秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

閉業のお知らせ

質店は2021年8月に閉店いたしました。 昭和21年9月創業で75年間にわたりご愛顧賜りありがとうございました。

三猿

2006-05-03 | ネットオークション
江戸象牙根付が入荷しました。東京伝統工芸士認定第一号の桜井広晴氏の手によるもので彫が素晴らしい。12個あったので一つづつオークション出品することにしました。

この三猿象牙根付は1匹の猿が自らの手足で隠しています。
三猿とは、3匹の猿が両手でそれぞれ目・耳・口を隠している像ですので、桜井氏独自の発想によるものなのか調べていました。

ウキペディアによれば、
「見ざる、言わざる、聞かざる」は全て「ざる」で終わることから、これを「猿」にかけこの教えを表す像として三猿像が作られました。

中国語の「不見不聞不言」を訳したもので、8世紀頃天台宗の教えとして伝来したそうです。

世界の三猿のページは非常に興味深かい。

庚申信仰からして、中国伝来の日本独自のもののような気がしていましたが、三猿はヨーロッパやアフリカなど世界中にあるらしい。

英語では
Three wise monkey : see no evil, hear no evil, speak no evil.

ヨーロッパでは、「見よ、聞け、言うな」という三猿が多いそうで、ラテン語のことわざ「もし平和な暮らしを欲するならば、聞け、見よ、黙れ」が原点だとか。

一つの言葉から派生して調べていくときりがなくて…

でもこうしたウンチクがあるのとないのでは、入札数や落札金額もずいぶん異なってきます。

誰でもが知っているポピュラーなブランド物と違って、それほどメジャーでないものをご紹介、出品する時はいたし方のないことで。

でもまた、これがまた楽しい作業ではありますが。
ちなみに、たいしたものでなくても象牙の根付は1万円ぐらいします。
はてさて、この珍しい三猿根付はどこまで入札いくでしょう?

黄砂もアレルゲンだった

2006-05-03 | 世情雑感
季節の変化とともにスギからヒノキへと移り変わり、ヒノキもだいぶ少なくなってきました、という気象庁の予報なのに、なんでこんなに鼻づまりひどいねん。いったい何が飛んでるんやろうと、花粉症仲間で話し合ってました。

例年の花粉症の症状を思い出して、ひょっとしたら「黄砂」?
それで検索してみました。

黄砂でアレルギー悪化 マウス実験で確認 」という記事を見つけました。

黄砂が呼吸器に影響を及ぼすことは指摘されていたそうですが、黄砂とアレルギーの関連をマウス実験で初めて確かめられました。

黄砂は、中国の黄土高原、ゴビ砂漠の砂が低気圧などによって巻き上げられ、偏西風にのって日本や韓国などの東アジアに運ばれる現象です。

もともとケイ素やカルシウム、アルミニウムなどが含まれてるのに、さらに粒子の表面に大気汚染物質を付着させて運んでくることが、最近の研究で明らかになってきました。

車や洗濯物を汚すだけではありません。
室内の家具の上にうっすら溜まった細かい粒子、あれが人体に取り込まれてるんだ。
道理で気管支の調子も悪いし、鼻づまりもひどいはず。

今年は特に多いらしく、大阪や広島などでは昨年の観測日数をすでに超えています。

先月16~17日の北京は「まるで砂漠のような状態」(新華社電)に陥り、市内に降った黄砂は30万トンに達したとか。
黄砂、4年ぶりの猛威 中国では死者がでたというニュースもありました。

大量飛来の原因の一つは、中国内陸部の高温少雨。
そして中国の急激な工業化による大気汚染。
急に解決するようなことではないので、今後毎年どんどんひどくなるのかなぁ~