2009年8月27日(木)
1939年に、ノモンハンの原野で、ロシア・モンゴル連合軍と日本軍が戦ったいわゆる「ノモンハン事件」の70周年記念式典に、わざわざ出席したメドベージェフ大統領の演説全文が、「大統領公式サイト」に掲載されている。
メドベージェフ大統領は、ロシアとモンゴルが協力して日本軍の領土侵略意図を粉砕したことは、両軍兵士の意思の強さの賜物であることを称えた上で、第二次世界大戦の勝利の原点であることを強調した。
そして、この1939年に起こった戦いの「敵」であった日本については、あからさまに敵愾心をあおる表現は避けつつも、この戦いの勝利によって、「われわれは世界に、戦闘準備が万全であった軍国主義日本(well-prepared an enemy as militarist Japan)までも壊滅させる力を持っていることを示した」のだと言及した。
さらに「この勝利によって、日本に北進の野望を捨てさせることができ、ナチに呼応してロシアとモンゴルの領土へ攻め込むことをあきらめさせることができたので、旧ソ連は兵力展開を再編(redeploy)できた。そしてそれが1941年に勃発した第二次世界大戦の勝利に繋がったのだ」と演説を続けた。
特に、注目されるのは、同大統領が「この勝利を正しく認識せず、歴史を歪曲し、この勝利の本質を変えようとする試みを許さない」(we consider unacceptable attempts to falsify history and change this victory’s essence.)と言っていることである。
このメッセージは、明らかにモンゴル国民に向けられたものではない。今回、ウランバートル(Ulan Bator)で、激しく非難したコーカサス地方で起こっているグルジアなどにおける民族紛争、そしてウクライナとの抗争、バルト3国の離反などの、反ロシア運動に向けての反論であると解釈される。
演説の最後は、モンゴル国民に熱く、「来年が第二次世界大戦の終結65周年に当たるが、その日の5月9日には、モンゴル国民は、ソ連がファシズム打倒に果たした役割を忘れないで、祝賀してくれることだろう」と締めくくったのである。
ロシアの極東戦略が明らかになった。
1939年に、ノモンハンの原野で、ロシア・モンゴル連合軍と日本軍が戦ったいわゆる「ノモンハン事件」の70周年記念式典に、わざわざ出席したメドベージェフ大統領の演説全文が、「大統領公式サイト」に掲載されている。
メドベージェフ大統領は、ロシアとモンゴルが協力して日本軍の領土侵略意図を粉砕したことは、両軍兵士の意思の強さの賜物であることを称えた上で、第二次世界大戦の勝利の原点であることを強調した。
そして、この1939年に起こった戦いの「敵」であった日本については、あからさまに敵愾心をあおる表現は避けつつも、この戦いの勝利によって、「われわれは世界に、戦闘準備が万全であった軍国主義日本(well-prepared an enemy as militarist Japan)までも壊滅させる力を持っていることを示した」のだと言及した。
さらに「この勝利によって、日本に北進の野望を捨てさせることができ、ナチに呼応してロシアとモンゴルの領土へ攻め込むことをあきらめさせることができたので、旧ソ連は兵力展開を再編(redeploy)できた。そしてそれが1941年に勃発した第二次世界大戦の勝利に繋がったのだ」と演説を続けた。
特に、注目されるのは、同大統領が「この勝利を正しく認識せず、歴史を歪曲し、この勝利の本質を変えようとする試みを許さない」(we consider unacceptable attempts to falsify history and change this victory’s essence.)と言っていることである。
このメッセージは、明らかにモンゴル国民に向けられたものではない。今回、ウランバートル(Ulan Bator)で、激しく非難したコーカサス地方で起こっているグルジアなどにおける民族紛争、そしてウクライナとの抗争、バルト3国の離反などの、反ロシア運動に向けての反論であると解釈される。
演説の最後は、モンゴル国民に熱く、「来年が第二次世界大戦の終結65周年に当たるが、その日の5月9日には、モンゴル国民は、ソ連がファシズム打倒に果たした役割を忘れないで、祝賀してくれることだろう」と締めくくったのである。
ロシアの極東戦略が明らかになった。