民平的幸せ体感記3【40代編】

かつて世界一周一人旅をした「みんぺ~」のユルくてどうでもいいブログ。ちょっとハッピーな気持ちになれるとかなれないとか。

児童養護施設職員の幸せ体感記

2020年06月21日 | 児童養護施設の仕事
数年前から現場責任者として取り組んできた新しい施設作り。

様々な法や制度による縛りの中、そして、施設内でも決して応援や協力だけじゃない時期もあった。

それでもへこたれず一歩一歩前に進んできた。

いや、時にへこたれながら。

新しいコトをするってのは様々な風を浴びるものなんだと身を持って学んだ。

だからなんだ?

そんな強い気持ちで無理やり自分を奮い立たせたコトも。

ボクは、子どもも職員も生活しやすくハッピーな施設作りに心と身体のエネルギーを費やしてきた。

時には泣きたい位に悔しかったり、無力感を味わった時も。

先日、新しい建物が完成した。

休みや勤務時間も関係なく取り組んできた引っ越し期間を経て、今夜初めての夜を迎えている。

古いし、暑いし、寒いし、トラブルが絶えない作りだった施設で長年生活してきた。

お世辞にも快適だとは言えなかったけど、それでもそんな環境の中で全力を尽くしてきた日々はボクにとって財産である。
沢山笑って、沢山泣いた。

職員とも子どもともぶつかったコトがある。

出る杭は打たれるし、壁になると沢山のエネルギーを浴びる。

心身共にダメージをくらう日、心身共に元気になる日、平凡で普通の日、本当に色んな日を重ねてきた。

気がつけばあっという間に過ぎた、でも濃くてアツかった19年間。

頑張りがなかなか形にならない仕事ではある。

ふぅ。

新しい建物での初めての夜は後輩たちに託してきた。

勤務時間をだいぶ過ぎて退勤した後、リビングから漏れる光と声を聞き、何だか説明出来ない嬉しさがこみ上げてくる。

安堵感?

達成感?

これからの不安?

それとも期待?

支援チームのリーダーとしては、この最高の建物をどう活かすか、これからの日々が勝負だってのは確か。

プレッシャーがないと言えば嘘になる。

何だか分からない、叫びたい衝動にかられながら自転車をこいだ。

うぉー!!!

暗い中、遠くに我が家の灯りが見えた。

とても安心する瞬間である。
帰宅したら、玄関で娘と息子が迎えてくれた。

いつもありがとー!

そうか、今日は父の日だった^_^;

ありがとう。

疲れたけれど、公私ともに幸せな一日だった。

お疲れさま、自分。

頑張ろう、自分。

楽しもう、自分。


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