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ドカベン 3 男の戰い

2008年06月03日 | ドカベン
まさかの更新再開。ヤツはまだ勝負を捨ててはいない……!


そんなわけで山田は柔道部のタタミを家に持ち帰り、自らの手で修繕した。





「男が男に感動するときは、できないことでもやれるもんなんだ」

いい言葉です。冷静に考えるとまだ中学生なんだが人間できすぎてます。

山田の活躍できれいになった柔道部の部室。
しかし他部のゴロツキ(注:中学生)たちは、柔道部室を「用具室」呼ばわりです。





弱小部は引っ込んでろと罵るゴロツキども。
だがそこに現れる一人の男が!





その正体はもちろん山田太郎!





野球部キャプテン長島の助力もあり、ゴロツキどもはすごすごと引き下がる。
その時、山田はふと気がつく。部室に敷かれたタタミの数が多いのだ。
山田は長島が持ち込んでくれたものだと考えるが……。





山田の加入で5人となり、大会に出られることになった柔道部。
練習にも熱が入るその矢先に、部員のメガネが負傷してしまう。





試合のときにはメガネはずすだろうが、そのとき彼はなんと呼ばれるのだろうか。メガネの欠場はネタ的にも残念だ。

さらに悪い時には悪いことが重なるもので、ゴロツキどもが報復にやってきてしまう。
しかしその前に立ちふさがる男の姿が。





もちろんそれは主人公の男・岩鬼!
いいシーンです。間違いなく「僕は……僕は……エヴァンゲリオン初号機のパイロット、碇シンジです!」はこのシーンのパクリです。拳握るところのアップもあるし。

岩鬼とゼルエル(ゴロツキ)の死闘が始まりかけたが、しかし山田は必死に止める。





話してわからない相手を必死の説得。
「君が本当に強いのなら、耐えることも強さのうちだと知っているはずだ」
人間できてます。





だが山田と違いごく一般的な不良中学生たちは収まりがつかない。そこで山田はある提案をした。
「ぼくを好きなだけ殴れ、倒れたらぼくの負け、殴り疲れたらぼくの勝ちだ」





ガンジーを超える非暴力を貫く山田。
しかし山田にはこの戦いに勝算があった。
それこそは山田王家に伝わる奥義――





肉のカーテンだぁーーーッ!!!


山田一族とキン肉王家にしか使えないと言われる奥義は、竹刀の滅多打ちを防ぐ! 防ぐ! 防ぐ!





鉄壁の防御だけではない。ウォーズマン戦の勝機ともなったこの技は、攻撃する側の体力を奪い取る効果もある。





山田、非暴力の勝利。
ゴロツキどもは肉のカーテンのすごさに恐れをなし、逃げ帰っていった。
そこに駆けつけたのは山田の父・キン肉真弓。じゃなくて祖父。
優秀なタタミ職人でもある彼は、山田がつくろった柔道部のタタミを見て驚く。なんとその中には、彼がある豪邸のために作ったタタミが混じっていたのだ!





事の真相を山田の妹サチ子は目撃していた。その豪邸の息子とは岩鬼だったのだ。





男・岩鬼はただの乱暴者にあらず。強さと優しさを兼ね備える、それが男なのだ。さすがは主人公である。

まあ、岩鬼が柔道部に入る理由は↓このとおり↓なんだけど。





合法的に山田を殺すため。不純すぎる。だがそれがいい。
ジャックハマーは男・岩鬼を応援しています。

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2 コメント

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Unknown (空豆)
2008-06-09 02:56:55
素晴らしい。何よりメガネのくだりとゼルエルのくだりが素晴らしい。
山田のガンジーっぷりも素晴らしいが・・
それよりゼルエル。
あと僕このへん見てなかったので純粋に楽しめた。
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Unknown (ミニゴバ)
2008-06-10 13:00:10
絶賛じゃないですか! ありがとう空豆さん。あとゼルエル。
週一くらいでドカベン更新しないですかねえ、この管理人。
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