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WWEの基礎知識 ~必殺技編 1~

2004年09月29日 | スポーツ
水曜日のテーマは『WWE』です。
なななんと! 本日でこのブログは開始から2ヶ月を迎えました! 拍手~!(はなわ)
いやあまさか、2ヶ月もの間1度も休むことなく書きつづけられるなんて、僕自身が信じられませんw(厚顔無恥)

そんなわけで今回もWWEのお話です。テーマは「必殺技」。
WWEのレスラーたちは、基本的に1つは必殺技を持っています。これが本当に“必殺”で、決まればほぼ確実に試合が終わります。
前回、WWEの試合は短いという話をしました。おそらく、短い時間で決着がつくことに説得力を持たせるために、必殺技は誕生したのだと思われます。
この必殺技名がとにかくカッコイイ。
「スイート・チン・ミュージック」・「チョークスラムフロムヘル」・「ウォール・オブ・ジェリコ」・「ラストライド」・「ライジング・サン」などなど、総数200以上の技があります。
よく見ると、ただのトラースキックのどわ落とし逆エビ固めパワーボムスイングDDTだったりしますが(↑の必殺技順)、ありふれた技を昇華させ、抜群のアピールを組み合わせたり、出す間合いを工夫し、必殺技として成立させているのが見事です。

たとえば「スイート・チン・ミュージック(トラースキック)」は、WWEでも屈指のスーパースターの決め技で、まず相手をダウンさせた後、コーナーに待機して右足を踏み鳴らし、リズムを取ります。足ぶみにあわせて観客も足を踏み鳴らしたり手拍子したり、会場全体が「ダン! ダン!」と小気味いいリズムに満たされ、最高潮に達したところで、起きあがった相手に滑るように近づき、鋭いトラースキック! 直撃と同時に脚を叩き「パキィーン!」と響き渡る音色。その姿勢の美しさ。倒れた相手への流れるようなフォール。名前も素敵です。曲訳すると“アゴが奏でる甘美な調べ”。英語でも“甘いおしゃべり”というこじゃれた意味があったりします。

ただのキックでも極限まで洗練させれば、ここまでのものになるのだと、感心させられます。
どんな痛そうな技を放つよりも、観客を乗せ、「これで勝負が決まる」という雰囲気を作り出すのが大事なのでしょう。

以上、日本プロレスでしばしば見られる「必殺技から平然と何度も立ち上がることでタフさをアピールする演出」に「かえってバタバタしちゃってるやん」と冷めた感情を抱きがちのWWEバカによる『スイート・チン・ミュージックの魅力について』でした。

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