別府の温泉旅館で朝倉市に住んでいる同級生Y君も駆けつけてくれて宴会となった。
朝倉市・・・・・聞いたことがないと思ったら2006年に甘木市と朝倉郡の朝倉町・杷木町が合併して誕生した新しい町だ。鳥栖市から東にすこしいったところにある。
同窓会は人数が多いので、ゆっくり話すことが難しいが、4人というのはちょうどよい。
私はだいたい聞き役だが、みんなそれぞれの近況を話してくれるので、いろんな人生があるものだなと勉強になった。
さて翌日の朝、カーテンを開けると朝焼けが素晴らしかった。
フランス印象派の画家が描くような海の色。全員が見とれていた。
Y君は用事があって別府で別れた。
我々3人は車で南下。高速を乗り継いで、時間があったので熊本で降りて腹ごしらえ。
この店は行列のできる店ではないが、熊本ラーメンとしてはまずまずの味を出している。
うまい~~。
熊本城も見学。
がん患者のM君は本来は自宅療養中で、お見舞いは自宅にうかがう予定だったが、我々が訪問する数日前に体調が悪くなり急遽病院に入院となった。
病院の個室で奥さんと会ったが、車椅子に乗ってはいるけれど話し方もしっかりしているし、握手したときも握力は十分あった。どうも食事が普通にとれていないようで、縦隔リンパ節のがんが食道を圧迫してモノが飲み込めないようだ。
それで体重も減少して50キロを下回っている。
点滴で栄養剤を入れているが、やっぱり口から食物をとるというのは大事なことだと思った。
あまり長居はできないのだけれど、M君も話したがるし結局1時間ばかり病室にいて、翌日もういちど訪問することにした。
鹿児島市内のホテルにはいり、夕食は3人で、
屋台村に突撃!
25軒くらいの店がひしめき合っている。
禁煙の店を探すのは難儀だったが、
空いている店のカウンターに陣取り、乾杯~~
E君は体調が心配なので本日はウーロン茶にしてもらった。
きびなごはひさしぶり。
E君はホテルにもどってもらい、私とT君は2軒目のスペインバルでワインをいただいた。
T君「M君と飲みたかったな~」
私「退院して体調がよくなったら東京で飲もうと言ってたから、期待して待っていようよ」
T君は学生時代か卒業して少したった頃か、がんの手術をしていて、
「ここまで生きるとは思わなかったな」
など、しんみりした話や、家族の話をぽつりぽつりと語ってくれた。
がんでなくなった私の妻のことは一つも聞いてこなかったのは、私に気を使ってくれたのか・・・・
後半は絵の話や写真の話で盛り上がり、帰りはタクシーのお世話になった
ピンクのグラデーションが美しい!
今日のブログの写真、しっとり撮れていますね
友人とじっくり話すとき、
自分も自分の心と向き合っているのかもしれませんね。
「見たとおりに写る」というのは大切な気がしてきた今日この頃です
「がん」つながりで話が深まってきました。