2006年6月にスタートした西国33所巡りが無事満願したというのに、唯一26番法華山一乗寺だけ記録残してなかった。
一乗寺の開基は、天竺(インド)の人・法道仙人(ほうどうせんにん)で、雲に乗って日本にやってきたと伝わります。
鉄の宝鉢を持っていたことから、空鉢仙人(からはちせんにん)とも呼ばれ、不思議な術を使う超能力の持ち主であったそうな。
初めてその存在を知ったのは、信貴山の朝護孫子寺のずっと山頂に空鉢護法堂。
2012-09-30
空鉢護法・くうはつごほう
そのわけのわからん仙人に魅せられて、次に向かったのは堺は泉北・鉢が峰にある法道寺だった。
2012-10-14
木の精って気のせい?
わざわざ出向いたのに、ちゃんと記録に残せなかったのは、調べててやっぱり、いや余計に収拾つかなくなったんだろうと思う。
それから半年が過ぎ2013年春は4月、桜満開の折に、姫路の書写山圓教寺と法華山一乗寺の二つ寺参詣したのに、圓教寺しか書いてない。
2013-04-08 書写山(しょしゃざん)ハイク
2013-04-09 ラストサムライのロケ地@圓教寺
なぜ、どこがひっかかったのかすら忘却の彼方で、月日は流れました。
台風18号が接近するこの連休に、西国最後の33番目谷汲山華厳寺へ。
最後の最後が
満願堂だった。
唯一記事にしそびれた法華山一乗寺は、やっぱりちゃんと記録しとかんとね。
改めて、いろいろ調べてみると、法華山まわりを
満願寺川が流れてるようです。
やっぱり不思議やね。
2013年4月8日参詣したときに撮影したデジカメ画像はいまだ発見できない。
橘の木がたくさん植わってて、満開の桜と橘をたくさん撮影した記憶が残ってます。
そうそう、石の宝殿まで行った記録残してるし、これとの関係もずいぶん調べてたのに。
2015-06-16
なんとも不思議!シーボルトもスケッチ残した石の宝殿★6/17海抜図を追加しました
ひょうご歴史ステーションの
法道仙人より引用させてもらいます。
詳しくはそちらのサイトで続きをご覧ください。
播磨国の山には法道仙人を開山・開基と伝える寺が多く、兵庫県には110か所以上あるそうだ。
共に日本に渡ってきた牛頭天王(ごずてんのう)は、姫路市の広峰神社に祀られる。
播州名所巡覧図絵
寺伝では孝徳天皇(こうとくてんのう)の勅願により、650年に開基された。
法道仙人が日本にやってきたとき、最初に発見した「霊地」が一乗寺背後の法華山で、「八葉蓮華(はちようれんげ)の形をした霊山」と言われる。
山頂は標高243mほどと、さして高くない山であるが、地図で見るとなるほど、谷が複雑に入り込んで、「八葉」に見えないこともない。
もっと特徴的なのは、この山がまわりを満願寺川(まんがんじがわ)や法華山谷川(ほっけさんたにがわ)などの河川に囲まれ、周囲のどの山ともつながっていないということである。
山中にありながら独立した山塊。そして入りくんだ谷。こんな景観が、「八葉蓮華」と称される元だったのだろう。
それにしても「八葉」の形は、空からでなくてはわからないと思うのだが、やはり仙人は、空を飛んだのだろうか。