ONE FINE DAY

「昨日のことは忘れてほしい」
「もう遅い。日記に書いた」

若者の肖像

2012-10-25 | 美術
昨年、ルーヴル美術館で見たこの絵。



たいへん心惹かれる絵で、
スタバのカップにも印刷して、
映画でも、講座でもどこでも持ち歩いているお気に入り。



それまで聞いたこともなかったパルミジャニーノという画家の名も覚えた。

彼の絵を検索してみていたら、
数年前に行ったカポディモンテ美術館展で
この絵は見たことがあると気が付いた。




大きな絵で迫力があり、圧倒的に美しかった。
脳裏に刻まれる絵。

パルミジャニーノ20才の時の自画像も、
1520年代としては凸面鏡に自分をうつしていて風変りで有名らしい。



20才の若者にしてはずいぶん幼い印象だが、
端正で、優美で、この若者が野心満々なのはうかがえる。

それはさておき、
私がルーヴルで心惹かれたこの絵を見て、
娘は「これはコレッジョの絵だよね?」と言った。

調べてみると、たしかにある。

コレッジョ作の「若者の肖像」



パルミジャニーノのそれとは
額縁が描かれていることが明らかに違う。
しかし絵はそっくりだ。



コレッジョはパルミジャニーノの師匠。
それははっきりしているのだが、
この若者はパルミジャニーノ、
つまり本人が描いているのは自画像?という説もあって、

どちらかが模写であるのは確かだが、
一体どちらが先に描かれた絵なのか、

誰か知っている人がいたら教えてください。

2作ともルーヴル所蔵品。




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1 コメント

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Unknown (koriko)
2012-10-25 22:34:11
ご質問にはお答えできませんが、スタバのカップが置いてある場所がイカす!
凸面鏡の自画像、見覚えあり。
だから何?って?
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