彼は1939年3月13日 ニューヨーク州ブルックリンで生まれました。父はトルコのイズミルから移民したユダヤ系のタクシー運転手、母はポーランド/ロシア系移民。幼少期からピアノを習い、同じアパートに住んでいた作詞家ハワード・グリーンフィールドと共同で曲を作り始めました。後にジュリアード音楽院でピアノと作曲を学んでいます。
1958年にコニー・フランシスのために作った「間抜けなキューピッド」が成功を収め注目されました。同年にRCAレコードとソロ歌手として契約を結び「恋の日記」でデビュー。その後、「おお!キャロル」、「カレンダー・ガール」、「すてきな16才」、「悲しき慕情」などを次々とチャート・インさせ、ポール・アンカと並ぶ全米のトップアイドルとなりました。日本では、「おお!キャロル」と並んで「恋の片道切符」も大ヒットしました。
レコード会社を移籍後、ビートルズのアメリカ上陸等の影響を受け、しばらく低迷期を過ごしましたが、1974年には「雨に微笑みを」、エルトン・ジョンと組んだ「バッド・ブラッド」が再び全米No.1となりました。キャプテン&テニールに提供した「愛ある限り」も全米No.1を記録し、完全復活を果たしました。
彼の復活以降に購入したレコードは大事に保管していますが、レコードプレーヤーが無い為20年以上聴いていません。近々購入の予定ですが、どんな音が出るのか楽しみでもあり不安でもあります。
廃棄してしまったものもあり、現在では「Laughter in the Rain」,「Overnight Success」,「Sedaka's Back」,「Steppin‘Out」,「The best of Neil Sedaka」,「Neil Sedaka Solo Concert」,「A Song」, 「All You Need Is The Music」,「In The Pocket」,「Neil Sedaka: Now」の10枚を所有しています。
(ジャケットの帯が無く邦題のわからないものがある為、すべて原題で記載しました)
一度だけ彼のコンサートを聴きに行ったことがありますが、伸びのある高音と哀愁に満ちた中低音で歌う曲は、すべてがすばらしい出来で感動しました。特に、1970年代以降の曲は素晴らしく、彼の「古典的ロマンチスト」としての素質が完全に開花したと言えるのではないでしょうか。。
彼も今年70才になりましたが、また素晴らしい曲を作って欲しいと思っています。