護憲+グループ・ごまめのブログ

護憲+・現憲法を守るグループの一人して、今後の社会の状況を戦時を経験した一人として社会を見つめていきたいと思います。

戦時体験者の証言・3

2006年11月22日 08時54分48秒 | 戦前・戦中・戦後を語る
このコーナーに書くのは、2年前に護憲+の戦時を語るコーナーに、戦前・戦中・戦後に体験したり聞いた事を書いたものですが、再編してお送りしています。

 第四章
 弟に「戦時中、日本軍が助けてくれたか」と質問すると、答えはNOでした。かえって恐かったと言っていました。
 以下は戦時中の沖縄戦記述ホームページです。

小学校教科書から「住民虐殺」の記述消える
http://www.ryukyushimpo.co.jp/news01/2004/2004_06/040612a.html
(現在はこのページはないようです)
教科書に沖縄戦記述を/高嶋さんらグループが訴え
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200406131300.html#no_11
(現在はこのページはないようです)
日本軍による沖縄住民虐殺
http://kyoto-getto.hp.infoseek.co.jp/okinawa/war/war2/war2f.html

 今、政府は日本に軍隊が有れば国民を守れると国民に宣伝して法の改正を目論んでいます。

 弟のように実際に経験した者には、国家のいう「軍隊が有れば国民を守れる」は通用しません。満州では戦った軍隊も有れば、肩章を外して民間に成り済ましてさっさと逃げた軍人も有り、どうも戦った兵士がシベリアに抑留されたようです。

 弟は、逃避中に赤ん坊が泣くと敵に居場所が判るから黙らせろ、という状況を経験しています。つまり邪魔者は殺せということで、戦時中でしたらそれが当たり前のことなのです。その経験のない戦後生まれの国民は、戦争というものが、どのようなものかが判っていないのが、私には歯痒いのです。

 昨日の深夜から色々思いだしながら書いてみました。何度も書きます。戦争という愚かな行為は絶対に地球上から無くなさねばと思います。

 私は人間の特性として、何事も損得で考える人類では、戦争は無くならないと感じるようになりました。SFのようですが、もし宇宙外より侵入者が有れば地球の人類も利害が一致するから纏るでしょう。

 世界で戦争が無くならず、資源の浪費が続くならば、その内に乾いた地球に変ぼうするまで気付かない。人類は其れ程愚かなのでしょうか。

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2 コメント

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戦争体験 (天木ファン)
2006-11-22 23:28:06
ごまめの翁さんの戦争体験記を読ませていただいています。戦争の実体験もなく、戦争について親から何の話しを聞くことなく半世紀を生きてきました。しかし、この2,3年の間に多くの戦争の体験を聞く機会をいただきました。原爆のことだけでなく、東京、名古屋、あるいは故郷でも空襲があったことも知りました。私はいまでは戦争や平和について考えようという仲間が集まり、いろんな企画を考え行動を起しています。いずれ自主上映の「蟻の兵隊」を企画してみたいと思っています。
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「蟻の兵隊」がんばって (憂楽嘲(ごまめの翁))
2006-11-23 10:52:44
天木ファンさん

 人間て不思議な生き物です。老いると今聞いたことはすぐ忘れるのになぜか、昔のことは忘れなく頭の中に残っています。
 昨日、テレビで北朝鮮の拉致家族が勤めていたといわれる888の付いた会社の名前で、朝鮮語で1から10まででハナ・ツウ・セイ・ネイと6迄で止まってしまうのです。やはり年ですかね。
「蟻の兵隊」絶対に成功して下さい。
 人間の兵隊さんになり損なった憂楽嘲(ごまめの翁)より。
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