バリトンボイス

今日は新国でナブッコを観て来ました。

私は前衛的な読み替え演出はあまり好きではありません。
私が新国に足を運ぶのは、殆ど王道から外れない演出だからというのが理由の１つでもあります。
勿論、世界的な歌手が来るからというのが一番の理由ですが。

今回のナブッコは新制作という事で楽しみにしていました。
既に新国のホームページでも動画がアップされていますので
その部分についてはネタバレにはなりませんので書きますが
思いっきり現代演出であります。
新国の動画←クリック！
動画にあるように、舞台もショッピングールで
ここでどうやって２つの国の対立を表現するんだろうと不思議でありました＾＾；

正直、初めてナブッコという作品を見る人にはおすすめ出来る演出では無いですが
何故か保守派の私でも終始楽しめました。

何といっても今回一番のお楽しみはタイトルロールのLucio Gallo
２年前のイアーゴで最高に感動して、なんて素敵なんだろうと釘付けでした。
ガッロは勿論の事、ザッカーリアのゴルニーも本当に素晴らしかった！

様々なオペラやコンサートを聴いても、いい声だな～とか
好きだな～って思うのは圧倒的にバリトンが多い。
勿論ほかの声種にも素晴らしい人は山ほど居るのですが
やっぱりバリトンボイスが好きなんだと思う。

なので、自分で重唱の曲を選ぶ場合は
テノールとの重唱を選ぶ事ってまず無いかも＾＾；
決められてしまってる場合以外は、自分でチョイスするのは殆どバリトンがらみです。
一緒に歌ってても心地良いのかも。

そして今までまず当たった事の無いバックステージツアー！

今日の倍率は８倍だったので、なかなかの幸運だったと思います！
今まで何度応募してもなかなか当たる事も無く・・・。
本当にラッキーでした＾＾

今日は明日にCosi fan tutte の公演があるので
ナブッコのこの舞台をバラしてという大掛かりな作業があるので
本来ツアーで入れる場所にはお連れ出来ないとの事。
その代わりと言っては何ですが、舞台監督さんから色々な裏話が聞けるという事でした。
それは楽しみと待っていましたら、現れたのはオペラ舞台界の女ボスである
「ちびたさん」こと、S藤M穂さんでした！
二期会のフィガロで初めてお世話になりまして、それ以来です。
国内の大きな公演の殆ど（？）の舞監をされている敏腕ボスであります。

ステージ裏や楽屋周りなどを案内してくれながら
とっても為になる裏話や仕組みなどを教えて下さいました。
ツアー後には質問コーナーもあり、実はそれが一番楽しかったかもw
でも一般のお客様には退屈に感じられてる方もいらっしゃったようですが
少なくとも私にはお金では買えないお話を聞かせていただけた気分です
予定時間より大幅にオーバーしましたが、今日のツアーはラッキーだったかも

夜は久しぶりに友人ごんちゃんとシズラー