秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

閉業のお知らせ

質店は2021年8月に閉店いたしました。 昭和21年9月創業で75年間にわたりご愛顧賜りありがとうございました。

一夜飾りは縁起が悪い

2009-12-31 | 日々是好日
昨夜30日が仕事納めで、夕刻家に帰って真っ先にしたことは、しめ縄を飾ることでした。
12月20日に去年同様、旧中西家住宅で催された「しめ縄作り」に参加してきました。
1年経てばすっかり作り方忘れてました。
やっぱりしめ縄のねじり締める方向を間違えていました。
これならお迎えするのではなく、家に結界をはってしまい入って来れなくなります。
またまたご指導の砂原氏の手をわずらわせて、作り直してもらいました。

  

  


ウラジロとダイダイをすでにスーパーで購入しておいたので、それをしめ縄に取り付けるだけなんですがこれが微妙に難しい。
いじくりまわしている間に、橙の葉つき部分が取れてしまい大慌て。
いかにも付いている風にみせるのに苦労しました。

しめ縄を大晦日31日に飾るのは「一夜飾り」といい縁起が悪いことは昔から聞いていました。
神を迎えるものを一夜で飾ると誠意に欠けるということから嫌われました。

お正月にお迎えする神様とは、
家々に一年の実りと幸せをもたらす五穀豊穣の神様「年神様(としがみさま)」です。

みんなのご先祖さまとも言われていて、お正月になると、天あるいは高い山の上から降りて皆々のおうちに来てくださるのだと。

御年神(おとしがみ)
大年神と香用比売神(かがよひめのかみ)の間の子とされています。

大年神(おおとしがみ)
素戔鳴尊(すさのおのみこと)と神大市比売(かむおおいちひめ)の間に生まれた子供が大年神(おおとしのかみ)とされています。
大国主命に協力して国土経営をされた農業神であり、稲作・五穀豊穣の神とされています。

大年神と御年神は、神話の系譜では親と子の関係とされていますが、「大」も「御」も神をたたえる語で意味に違いはなく、両神とも基本的に「年神(歳神)」ということなんだそうです。

すくなひこな

2009-12-29 | 古代史のミステリー
北浜界隈でもう一箇所訪れた場所は船場の道修町(どしょうまち)にある少彦名(すくなひこな)神社。
江戸時代からめんめんと続く薬屋さんの町です。

ビルの間に参道入り口注連柱(しめばしら)が建ってます。
見落としてしまいそうな狭い参道です。
  

  

  

  

社殿で勇壮な張子の虎が、神農さんの隣にいます。
この張子の虎の由来は、以下のように記されています。

1822年(文政5)秋、疫病(コレラ)流行して万民大いに苦しむ。
日本での第一次流行で、3日も経てば亡くなるので三日コロリと言われました。
虎や狼が一緒にやって来るような恐ろしい病気として「虎狼痢」という文字が当てられたそうだ。

1858年(安政5)の第二次流行のとき、適塾の緒方洪庵も『虎狼痢治準』という本を出しています。
当時は細菌学もなくコレラの治療など分かっていなかった。

疫病除けとして「鬼をさく」といわれる虎の頭骨など10種類の和漢薬を配合した「虎頭殺鬼雄黄圓」という丸薬をつくり、効能書に1粒包んで、初めは100人と限って施楽した。

病名も丸薬の名も虎に関係があるため、それに因んで「張子の虎」がつくられました。
これを五葉笹(枝分かれしない1本の笹で、節の所から5枚ずつ葉が出ているのが特徴)につるします。
神前で祈願したしるしに、虎の腹部に「薬」の文字が朱印され病除け御守りとして授与されるようになったそうです。

  

少彦名神社に、なぜスクナヒコナと中国の神農さんがお祀りされているのでしょう。
「道修町文書」に書かれているのをかいつまんでみます。

江戸時代、長崎に輸入された唐薬種(漢薬)を一手に扱う道修町の薬種中買仲間の人たちは、薬の真偽・品質の鑑別が非常に難しいということで、神様に日々お祈りしながら任務を遂行していた。
中国の医薬の祖とされる神農氏の像や掛軸を床の間に祀っていた。

炎帝・神農氏というのは、中国古代の伝説上の三皇五帝の一人で、
「百草をなめて一薬を知る」というように身をもって薬草を試された方です。

一方、道修町薬種中買仲間では、1733年(享保18)有志が「伊勢講」を結成して伊勢神宮に毎年参拝し神のご加護を祈願していた。
その後、和薬種(国産薬)の取扱量も増加してきたので、
1780年(安永9)京都松原通りの五條天神宮から、わが国の薬の神様といわれる少彦名命を仲間寄合所(現在の神社の位置)に分霊を勧請し以前から祀っていた神農氏と合祀した。
これが少彦名神社の起こりです。

なぜスクナヒコナは薬の神様なのか、
ネットで検索すればするほど、とても興味深い不思議な神様です。

天羅摩船(あまのかがみぶね)に乗って海からやってきた。
大国主命と共に列島中の山や丘を巡り、国づくりにはげんだ。
作業半ばにして熊野の突端から常世の国に帰った。

羅摩ってガガイモの漢名らしいけど、
羅摩でググってみると一番最初に「鳩摩羅什」がでてきました。

かがみと読むより、ラマとかローマって読んだほうが普通だと思うんだけど。
インド洋あたりから渡ってきた海洋民族だという説も見た。
かがみの音を優先すると、鏡の船、鏡を配った船という説もある。
あるいはこの船は地球外生命体の未確認飛行物体だったなんてのも。

緒方洪庵の適塾

2009-12-28 | おでかけ・近畿
中之島イルミネーションを見た夜、喉に何らかのウイルスが貼り付いてしまったようで、喉が痛くてかなりしんどい。
多くの人ごみでひょっとしたら新型インフルエンザもらったかも。
発症までにどれぐらいの日数がかかるんでしょう?

お医者さん行こうと思いつつも、年末の超多忙な時で、年内最終生ゴミ収集日が今朝だったので昨日も掃除に終われてました。

そんなわけで、23日に探訪した2箇所の記事が遅くなってしまった。

先だって終了したドラマ「JIN 仁」で緒方洪庵が登場していましたが、大阪の洪庵がいつ江戸に行ったんだろうと気になってました。

川の駅「八軒家浜」は大川沿いの天満橋あたりにあります。
平安時代には熊野街道の出発点で、京都から淀川を下ってきた天皇や貴族達はここで上陸し徒歩で南紀熊野へ向かったのです。

江戸時代には伏見から下ってくる三十石船の発着地でもありました。

この八軒家から歩いてそう遠くないところ、現在の淀屋橋駅東口上がってすぐ前に、緒方洪庵の適塾があります。

20代の頃近くの広告代理店大広でバイトをしていたことがありましたが、当時は興味なくて、それからも一度も訪れたことはありませんでした。

入場料250円、中に入ると結構たくさんの人が見学していました。
2階の大部屋で塾生たちが寝起きしていたようです。
  

有名どころでは、福沢諭吉、大村益次郎、橋本左内など、600名を超える適塾入門者。
分布図をみると日本全国に渡っていることも驚きだった。
  

入口でもらったパンフレットによると、
洪庵は岡山で生まれ、備中足守藩大阪屋敷留守居役に転勤となった父に伴われ大阪へ。
1838年(天保9)長崎の勉学を終え大坂瓦町にて「適塾」を開く
1845年(弘化2)現在の地の町家を購入し移転・拡張
1862年(文久2)江戸幕府奥医師に召され、西洋医学所頭取を兼任
1863年(文久3)突然の喀血により急死(54歳)

幕末に西洋医学という未知の学問を体系化した功績は極めて大きいとも書かれていました。

天然痘の蔓延を防いだだけでなく、1858年(安政5)夏のコレラ流行時にも予防策に尽力したそうだ。

野菜たっぷりの千草鍋

2009-12-26 | スピードクッキング
鍋の本を見ていたら、千草鍋というのが載ってた。
大根・人参・牛蒡の細切りとえのきとせりをざく切りして、野菜の他は油揚げだけいれて固形スープで煮込むと書いてありました。
せりだけなかったので買ってきて、ついでに白菜も少し入れてみた。

固形スープに、食べる時の薬味は胡椒と粉山椒だとちゃんこ風かなと想像されましたが、うどんだしを使うことにしました。
そしていつものとおりニンニク七味で食しました。
肉がなくても充分美味しかったです。
味噌仕立てにしても味噌汁風でいいかもしれない。
冷蔵庫の残り野菜でも、ネーミングが洒落てる。

どこでも万華鏡

2009-12-25 | 旅はつれづれ
これはイルミネーションではありません。
テレビ画面をテレイドスコープという円柱型のもので覗いたものを撮影しました。
周りの景色が万華鏡のように次々と変わります。

  

  

万華鏡のように先端に特定のオブジェクトを使わず、円柱の先にカットが施された透明なレンズやガラス球体などがついています。

  

  

アメリカ・ミネアポリスの空港で乗り換え時間待ちの時に空港内ショップで買いました。

最初周りの景色を取り込んでいることに気づかずとても不思議でした。
もう5年以上前のものですが、時々眺めて感嘆の声をあげています。

光のルネサンス

2009-12-23 | 日々是好日
25日クリスマスまで中之島で光の祭典が開催されています。
残りあとわずかとなったので行ってきました。

淀屋橋界隈はものすごい人・人・人でした。
  

大阪市役所庁舎壁面に午後5時点灯
  

その庁舎横の土佐堀川沿いのみおつくしプロムナード
ここのイルミネーションももちろんきれいですが、
数年前から何度かこのブログで紹介しているので今回はスルー。

中之島図書館正面入口壁面のウォールタペストリー
このショーを見るために超満員が並んでいるのでこれもパス。

中央公会堂から東側の樹木はシャンパンをテーマにイルミネートされてて、
そのネーミングも「フランス・デ・ルミエール」
一番洒落ててロマンチックな雰囲気でした。
  

今年はイルミネーションクルーズが流行です。
  

中之島東会場のごちゃごちゃ統一感のない、しかし頑張ってるのはよくわかりましたけど、多数のイルミネーションをみてから天神橋を渡りました。

土佐堀川沿いに天満橋へ歩くと、
川の駅「はちけんや」の前に大きなラバーダックが見えます。
今夏「水都大阪2009」で初登場した巨大アヒルがライトアップされてます。
オランダ人アーティストのF・ホフマン氏の作品です。
  

これが一番大阪らしく感じられたし、対岸の南天満公園の桜並木のライトアップも素敵でした。

寅の画像を探して

2009-12-23 | ギズモ&もぐ&メルキー
年賀状に使うためギズモの写真いっぱい撮ったけど、どれもイマイチ。
すでにまる8歳過ぎてます。
人間で言えば50代後半なのでいつも寝転んでて迫力あるショットが撮れません。

寅の画像をネットで探しました。
高松塚古墳の壁画「白虎」、西方を守護する中国の伝説上の神獣です。
   

干支の寅のこ
   

年賀切手の寅年、昭和37年のもの
   

結局、人の画像をもらってくるのをあきらめて、手持ちの年賀切手をデジカメ撮影してアレンジして使うことにしました。
どんなのができたかは、お正月に届く方はお楽しみに。

新巻鮭

2009-12-22 | 世情雑感
出勤しようとしていたらピンポンなって宅配便が届きました。
すぐに冷凍室へ入れて下さいって。
十勝沖の北の荒波でとれた鮭でした。

新巻鮭姿1本、我が家の冷凍室にまるまる入るはずもない。
出かける寸前だったので、箱の包みをとかずにそのまま店へ持って行きました。

午前中の仕事がひと段落して箱を開けてびっくり。
鮭姿1本が切り身となり6個パックで個包装されていたからです。

かつては新巻鮭をいただくとその処理に困りました。
出刃包丁の刃を欠けさせたこともあったし、知り合いの魚屋さんにさばいてもらったこともありました。

北の荒波でもまれて育った鮭は脂のノリも最高で、切り身一切れでもいいお値段します。
こうして真空パックされてると使い勝手がいい。
これなら超うれしい。

なるほど、漁業関係者も工夫されて販売されるようになったことが、何よりも驚きでした。

ホモ・ルーデンスへ

2009-12-21 | エソラ&ゆうり
あと二日で6ヶ月になります。
寝返りもできるようになりました。
離乳食もスタートし、すでに8.5kgです。
まだ自力で座ることはできません。

それなりにいろいろ考え始めたようです。
母親を認識し、人見知りも始まりました。

少しづつおもちゃで遊ぶことを覚えました。
人間と動物の一つの違いといわれる、遊びの精神が芽生えだしたような・・・

ホモ・ルーデンスへの最初の一歩が始まったようで興味深いです。


ぺぺのすんごい技

2009-12-19 | ギズモ&もぐ&メルキー
「猫の手も借りたい」って、役にはたたない猫の手ですら借りたいって意味ですよね?

店猫のぺぺはすばらしい芸ができます。
きっとTV出れるぐらいやと思うのですが、なかなか撮影させてくれません。

カメラを持って行った時には、すでにその高等技術を発揮した後で窓から逃げ去って姿はありません。
あるいは、これから始めそうとカメラを待ち構えていると、さも興味がなさそうに他へ行きます。

その高等技術とは、レバーを押し上げて外に開ける窓の開閉です。
けっこう人間の手でもってしてもかたくて抵抗あるんですけどね。
それをあの猫の手でレバーを上手に押し上げてガラス戸を外へ押し開くという2段階技です。
もちろん開けるだけで閉めてはくれません。

今日こそいよいよ記録に残せるかと思ったけれど、人間の邪心を察知したようでやっぱりダメでした。

ウォームエフェクトデニム

2009-12-19 | 日々是好日
今年一番の最強寒気団とやらで、大阪もめちゃ寒いです。

先週の土日半額特価1990円であったかジーンズを買いました。
発熱・保温・保湿・ストレッチが売りの高機能素材デニムだそうです。
確かに普通のジーンズに比べるとあたたかいし、何よりもスマートに見えるといわれたのがうれしい。

かつてジーンズブランドのものなら1万円はしたのに、今やこの安さ。
その時々の流行もあるし、ユニクロで十分です。

原因がわかって納得の瑣末事・オール電化

2009-12-15 | 日々是好日
草木も眠る丑三つ時、ザァ~と水の流れる音がする。
寝床の中で耳をすましていると、その一定の音はずっと同じ音量で続く。

今年の夏前に、いたずらで水道外栓が何時間も水出しっぱなしにされた苦い経験があるので、またヤラレたかと外をのぞいてみてもその気配はない。

トイレの水タンクが満杯になったら自動的に停止するための風船の位置がずれていると、水が流れっぱなしになることがある。
それでトイレも確認したけれど、これでもない。

かといって冷蔵庫の運転音やエアコンの作動音でもない。
そのうちに寝入ってしまったけれど、翌日もまたその音がしたので、気持ち悪くてあちこち確認に回った。

昼間はそうした音は全くしないと思う。
他にいろんな音が雑多な音があふれているので気づかないだけということもあるかもしれない。

そして思い当たったこと。
裏のお家が11月終わりごろにオール電化の工事をされたのでした。
安い深夜電力を使って翌日分のお湯を前日の深夜にタンクに貯める大きな冷蔵庫のような装置が設置されています。
深夜に水をタンクに入れてる音?

ネットでオール電化のデメリットを検索したけれど、この水の流れる音についての記述は見つけることができなかった。

でも一応、自分の中でこの音だと納得したら、この騒音?が気にならなくなりました。

原因わかって納得の瑣末事・バスソルト

2009-12-14 | 日々是好日
先週左目に違和感あって数日間困ってました。

自転車で疾走してる時、よく目に虫が飛び込んできたり、風がきつい時に砂埃が入ったりしますが、今回その記憶はない。
まつ毛が逆さに生えて目玉に触っているのかとよくよく調べてもそうではない。
痛いというほどではないけれど、目玉に何かが触れている感じでした。

いよいよ目医者さんへ行こうかと思ったほどで、その前に自分で目を洗うことにしました。
花粉症の時によくするように、塩を少し入れたぬるま湯を手動ポンプで押し出す容器で目玉を洗いました。
それでもまだ治りませんでした。
就寝して朝起きぬけに目の縁に極小の塩の結晶のようなものが2つ出てきました。

今から思うに、バスソルトを入れた湯船に顔をつけて目をパチパチして目玉を洗ったのでした。
生理用食塩水で目玉を洗うようなつもりでした。

ところがこのたび使ったバスソルトはおフランス製。
日本製ではありません。
精製が大雑把なんだろうか。

バスソルトの説明書きを老眼鏡をかけてよく読んでみました。

「アクアトナル バルネオソルト」
フランスのブルターニュ地方の海水を濃縮した海塩と海藻(ラミナリア)をブレンドした粒状の入浴剤です。バルネオソルトを溶かしたお湯はマグネシウム・鉄・カリウムなどの微量元素を含んだ海のミネラルがいっぱいです。…

★使用上のご注意
不溶物が混入することがありますが、天然の塩と海藻を使用しているためです。
万一、目に入ったときはすぐに洗い流してください。

ぼちぼち準備しないと

2009-12-13 | 日々是好日
今年もあっという間に年賀状を書かないといけない年末が廻ってきました。
ほんとに月日の流れは早いですね。

去年12/17 年賀状イラストというタイトルで記事書きました。
そしたら一日のアクセスが500近くまでいってとても驚きました。
それ以降このブログの訪問者数の記録更新できることはないです。

来年は寅年です。
店の近所に張子の虎を作っておられるところがあります。
北浜にある少彦名神社に毎年3万個近く納入されてると聞いたような…

その神社、京阪電車で急行に乗れば10分もかからないところにあります。
若い頃はその近辺で仕事してたこともあります。
でも今だかってお参りしたことないのです。

神農祭は11月22、23日ですでに終わってますが、年内には行って来ようと思っています。
年賀状イラストのためだけではありませんよ。