ONE FINE DAY

「昨日のことは忘れてほしい」
「もう遅い。日記に書いた」

ドキュメント0708

2009-07-08 | 水彩
お久しぶりです。
義父の葬儀や、娘の一時帰国で怒濤の数週間でした。
気がつけば、手の痺れもどこへやらの今日この頃です。

今日は、明日の私の誕生日祝いということで、
キャサリン姉が食事に誘ってくれました。
いぇーーーーーい!!
その一日のドキュメント(写真入り)です。

まずは前奏曲。
みなさま、昨夜のお月さまご覧になりましたか?
お風呂からあがって気持ちよくふとんに寝ころんでいたら、
風に揺れるカーテンの隙間から明るい光が差し込んでいる。
窓をあけたら、それはそれは見事な満月で、
思わずルーちゃん(愛用の一眼レフデジカメ)で撮ってしまいましたよ、
お月様。
ロンドンの娘も同じ月をみるのかなあ、なんて想いながら。



いよいよ本日。
姉と待ち合わせたジョイフル本田には画材売り場があります。

ここから少し長くなりますが、
今回、母や姉たちや姪っ子からプレゼントにいただいたお小遣いで、
水彩お絵描きセットを購入しようと決めていました。

シナリオ教室にも通いました。
歌詞も書きました(そこ、笑わない!)
ピアノも夢中になって習いました。
キルトも大好きで一部屋布だらけです。
ご存知のとおり、写真を撮るのも大好きです。
長い人生の間に様々な習い事に手を染めてきました。
でも、絵を描くことはありませんでした。
絵を見ることは年とともに私にとってなによりの喜びになっていますが、
自分で描いてみようなどと恐れ多くて思いつきませんでした。
様々なことに手を染める中で、
自分が持っている才能に、人は気がつくものです。
それは同時に自分が持っていない才能にも気がつくことです。
絵を描くことは、
私にとって、持っていない才能の代表的なことでした。


若い頃は、
本気になってやればなんでも出来る!と思っていました。
ハードルは高ければ高いほどいい!くらいに。
若さって傲慢ですね。不遜ですね。
長い年月でそれは見事に打ち砕かれ、
自己満足すら得られないような燃えかすだけが残ります。

所詮、”趣味”なのだから、
そんなに深刻に考えなくても良いんじゃない?
その通りです。
恥ずかしながら、そのことに気づくのに長い年月がかかりました。
10センチのハードルだって、飛ばないよりは飛ぼうと思うことが大事。

先日ブリジストン美術館に行った帰りがけに、
髪の毛をひっぱられるように吸い寄せられた一冊の本。

永沢まこと著
「絵を描きたいあなたへ」

え?わたしのこと?
思ってない思ってない。
私じゃない私じゃない。
でも何故か一度手に取ったら離せなくなってしまって、
小さな文庫本だし、ま、いいかと買ってきて、読んでみたら、
目からウロコとはこのことですね。

絵が描きたくなりました。
私の心の中に眠っていた何かをゆり起こしてくれました。
きっとこの本が、とてもわかりやすく、
初心者の指南書としてとても優れた本だからです。
特に私のように、感性よりもまずは形から入っていく人にとって。
(そこ!笑わないように!)

というわけで、お道具選び。


永沢先生のご指示に従って購入したもの。


右上の絵の具、ホルバイン社製ですよ!!
名前きいてるだけで上手くなれそうですね。大使たち。
レンブラント社、ベラスケス社なんてあったら、
名前だけで買っちゃいますね、私の場合。
左上のパレット、これもホルバイン社製です。
本には300円のプラスティックのものでいいとあったのですが、
姉にどうせ買うならこれよ!と薦められ、
そうよねそうよね、ホルバインだしと勢いで買ってしまいました。
上真ん中の水入れだってホーローですよ!おしゃれです。
姪っ子からということで購入。
真ん中のエンピツケース。ケースにデッサンです。
あ~~~うれしい!!
皆様、ほんとうにありがとうございます!

さて、そのあとは姉が予約(!)してくれたレストランへ。
プレゼントの花束持参で。

この花束覚えておいてくださいね。

なおちゃん、ごめん!
まずはスープから。きれい!


そしてメインは、牛フィレのソテー。おいしかった!
なお、ごめん!(しつこい?)


デザートは何かな?
姉のデザートはきているのに、私のがこないな~と思っていたら、

じゃじゃじゃじゃ~~~~~~~ん!!!





お誕生日おめでとう!の特別プレートでした!
生まれて初めてこんなことしてもらいました。
ちょっとほろりのサプライズでした。
お姉ちゃん、まゆちゃん、ありがとう!

楽しい午後のひとときはあっという間に過ぎて、
家に戻って私がしたことは?

10センチのハードルまでもまだ遠い一歩です。



下手でも気にしない気にしないっと(笑)