ブラジルのリオで行われているオリンピックは競技7日目。
柔道は男子100㎏超級に原沢久喜選手、女子78㎏超級に山部佳苗選手が出場。
原沢選手、山部選手ともに順調に準決勝まで勝ち上がった。男子も女子も勢いのある技が出ていて、昨日の重量級は見ていて重苦しいというコメントがホントに申し訳なく思えてしまった。(そういう試合も多いのだけど。)
準決勝の山部選手の相手は、前回大会金メダリストのキューバのオルティス選手。試合巧者の相手の前に、なかなか技を出せなかった。試合終盤、オルティス選手は指導を受けるとすぐさま技を仕掛けてポイントを取ってきた。そのまま試合終了になり、山部選手は3位決定戦に。迎えた3位決定戦では、開始早々に技ありを奪ったものの、その後は技に入ることが出来なかった。終盤、立て続けに指導をもらってヒヤッとしたが、そのまま優勢勝ちとなって、銅メダルを獲得した。
山部選手、銅メダルおめでとう!
原沢選手は、準決勝でウズベキスタンのタングリエフ選手と対戦。先に原沢選手がポイントを取り有利に進める。終盤に疲労の見えた相手に指導が重なって反則勝ち。決勝で絶対王者として君臨するフランスのリネール選手との対戦となった。
迎えた決勝戦。開始早々に指導を2つ立て続けに受けてしまう苦しい展開。その後はリネールがひたすら組み手を嫌う嫌ーな展開だった。いつもは鬱陶しく感じる穴井さんの「指導じゃなか」という解説もさすがに「そうだそうだ」と同意したくなる気持ち。まともに組み合おうとしないリネール選手に対して、原沢選手は最後までまともに技をかけることが出来なかった。指導差で惜しくも銀メダルとなった。唯一の救いは、地元ブラジルの観客から大きなブーイングがあったことだろうか。
おめでとうという言葉をかけるのは気が引けるところがあるが…。
原沢選手、銀メダルおめでとう!
これで柔道男子は全階級でメダル獲得。全階級でのメダルは1964年の東京五輪以来、7階級制になったからは初とのこと。金メダルは2つに留まったけど、ロンドンの悪夢を払うには充分だったのではないだろうか。女子も合わせると、金メダル3つ、銀メダル1つ、銅メダル8つの計12個。メダル総数では過去最高とのことだが、やはりそこは金メダルの総数が重要なのではと思ってしまった。
… …
バレーボール女子は第4戦でロシアと対戦。この試合に勝てば準々決勝進出決定ということだったけど、ロシアの高い壁を崩すことは出来なかった。デュースにもつれ込んだ第2セットを取れなかったのは痛かった。それから、全体的にトスが合っていないように見えて、木村選手も思い切りスパイクを打てているシーンが少なかったように思う。日本の攻撃は強さだけに特化しているものではないと思うけど、ある程度の強さは必要だろう。
準々決勝進出は、予選リーグ最終戦、アルゼンチンとの試合にかかっている。準々決勝へ進出した後のことも考えると、もっと上手くチームが回るようにして欲しい。
今大会では、8点、16点のテクニカルタイムアウトがなく、見ていて試合展開が早いように感じる。その反面、日本にとっては情報を選手に伝えていくタイミングを逸しているのではないかと勘ぐってしまう。
… …
陸上競技がついに開始。
日本勢として先陣を切ったのは、男子800mの川元選手。持ちタイム自体が予選突破ギリギリということだったが、入った組が800mにもかかわらずまさかのスローペースで1周が終わり、そこから一気にスパートをかける展開。各組3位までが順位で準決勝進出が決まるのだが、3位に0.01秒差の4位。1周目のスローペースが響いてタイムで拾われることはなかった。
続いて最初の決勝種目となった女子10000mに、高島選手と関根選手が出場。長距離種目では珍しいくらい序盤からのハイペースについて行けず。先頭集団はアフリカ勢を中心に8人くらいで中盤までを引っ張った。半分の5000mを過ぎるとエチオピアのアヤナ選手が驚異のロングスパート。さらなるハイペースで独走状態となって、結果、世界新を記録。解説の増田明美さんもハイペースの競り合いで記録が生まれるのは分かるが、独走で記録が出るなんて珍しいとのこと。
長距離種目では、アフリカ勢のペースの上げ下げに対処出来ずに思うようなレースができないという話を耳にすることが多いけど、最初からハイペースで飛ばされても結局は勝つのは難しくなるということか。一方で、たった800mでもスローペースにされてレースプランを崩されてしまうのだから皮肉なもんだなぁと思ってしまった。
柔道は男子100㎏超級に原沢久喜選手、女子78㎏超級に山部佳苗選手が出場。
原沢選手、山部選手ともに順調に準決勝まで勝ち上がった。男子も女子も勢いのある技が出ていて、昨日の重量級は見ていて重苦しいというコメントがホントに申し訳なく思えてしまった。(そういう試合も多いのだけど。)
準決勝の山部選手の相手は、前回大会金メダリストのキューバのオルティス選手。試合巧者の相手の前に、なかなか技を出せなかった。試合終盤、オルティス選手は指導を受けるとすぐさま技を仕掛けてポイントを取ってきた。そのまま試合終了になり、山部選手は3位決定戦に。迎えた3位決定戦では、開始早々に技ありを奪ったものの、その後は技に入ることが出来なかった。終盤、立て続けに指導をもらってヒヤッとしたが、そのまま優勢勝ちとなって、銅メダルを獲得した。
山部選手、銅メダルおめでとう!
原沢選手は、準決勝でウズベキスタンのタングリエフ選手と対戦。先に原沢選手がポイントを取り有利に進める。終盤に疲労の見えた相手に指導が重なって反則勝ち。決勝で絶対王者として君臨するフランスのリネール選手との対戦となった。
迎えた決勝戦。開始早々に指導を2つ立て続けに受けてしまう苦しい展開。その後はリネールがひたすら組み手を嫌う嫌ーな展開だった。いつもは鬱陶しく感じる穴井さんの「指導じゃなか」という解説もさすがに「そうだそうだ」と同意したくなる気持ち。まともに組み合おうとしないリネール選手に対して、原沢選手は最後までまともに技をかけることが出来なかった。指導差で惜しくも銀メダルとなった。唯一の救いは、地元ブラジルの観客から大きなブーイングがあったことだろうか。
おめでとうという言葉をかけるのは気が引けるところがあるが…。
原沢選手、銀メダルおめでとう!
これで柔道男子は全階級でメダル獲得。全階級でのメダルは1964年の東京五輪以来、7階級制になったからは初とのこと。金メダルは2つに留まったけど、ロンドンの悪夢を払うには充分だったのではないだろうか。女子も合わせると、金メダル3つ、銀メダル1つ、銅メダル8つの計12個。メダル総数では過去最高とのことだが、やはりそこは金メダルの総数が重要なのではと思ってしまった。
(2016/08/13 06:20)
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バレーボール女子は第4戦でロシアと対戦。この試合に勝てば準々決勝進出決定ということだったけど、ロシアの高い壁を崩すことは出来なかった。デュースにもつれ込んだ第2セットを取れなかったのは痛かった。それから、全体的にトスが合っていないように見えて、木村選手も思い切りスパイクを打てているシーンが少なかったように思う。日本の攻撃は強さだけに特化しているものではないと思うけど、ある程度の強さは必要だろう。
準々決勝進出は、予選リーグ最終戦、アルゼンチンとの試合にかかっている。準々決勝へ進出した後のことも考えると、もっと上手くチームが回るようにして欲しい。
今大会では、8点、16点のテクニカルタイムアウトがなく、見ていて試合展開が早いように感じる。その反面、日本にとっては情報を選手に伝えていくタイミングを逸しているのではないかと勘ぐってしまう。
(2016/08/13 10:40)
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陸上競技がついに開始。
日本勢として先陣を切ったのは、男子800mの川元選手。持ちタイム自体が予選突破ギリギリということだったが、入った組が800mにもかかわらずまさかのスローペースで1周が終わり、そこから一気にスパートをかける展開。各組3位までが順位で準決勝進出が決まるのだが、3位に0.01秒差の4位。1周目のスローペースが響いてタイムで拾われることはなかった。
続いて最初の決勝種目となった女子10000mに、高島選手と関根選手が出場。長距離種目では珍しいくらい序盤からのハイペースについて行けず。先頭集団はアフリカ勢を中心に8人くらいで中盤までを引っ張った。半分の5000mを過ぎるとエチオピアのアヤナ選手が驚異のロングスパート。さらなるハイペースで独走状態となって、結果、世界新を記録。解説の増田明美さんもハイペースの競り合いで記録が生まれるのは分かるが、独走で記録が出るなんて珍しいとのこと。
長距離種目では、アフリカ勢のペースの上げ下げに対処出来ずに思うようなレースができないという話を耳にすることが多いけど、最初からハイペースで飛ばされても結局は勝つのは難しくなるということか。一方で、たった800mでもスローペースにされてレースプランを崩されてしまうのだから皮肉なもんだなぁと思ってしまった。
(2016/08/13 15:00)