映画「瞳の奥の秘密」を見てきた。
裁判所を定年になった初老の男性が過去を振り返って自叙伝めいた小説を書こうと心に決める。
とりわけ若い時に色々な思い出を刻んだある殺人事件をモチーフに執筆を進める。
その中で、当時の感情が蘇ってきたり、新たな新事実が出てきたりする。
世の中には、過去を全く振り返らずに前へ前へと突き進む人も存在すれば、いつまでも過去の出来事に思いを募らせて生きる人も存在する。
過去に執着するのは、過去の出来事の大きさ・大切さに比例するとは思うが、もう一つに過去に積み残した物の存在が大きく影響するのではと思う。
映画の結末は、主人公が、殺人事件で妻を亡くした男に出会い、彼が25年間、過去に執着した生活をしている事実を目の当たりにし、驚愕する。
そして、主人公は25年前に積み残してきた「愛」を取り戻す。
主人公と同じ年齢・境遇にある僕としては強い刺激を受けた。
小説でも書こうかと・・・・・
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