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基本的にシナを罵っているだけのレッスルマニア27感想 1

2011年04月18日 | スポーツ
対戦カードが微妙だったので見送る気だったが、去年の半額になったためPPVを購入してみた。


・ロック様開会の辞
開幕に試合ではなく演説をして盛り上げられるのはオースチンかロックくらいだろう。
3%くらい期待していたシナ vs ミズに自分も参戦みたいなサプライズはなかったが、安定のロック節で会場を温めた。


・世界王座戦 エッジ vs デル・リオ
オートン vs パンツあたりかと思っていたらのっけから王座戦とは。
デビューから半年ちょいでここまでこぎ着けたデル・リオは本当にすごい。プッシュに見合った実力があり、この大舞台でも持ち味を存分に見せつけた。地味きわまりなかったフィニッシャーも技の入りを工夫して説得力が出ている。年内には間違いなくタイトルを獲るだろう。
一方のエッジは安定の品質。これが引退試合だと改めて見返せばますます感慨深い。本来ならデル・リオが勝っていたのだろうが、有終の美を飾らせてもらったのだろう。
バタバタした試合運びに定評があったが、世界王座を獲ってからは日に日に成長していた。「地位が人を作る」という言葉のいい見本だろう。
若いうちに何度も全治一年ものの重傷を負っていたし、去年あたりから引退をほのめかしていたから、来るべき時が少し早めに来たということか。個人的には結構好きなスパスタであった。お疲れ様でした。


・ミステリオ vs コーディ
祭典のたびにシナの入場と並んで滑っているミステリオのコスチュームだが、今回も安定の滑りっぷり。
試合の面白さは言わずもがなだが、今回はコーディがよかった。
かつての相棒テッド・デビアスにデビュー当初は「オートン以来の大器!」と思ったものの、対するコーディの印象は地味だった。しかし今となっては伸び悩むテッドに対し、コーディはめきめき実力を伸ばしている。
祭典どころかPPVでやることすら珍しいかも知れないカードながら、たるむ場面の無いいい試合だった。


・マレラ&ビッグショー&ケイン&キングストン vs ザ・コア
コアが3本も持っているわ、王座戦も組まれないわのベルトの価値っていったい。
それはともかくまさかの秒殺劇は単純にスカッとした。この4人と戦えば本来の実力差から言えば、このくらいの圧勝になると見せつけるような。この4人の使い方としてはあまりにももったいないけども。


・オートン vs パンツ
パンツは動きのとろさも間の悪さも気色悪さも改善されてない(なんであいつはエプロンで待機してる時にケツを振るんだ)のに、ヒールとしてキャラが立っただけで全てが許せてしまうのがプロレスの不思議なところ。本当にいいキャラ見つけたな。
最後の空中捕獲RKOに代表される、一発勝負のムーブをやらせればオートンは天才的。エア・ボーンへのカウンター、シェインのパントキックへの切り返しと、まさに生まれ持っての天性の感覚がなければ成し得ない業だ。RKOは簡単に見えて、実はオートンにしか使いこなせない技だろう。
それだけに2年続けて祭典であってもなくてもいいような試合をさせられているのはもったいない。面白かったけど。


・キング vs コール
危惧していたよりも良かった。素人にプロレスの当たり前のムーブをさせるとこんな惨状になる、と思い知らせるコールのもたつきぶりがすごいすごい。っていうかいつの間にこんなに太ったんだコールは。
それにしても言っちゃいけないことを平然と言いまくるブッカーTの解説はフリーダムすぎて、最近のWWEに足りないものを補ってくれている気が。
そしてお約束の流れでスタナーを喰らうブッカーも最高。わかってるのに面白いもはや名人芸。
どうでもいいがスワガーって去年の祭典でマネー・イン・ザ・バンク勝ったんだよな……。


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