アスリート 未来にむかって走る

「日常のすべてが被写体だ。必要なことは好奇心と想像力」をテーマに綴っていきます。

学びの時間(^。^)

2012年08月13日 | Weblog

昨年から気になっていて、今年は受講しようと思っていた「写真療法」のファシリテーター養成講座を受けてきました。

写真療法とは聞き慣れないでしょうが、詳しくは後述する協会のHPからの引用をお読みください。

写真療法については、本で読んではいましたが、そのココロを知るためには学びと実戦が必要なので、今回はとても勉強になりました。

東京地区の受講生は30名。様々な職種の方が集まりました。
リレー・フォー・ライフの仲間も受講されていました。

二日間の講義が終わって、いよいよ最後はスクラップブッキングの実戦です。
私は初めての体験でしたが、素材は膨大でカラフル。選ぶのに迷ってしまうくらいです。

台紙は海外製で正方形。このなかから一枚を選んで・・・・・

自分の持ってきた写真を貼り付けます。
自由自在、どうやってもいいので楽しい。

私はRFLの写真をアレンジして、テーマは「HOPE」にしました。これからもう少し飾りをして完成です。

そして出来上がったものをそれぞれが発表します。この発表も多彩で、「こういう手法と主張があるのか」と気づかされます。

経験を積んで、そのうちRFLの会場テントでの啓発などでやってみたい。

学びはこれからも追い続けたいと思っています。



 出典:酒井貴子 日本写真療法家協会公式ホームページ www.shashin-ryoho.com

写真療法について

【使用名称】
人の心や体に良い影響を期待して実施する写真活動には様々な呼称(写真療法、写真セラピー、フォトセラピーなど)が存在し、内容も提唱する者ごとに異なります。当協会では、写真療法(写真セラピー)という名称を使用します。
【定義づけ】
当協会が提唱する写真療法(写真セラピー)は、写真の持つ特性(写真のチカラ)を利用して、芸術療法の考え方に丁寧に寄り添いながら、生活の質の向上や心身によい影響をもたらすことを期待して第3者に対して実施する主体的、実践的な写真活動です。その行為は写真を撮ること、撮られること、撮った写真を見ること、更には撮った写真を加工して楽しむこと、語ることまでを含み、対象者は子供から高齢者まで、医療、福祉、教育分野の多岐にわたります。 そして他者に対して写真療法(写真セラピー)を実施する講師役をファシリテーターと呼びます。
【期待する心理的効果】
当協会が提唱する写真療法(写真セラピー)では以下の二つの心理的効果を期待します。

(1) 写真を撮ったり撮られたり、撮った写真を見る、スクラップブッキングというクラフト手法を利用してアルバムに加工して楽しむ、思いを語る、飾るなどのプロセスを通して心の自己治癒力を活性化し、自信や意欲、自己肯定感などの生きる力を育むこと。

(2) 写真には被写体に重なるようにして撮影者、観賞者の意識、無意識の情動が投影されるため、作品に表出する心の声を受け取め、共感的に寄り添うことにより、対象者の自己洞察、自己発見、自己回復のプロセスを促すこと。

【対象者と果たす役割】
(1) 医療分野:病院や終末期医療施設などで、闘病中のリクレーション、癒しや生きる力を育むセラピープログラム、アイデンティティーの統合を目的としたライフレビュー、グリーフ(悲嘆)ケアなどとして実施されます。

(2) 福祉分野:障害を持った人や高齢者を対象に、障害者施設、高齢者施設施設などで、自立活動、リクレーション、健康増進プログラムなどとして実施されます。

(3) 教育分野:創造性やコミュニケーション能力育成、自信や意欲の創出など、生きる力を育むプログラムとして学校や院内学級、フリースクール、養護学校等で実施されます。

(4) 一般人:一般の人や社会人、子育て中の親を対象に、ストレスケア、メンタルヘルス、自己啓発プログラムなどとして実施されます。
【ファシリテーターの役割】
写真療法(写真セラピー)においては、通常の写真教室のような写真技術の取得や向上が最終目的ではありません。写真はその芸術的価値から離れたとき、敷居の低い芸術、誰でも簡単に出来る自己表現、コミュニケーションのツールです。人は自由に自己表現し、夢中で創造的な活動をしているときに幸せや充実感を感じます。そしてそれが結果的に心や体に良い影響を与えます。ですから写真療法(写真セラピー)を実施するファシリテーターの大切な役割は、対象者がいかに写真による創作活動を楽しんでもらえ、写真による自己表現を安心した気持ちで行なってもらえるか、という「場の設定」、そしてどんな表現をもその人の個性、感性として受け止め、共感的に寄り添う事です。 つまり私たちが提唱する写真療法(写真セラピー)は、対象者が自分で癒され元気になってゆくセルフヒールのプロセスであり、それを手助けし、その人に適切な写真表現の方法や、安全、安心な自己表現の場を提供するのがファシリテーターの役割です。