護憲+グループ・ごまめのブログ

護憲+・現憲法を守るグループの一人して、今後の社会の状況を戦時を経験した一人として社会を見つめていきたいと思います。

火曜日 07/05・各社社説

2011年07月05日 13時39分34秒 | 朝日新聞切抜とテレビの切とりと庶民の疑問
11年7月5日 火曜日 07/05・各社社説

今日は日中外相会談が4社・復興相発言が3社・選挙後のタイ関連が3社重複していた。

庶民から見ると日中外相会談や選挙後のタイに付いてはどうにもならないことだが復興相発言だけは許せない。
考えると過去の内閣の閣僚で何人か思い出せと言えば一人や二人は頭の中に残っている。しかし菅内閣の顔ぶれはその閣僚の名前さえ出てこないのだ。と言うことはたいした内閣ではない証拠ではないか。
思うに
「知恵を出したところは助けるが、知恵を出さないやつは助けない」。
「県でコンセンサスをとれよ。そうしないと、我々は何もしないぞ」。
等いう国民を上から眺めている閣僚の居る内閣は早く辞めるべきだ。


朝日新聞(社説)
その1
復興相発言―こんな人では心配だ(全文はここからお入り下さい)

「私の心はただひとつ。被災者に寄り添うことだけ」
 初会見でのこの言葉は、何だったのか。
 松本龍復興担当相が就任後初めて訪れた東日本大震災の被災地で、いきなり脱線した。政府の復旧・復興への取り組みを約束すると思いきや、岩手、宮城両県知事に対し放言を重ねた。
 いわく「知恵を出したところは助けるが、知恵を出さないやつは助けない」。
 いわく「県でコンセンサスをとれよ。そうしないと、我々は何もしないぞ」。
 この上から目線は何なのだ。政府と自治体は「上下・主従」でなく「対等・協力」の関係であることを知らないのか。

その2
選挙後のタイ―国民の意思、尊重を

タイの総選挙で、タクシン元首相派の政党が半数を超える議席を得て、勝利した。
 選挙戦の先頭にたったタクシン元首相の妹、インラック氏が次期首相となる見通しだ。
 議会で絶対多数を握っていたタクシン氏を5年前、軍が首相の座から追放して以来、この国の政治は、タクシン支持派対反タクシン派の争いに終始し、社会は分裂してきた。
 前者は、東北・北部の農民や都市の貧困層が主体だ。これに対し軍・司法・官僚など、王党派とされる既得権層が民主党政権の約2年半を支えた。



読売新聞(社説)
国会正常化へ 無策のまま時間を浪費するな(全文はここからお入り下さい)

 空転していた国会が、ようやく6日に審議を再開する。民主、自民、公明3党が国会を正常化することで合意した。
 国会は先月22日に70日間の会期延長を決めて以来、審議をしていない。何のための延長か。政府・与党は猛省すべきだ。
 国会空転の責任は、一義的には菅首相にある。首相は民主、自民、公明3党の幹事長が第2次補正予算案など3件の成立・採決で合意した会期延長案を反古(ほご)にした。
 自民党参院議員を総務政務官に「一本釣り」したことの後ろめたさもあってか、野党に審議再開を強く呼びかけてこなかった。

日中外相会談 中国は「互恵」を行動で示せ(全文はここからお入り下さい)

 日中間の幅広い問題を率直に話し合ったのは良かったが、中国の海洋進出などの懸案はほとんど前進しなかった。
 松本外相と楊潔チ中国外相が北京で会談し、震災復興支援のため、中国が対日貿易投資視察団を派遣することで合意した。来年の国交正常化40周年に向けた交流強化でも一致した。



毎日新聞(社説)
日中外相会談 海の安全で信頼醸成を(全文はここからお入り下さい)

 尖閣諸島沖での昨年9月の中国漁船衝突事件以降、滞りがちだった日本と中国のハイレベル交流が、東日本大震災の復興支援などの対日融和ムードを背景に、正常な軌道に乗りつつあることを歓迎したい。
 松本剛明外相が昨年8月の岡田克也外相以来、日本の外相としてほぼ1年ぶりに訪中し、楊潔〓外相や、胡錦濤国家主席の後継者とされる習近平副主席らと会談した。さまざまな懸案を抱える日中両国だが、対話と協調が日中相互の利益となることは言をまたない。また、世界第2、第3の経済大国である隣国同士が戦略的互恵の精神で関係を深化させられるかどうかは、東アジア全体の安全と平和をも大きく左右する。日中両国はそうした責任を共有し、個別課題に対処する必要があ
 とりわけ、海洋の安全に関する信頼醸成は焦眉(しょうび)の急の課題だ。



産経新聞(社説)
日中外相会談 国益にかなう成果は疑問(全文はここからお入り下さい)

松本剛明外相が訪中し楊潔●外相と会談した。次期指導者の習近平国家副主席にも表敬訪問した。中国の巧みな外交演出をうかがわせる。
 しかし、日本にとって重要なのは、国益にかなう成果を挙げたかどうかだ。残念ながら今回は否定的に見ざるを得ない。「大変有意義な意見交換ができた」との松本外相の言葉とは裏腹に、日中間の懸案は解決に向けて具体的な進展はみられなかったからだ。
 中国が東シナ海や南シナ海で実力行使を含む海洋活動を展開していることについて、松本外相は関係国間の緊張が高まることへの「懸念」を伝え、「そうならないよう中国を含む関係国と協力していきたい」と表明するにとどまった。これでは中国に一方的行動の自制を促すことにはならない。

松本復興相 被災者と共に歩めるのか{/arrow_r/}(全文はここからお入り下さい)

これが東日本大震災の被災地に向けて、復旧・復興の要となる人物が口にする言葉だろうか。
 松本龍震災復興担当相が3日に岩手、宮城両県を訪問した際、「知恵を出さないやつは助けない」などと発言した。暴言というほかない。
 「九州の人間だから何市がどこの県とか分からない」と、被災地の地理など知らなくても良いと言わんばかりの発言もあった。
 野党が反発し、謝罪や撤回を求めるのはもっともだ。被災地を第一に考えず、暴言を吐くような人物に、被災者と共に復興の道を歩むことが果たして可能なのか。



日経新聞(社説)
日本が中国に責任ある行動を促すために(全文はここからお入り下さい)

 国内総生産(GDP)で日本を抜き、軍事力も強める中国に日本はどう責任ある行動を促していくか。東シナ海や南シナ海での中国による活発な行動は、日本に改めてこんな命題を突きつけている。
 そうしたなか、松本剛明外相が中国の楊潔●(ち)外相と会談し、南シナ海での南沙諸島の領有権争いなどを念頭に、中国と周辺諸国の緊張の高まりに懸念を伝えた。
 南シナ海は日本にとっても中東からの重要な海上輸送路(シーレーン)であり、中国側に強硬な行動に出ないよう求めるのは当たり前だ。
 中国は東シナ海でも海洋調査などの活動を強めている。松本外相は日中の対立を防ぐため、東シナ海でのガス田共同開発に向けた交渉の再開を呼びかけた。中国が応じるまで、重ねて働きかけてほしい。

タイは「赤黄対立」から脱却を(全文はここからお入り下さい)

タイの総選挙で、2006年のクーデターによって追放されたタクシン元首相の実妹、インラック・チナワット氏(44)を次期首相候補とする野党のタイ貢献党が圧勝した。同国で初めて女性の首相が登場する。
 過去数年、タイはタクシン元首相を支持するか否かで国論が二分されてきた。赤シャツのタクシン派と黄シャツの反タクシン派が激突した昨年5月のバンコクの騒乱では、90人を超える死者が出た。
 東南アジア諸国連合(ASEAN)の要の位置にあるタイは、地域の安定のためにも国内の深刻な対立抗争に終止符を打つことが望ましい。インラック次期首相は何よりも、国民和解に努める必要がある。



東京新聞(社説
復興相発言 寄り添う心を感じない(全文はここからお入り下さい)

 松本龍復興担当相(60)が東日本大震災の被災地復興をめぐり「知恵を出さないヤツは助けない」と語った。激励のつもりかもしれないが、被災地に寄り添おうという気持ちを感じさせない発言だ。
 地震や津波で平穏な暮らしを奪われた人々が立ち直ろうとしている時に、この「上から目線」は何なのか。民主党議員は政権に就いて自分たちが偉くなったと勘違いしているのではないか。
 国民に寄り添うという党の理念がとっくに風化してしまったと強く感じざるを得ない発言だった。

タイ総選挙 国民の和解を着実に(全文はここからお入り下さい)

タイの総選挙で、タクシン元首相の妹インラック氏(44)を首相候補とする野党タイ貢献党が勝利した。元首相支持派と反タクシン派の対立が続いただけに、国民和解を着実に進めることが重要だ。
 「選挙結果は、党の勝利でなく国民の勝利だ」。八月の国会でタイ初の女性首相に選ばれることが確実になったインラック氏は、こう強調した。その言葉通り、根深い国内対立を超えて政治を安定させ、国民和解への第一歩を踏み出すことに全力を挙げてほしい。




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