従性が良いのです。

低音域に指向性はほとんど無くどこにおいても構わないので出来上がったものをトランクに押し込むと横幅も高さもほぼトランクにフィットしました。

そして音楽を鳴らしてみます、正直驚きました、それまで腰砕けで音質なんて云々できるレベルでは到底なかったのに十分な低音が再生されるとこうも違うものなの・・・、ロックは言うに及ばずクラシックの重低音は車全体を揺さぶるほどのオーケストラ並みの迫力でした。

DAT

2007-12-22 09:52:07 | オーディオとか・・
DAT(Digital Audio tape)レコーダーは1990年代初め(だったかな?)にSCMS(Serial Copy Management System)によって一世代に限ってデジタルによるコピーができるようになって製品が一般に出るようになったのですぐ飛びつきました、高かったです、とっても・・。

当時まだカーステレオと言えばカセットやFMチューナーぐらいでCDプレイヤーはかなり高価だった記憶があります、乗用車と言えどカーステレオはほとんどオプション設定で標準装備ではなかったのです、逆に言えばお仕着せではなく好きなメーカーのものを選ぶことができ、既設の物を外してそれが無駄になることも少なかったわけです。

それで少し奮発してカセット、FM、CDプレイヤーが一体になったやつを買って付けたのですがCDは音飛びすることもあるし演奏が終わると交換する手間があります、DATは最長2時間までのテープがあって音飛びが全くなかったので車用の装着キットも合わせて購入して好んでそれを聴きました、ただ、デジタルをそのまま取り込む術はなかったのでカセットパック経由でした。

このDATで職場の店頭で私が作ったアンプに繋いでいつもクラシックを鳴らしていました、なお、購入してから10数年経ちますが未だ新品同様です、今ではほとんど使うことはなくなりましたが手放す気にはなれません、生録音に使えばCDよりも良い音で録音できるのだから・・。

購入当初どこに行ってもテープが売ってなかったのです、どこの店員も「DAT」という言葉さえ知らなかったのです、ただ幸いなことに勤め先は電気関係なので入手には困りませんでした、しかも安く・・。

最近になってPCMレコーダーなるものが出回り始めたがそれまではDATが一般に手にできる最高の録音機だったのです。

ハウリング2

2007-12-18 18:42:44 | オーディオとか・・
私が取った対策は塗料のスプレー缶の蓋を4つと、プレイヤーの脚の部分の幅*奥行の大きさの井桁を自分で作り、それとテニスボールを4つ。

まず井桁の四隅の部分に当たる位置にスプレー缶の蓋を上向きに置きその上にテニスボールを載せ、その上に井桁を載せ、その上にレコード・プレイヤーを載せたのです、水平を保つために水準器を使ってテニスボールの空気入れで空気を調節して水平を保ちました。

これでハウリングを抑えることができました、でもこれにはひとつ欠点があるのです、それは一週間もしないうちにテニスボールの空気が抜けてくるのです、始めのうちは豆に調節していましたがそのうち面倒になって直置きに戻してしまいました、そして音量を余り上げずに聴くことにしました。

なぜハウリングが起きるのか?これはタイムラグの問題です、音の入り口から出口までの経路が長いとハウングが起きやすいのです、その証拠にPHONO入力が付いているラジカセを蓋をしたレコード・プレイヤーの上に載せてがんがん鳴らしてもまったくハウリングは起きなかったのです。

今時レコードを聴く人はかなりの少数派なのでハウリング対策なんてしている人はいないでしょう、でもハウリングの対策や音の聞こえ方を調整するために家具を動かしたりして満足が行く状態になったときって部屋全体の音響特性がフラットに近くなるんだそうです、つまり文字通り「リスニングルーム」になるんです。

ハウリング

2007-12-18 18:42:07 | オーディオとか・・
音楽を大きな音で聴いていると「ハウリング」という現象が起きることがあります。

本来の意味は犬や狼が遠吠えすることですが演壇でマイクで話していて稀に「キ---ッ」とかいう耳をつんざくような非常に不快な音が出ることがあります、これはスピーカーから出た音をマイクが拾ってそれが増幅されてスピーカーから出て、それをまたマイクが拾って・・・を繰り返すのが原因です、これを放っておくとスピーカーやアンプなどが破損することもあるとても怖い現象です。

オーディオにおいては超低音が増幅されて他の正常な音を汚し部屋全体が揺れるような振動を伴います、もちろんこれも放っておけばそれぞれの高価な機器類の破損を招きます。

その昔私の部屋はハウリングを起こさないか、また起こさないような部屋にするためにはどうすればよいかなんてことを一生懸命やったことがあります、どんなことをやったかというと・・・。

まず、ハウリングが起きるかどうか・・。

音楽を聴ける状態にしてターン・テーブルにレコードを載せ、モーターの回転を止め、針をレコードの上に降ろします、その状態でアンプのボリュームを徐々に上げて行きます、するとハウリングが起きやすい部屋の状態の場合超低音と供に振動が起き始めます、この状態でハウリングが起きるのははっきり言って悪い状態です。

ではフルボリュームでもハウリングが起きない場合はどうか、上の場合よりはとりあえず増しだが問題はこの状態でターン・テーブルをコンコンと叩いてみるとどうなるでしょうか、「ウワーン」と音が出始めればそれはハウリング、ハウリングが出ないときはコンコンたたいてもその「コンコン」が増幅されるだけ。

私が取った対策は・・・

4チャンネル

2007-12-16 15:18:36 | オーディオとか・・
30年ほども前のことになるでしょうか、世の中いきなりステレオと言えば猫も杓子も4チャンネルという時代がありました、各社各様好き勝手な仕様で4チャンネルステレオを売っていました、何とか定数というのを各社が勝手に決めてうちのは他社より優れていると売っていたのです、ちなみに4チャンネルステレオとはスピーカーを4つ使って再生する方式です。

結局すったもんだの挙句ようやく規格を制定したのですがその頃にはユーザーが完全に離れてしまっていました、ユーザーを完全に無視したメーカーのエゴのぶつかり合いだったわけです。

決まった内訳はVictorの「CD-4」とSONYの「SQ」とその他大勢の「RM」方式。

「CD-4」とは(Compatible Discrete-4チャンネル)
「RM」とは(Regular Matrix)つまりその他大勢ということ
「SQ」は知りません。

「CD-4」はフロント側2チャンネルの音は通常通りレコードに記録します、リヤ側2チャンネルはフロント側の音源に影響を与えないような十分に高い周波数でFM変調をかけて記録し、専用のアンプで復調する仕掛けになっていました、理論上この方式が唯一4チャンネルを完全に分離したまま記録再生できるのです。

「RM」はよくわからないがどのチャンネルが今一番重要かという感じで定数の重み付を決める感じなのかな。(かなりいい加減)

「SQ」は針の時計方向、反時計方向に意味を持たせるといったような記憶があります。

私の兄はかなりの新しいもの好きで訳も分からず巷で評判になっているものにすぐ手を出すという人間でこのときもお約束通り買いました、私は仕組みとか理屈とかを知りたがるほうなので自分にどれがいいと聞くのでもちろん「CD-4」と答えた。

今ではいくつかのサラウンド方式があるのは周知の通り、一番お手軽なのがスピーカー・マトリックス、これは配線を変えるだけで済むしそれなりに雰囲気に浸れます。

でもドルビー5.1チャンネルやdtsを聴いたらかなうわけがありません、今はSA-CDなんかでそれが聴けます。

FMステレオ

2007-12-16 14:28:58 | オーディオとか・・
FMは今ではステレオ放送が普通ですが、その昔買ったラジオでステレオ放送を聴けるものは少なかったです、所謂「ステレオ」と言われるセットものとかFMチューナーを買ってアンプに繋がなければステレオ放送をステレオとして聴くことはできなかったのです。

学生の頃はエア・チェックと言ってFM放送をカセット・テープに録音することが流行っていました、外に持って出て聴けるメディアとしてはカセット・テープ以外になかった時代でした、レコードは学生にとって決して安い買い物ではなかったからそう簡単に新譜を買うことはできなかったからFMはいち早く新譜を流してくれたので財布には優しかったのです。

そんな日々を過ごしていた頃ふと、「FMってなんでステレオで聞こえるんだろう?」という疑問が湧いてきました。

いろいろ自分なりに調べてみたら38KHzのマルチプレックスで左右の音を交互に電波が発信されていて受信機が38KHzのマルチプレックスで復号するという仕組みです。

簡単に言うと1秒間に38,000回ほれ右、ほれ左、ほれ右、ほれ左、・・・と交互に発信し、それをFMチューナーが38,000回ほれ右、ほれ左、ほれ右、ほれ左、・・・と交互に受け取るということです。

へー、なんか大変なことやっているんだなあと感心したことを覚えています。

アンプ

2007-12-16 12:42:24 | オーディオとか・・
ステレオのアンプは何台作ったでしょうか?10数台は作ったかもしれません、みんなキットばかり、でもたった一台だけ完全に手作りしたアンプがあります、真空管式で箱もアルミの板を買ってきて罫書きして折り曲げて作りました、今でも多分音は出るんじゃないでしょうか、そして今でも手元に残っているのはこの一台だけ、あとはどこかに行っちゃいました。

会社に持って行って店頭でDATに録音したクラシックを鳴らすのに使っていたのもありました、これはとても音がよく、完全なA級アンプだったから滅茶苦茶電気を食べました、とても家では電気代が負担になって使う気にはなれませんでした、夏は猛烈に熱い、だけど冬はストーブ代わりになりました。

今でも真空管の需要は趣味のレベルではあるんでしょうね、日本では既に10数年前に真空管の製造は中止されたと聞いたことがあります、今は輸入品しか手に入らないのでしょうか、でもこういう世界はお金はいくらでも出すから中古品でも欲しいという人たちがうじゃうじゃいるのです。

45-45方式

2007-12-15 13:18:38 | オーディオとか・・
ステレオで録音されたレコードも現実には再生できます、録音時にある細工を施してあるからです、それはどんなものか?

要するに左右の壁にそれぞれ両方の音の成分を録音しちゃったのです、それじゃモノーラルじゃないかって?

頭の良い人はいるものでそれぞれに左右の音のプラス成分とマイナス成分を記録したのです、それをアンプ側で演算して出力するというものです、具体的には以下のようになります。

右側の音響成分:(R+L)+(R-L)=R+L+R-L=2R

左側の音響成分:(R+L)-(R-L)=R+L-R+L=2L

この計算式を見たとき「あっ」と思ってしまいました、ただただ感心することしきりだったのを覚えています。

ちなみにこれを「45-45方式」といいます、この45と言うのはレコード盤面に対する振幅方向の角度のことです。

レコードのこと

2007-12-15 12:40:50 | オーディオとか・・
社会に出て自分でお金を稼ぐようになってステレオ・アンプ・キットを買ってきました、既成のものを買うよりも安かったし作ることが何より好きだったのです、完成して初めて音が出た時はとても感動したのを覚えています。

そのうちこんな疑問が沸いてきました、「レコードの溝は一本、なのになぜステレオになるんだろう」ステレオとは言うまでもなく簡単に言ってしまうと左右別々の音が出ることです。

理屈は簡単、レコード溝は断面がV字型をしています、ステレオ用のピックアップ・カートリッジは標準的なものはV字に直交する様な角度でマグネットやコイルが付いています、V溝の右側が移動すればそれに従ってそれに直交するマグネットやコイルが動き発電しその電力をアンプに導いて増幅してスピーカーを鳴らせばよい、左側が動けば同様に左側が・・という具合です。

でも実際はそういう簡単なものではないく、当時まだモノーラルの電蓄がかなり出回っていてそれとの互換性を考慮しない訳には行かなかったのです。

モノーラル・カートリッジは左右に針が動く時に発電する構造になっています、ところがステレオ・カートリッジは上下左右で発電するしステレオで刻まれたレコードに針を乗せれば当然上下に動きます、ステレオ録音されたレコードをモノーラル用のカートリッジで再生しようとしても上下で刻まれた音を再生できないのです。

RIAA

2007-12-15 11:58:22 | オーディオとか・・
今でこそステレオなんて当たり前でそれを意識することもないし今の人たちにとってステレオという言葉自体馴染みがなく死語になっているかも知れません、今は「サラウンド」の時代。

レコードを作ったりそれを再生するにあたってある約束事があります、それは[RIAA規格」と言われるものです。

レコードの物理的な録音再生特性の制限から録音時は低音域のレベルは低く高音域のそれは高くし、再生時はそれとはまったく逆の特性で再生するというのが大まかな「RIAA規格」のうちのひとつの約束事。

もともと低音域はその振幅エネルギーが大きくレコードに刻まれる溝自体が大きくなってしまうのでそれを避けるために低レベルで録音し、高音域はエネルギーが小さいので高レベルで録音します。

このまま再生したのでは低音がまるで出ず高域はシャーシャーという感じになるので再生時にはこれと全く逆の特性で再生します、これで低域はしっかり再生でき高域特有の「サー」とか「シー」という雑音を圧縮して耳につかないようにするわけです。

これを「(逆)RIAAイコライザーカーブ」と言います。

理論上は再生時完全にフラットになるわけですがもちろんIT技術のない昔のことだから実際には絶対にフラットにはならないのです、回路技術や半導体素子の選び方でその特性はいろいろと個性が出てきます、これがプリアンプやフォノ・イコライザー・アンプの個性になるのです。

マランツ#7やマッキントッシュC-22なんてのがつとに有名で未だに数十万円もします。

ステレオ事始め

2007-12-15 11:10:51 | オーディオとか・・
幼少の頃より何かを作るのが好きでプラ・モデルをよく作ったものです、面倒くさがり屋でプラ・モデルのようにお膳立てされたものを作るのが好きでほとんどないところから何かを作るのは嫌いでした。

まだ学生だったころ小遣いを貯めてレコード・プレイヤーを買いました、もちろんこれだけでは音は出ません、お金がないのでアンプを買えません、でもせっかく買ったレコード・プレイヤーが愛おしくて仕方がなく、説明書を端から余すところなく何度も読んだり・・、レコード・プレイヤーの取扱説明書なんて構造がいたって簡単なものだからあっという間に読み終えちゃうのです、多分空んじてしまったかも知れません。

電源を入れてレコードをターン・テーブルに載せて針を落としてみる・・・、音なんか出るわけがないのです・・そこであることを思い出しました、小学生の頃月刊の漫画雑誌を取っていました、「鉄腕アトム」とか「鉄人28号」が連載されていた「少年」っていう雑誌です。

それに毎回付録が付いて来ました、紙が主体の工作ができるやつです、あるとき「フォノシート」が付いてきてそれにセロファン紙にアルミニュームのレコード針を付けたやつを乗せて手で「フォノシート」を回してそのセロファン紙から音が出るという付録でした、今考えると想像を絶するほどの暴挙とも言えるような付録でした、でも実際に結構大きな音が出たのです。

そのことを思い出してレコード・アルバムに必ず入っているライナー・ノートの角の部分を回転しているレコード溝に沿って当ててみました、してやったり!音が出たのです、何をバカなことをと言われるかもしれませんがそんなことしかすることがなかったのです、アンプとスピーカーを手に入れるまでは。

電蓄と言われたレコード・プレイヤーはあったので聴くことが出来なかった訳ではなかったのですが電蓄はモノーラル、私としてはどうしても「ステレオ」で聴いてみたかったのです。

長足の一歩

2007-12-15 08:29:05 | (非)常識のページ
昨日、午後4時過ぎ忙しくしていた時社長が書類を見ながら私の方へ歩いて来ました、何か用がありそうでしたが私が忙しそうにしていたのを見て取ってそのまま普段の社長の居場所の経理室に戻って行きました。

終業ベルが鳴って一段落していつものようにベンダーで買った紙コップに入ったコーヒーを自分の席でゆっくり飲んでいたらまた社長が近付いてきて手に持っていた印刷された紙を見せてくれました、嫌な予感がする、また間抜けな仕事をやって客からクレームが来たのかな?

その印刷物を指し示しながら話し始めたのは自社システムの商品マスターに関してのことでした。(ほっ!)

今度商品マスターをシステムに簡単に更新、反映できるソフトを組み込むのだという話でした、システムメニューからそれを実行できるようにするというのです、ということは社長の気分で・・ということがなくなり必要な情報を必要な時に反映できるということになります。

やればできるじゃないか、長足の一歩ですね、苦節?十年やっと「ふつー」の環境になるわけです、これでシステムメニューにあるのに誰一人過去に一度も使ったことのない「見積もり」を使えるようになるかも知れません。

ふ~ん・・・、あっそー、んじゃ今、自分が手入力している一万件超のデータ入力はまったくの無駄な仕事?でしたね。

なんか力が抜けて怒る気にもなりません、まあこんな無駄な仕事をさせて給料を払うのは会社だからどうでもいいですけど・・。

数十時間という自分が費やした無駄な時間に払うお金をみんなが一生懸命稼いでくれたことになります、嬉しい限りですね、しかもそれとは別に恐らく数十万円かけて今回のシステムバージョンアップをするのでしょう。

原価意識が丸でないのです、すべての「物、人、行動」にはコストが掛かっているんです、だからそれの元を取るために効率のよいシステムを作らなければならないのですよ。