秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

閉業のお知らせ

質店は2021年8月に閉店いたしました。 昭和21年9月創業で75年間にわたりご愛顧賜りありがとうございました。

もうすぐ締め切りやのに・・・

2006-05-30 | 保護観察
月末は経理の仕事も立て込んでいるのというのに、保護観察も報告書の締め切りがやってきます。このごろとみに月日の流れが早く、1ヶ月たつのはあっという間です。

保護司の仕事は、保護観察と環境調査の2種類の仕事があり、どちらも報告書提出が義務付けられています。

環境調整とは、いま刑務所や少年院などの塀の中に入っている人が、仮釈放で出所してきた時に備えて、引受人の元へ出向き調査し報告、これが仮釈放の際の判断の材料の一つとなります。

保護観察には種類があり、それほど大きな罪でなくて保護観察処分に付された少年が1号観察、次に少年院から満期以前に仮出院してきた少年を2号観察と呼んでいます。

3号観察は刑務所を仮出獄してきた成人、最後に塀の中に入らずに社会内処遇といって執行猶予になった成人です。

保護観察経過報告書は毎月、何日に会ってこんなことを話したとか、仕事は頑張って行ってるとか、家を訪問したら家族がこうだったとか、などなどを記載します。

今は3人を担当していますが、悲しいかな、2人が連絡つきません。

一人は去年暮れから会ってなくて、母親は今月半ば足の手術をしたのでお見舞いに行きましたが、本人とは連絡がとれません。
2月から所在不明です。

もう一人は先月まで気持ちよく面談できてたんだけど…
4月下旬の深夜、「相談したいことがあるんですけど、迷惑ですか」というメールを受信。

翌朝気づいてすぐに返信したけど、その後応答なし。
今月の報告書を書くにあたり、携帯に電話をかけたけど、「お客様の都合によりお繋ぎできません」

いつぞやの事件おこした青年が、保護観察中にもかかわらず所在不明云々ということがニュースで報じられていました。

これはほんとによくある話。
この10年間に担当した事犯のなかで、途中で所在不明になった人がどれぐらいいたことか。

そして所在が判明した時はたいてい次の事件をおこしていることが多い。
何も問題なければ、たいてい顔を見せに来てくれます。
それだけにものすごく心配しています。

この仕事をしていて、もう一つ大きな特徴は、担当者の携帯電話番号がすぐに変わることです。

番号変えたら、皆に知らせるの大変やからというのが世間一般の通念です。

しかし彼らはすぐに変わります。
携帯使用料が払えなくて止められたり、仕事によっては携帯を使い分けていたり、番号を変えることがなんともないのです。

そのたびに登録を変更して、いったいどれがいきてる電話かわけがわからなくなることもしばしば。

ずぅ~と同じ番号で、きちんと来てくれるようになったときが卒業です。