リベルタ・ヴォイスアカデミー

声楽講師:冨岡由理弥(×富岡由里弥)の日々。
対面レッスン(東京・神奈川)&オンラインレッスン(全国・海外も可)

リリ子

2010年03月28日 | Weblog
コレペティの先生から
「ローマ・チェチーリア音大の教授のマスタークラスが
5日間あるから、受けてみない?」とお誘いがありました。
私には敷居が高く感じましたが
折角声をかけてくれたってことは
私にも受ける権利があるって思ってくれたんだと前向きに考え
スケジュールを急遽調整し、受けてきました。

リリコの曲とリリコレッジェーロの曲と
回によって違う曲を持って行きました。
というのも、声自体は多分リリコなんだけれど
少し軽めのものを歌ってるほうが自分でも楽
というのと、なんとなくこなせちゃうってのもあったので・・・。

まあ色々ありまして
最終日に軽めの曲を持っていったのです。
既に疑問に思われるであろうな~ってのは
おおかた想像はついていたのですが。

案の定
「もっとリリコなものは無いの?
 貴女には合わないと思うわ。どうして軽いものを?」
と言われ・・・。
まあ願望も憧れもあったのですが、やはりダメですか(泣
「他に無いの?」と聞かれたのですが
その日、重めの楽譜は持っておらず、
オロオロしていたら
「Manon Lescaut歌ってごらんなさい」とイキナリ。
楽譜無くてまさかの暗譜で汗だくですが
既にコレペの先生が前奏を弾き始めていたので
あれよあれよと言われるがまま歌う。

In Quelle trine morbide~♪
あたりで既に先生はニヤリとしていた。
そして
Nell`alcova dorata~♪と音が下がってきたあたりで
先生大爆笑してます。
「Non Lirico Leggero~。Piu Lirico~(笑)」
(全然リリコレッジェーロじゃないじゃん。
 全然リリックじゃーん。みたいな意)
でも伴奏は止まらないので
笑われながらも最後まで歌いましたがw

や、やはりリリック認定されましたか
ちょっと軽いの歌いたかったんだけれど
憧れと現実はやはり違います。がっくり。

私ってアクートは細い音色で。
中音域~低音域は深くて幅のある音色なんです。
どっちに合わせるかって事なんですよね。
上に合わせれば軽いもの。
中・下に合わせればそうじゃないもの。

先生は響きは中間音が良い鳴りなので
そっちに合わせなさいという事でした。

私に合ってるであろうレパを沢山アドバイス
下さったので、全部メモってきました。
そして
「少なくとも私はそう思うから、よく考えなさい」
と言われ名刺を下さいました。

まずは落ち着いたら先生にお礼のメールを
送ろうと思います。


そうか・・・。

リリ子かあ私・・・(複雑

でもきっとここを読んでる
私の声を知ってる人はみんな
「だからリリコだって!」
って思うんだろうなw


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
うん (Hani)
2010-03-29 09:22:28
自分もそう思うよ~~

あの深さはどう転んでも軽くは聞こえない
あきらめなしゃーい(ワラ)
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Unknown (由理弥)
2010-03-29 14:53:34
・・・・・

前向きに考えるよ^^;
返信する
難しいね (もにょ子)
2010-04-01 14:46:52
声自体はリリコだと思うしそれは私も一票だけど、リリコなもの歌うと重いとか違和感あるとかいってたよね。なら喉も落ちるし無理にそっちに移行しなくてもいいんじゃないかなと思う。
必ずしも声質がレパと比例するかっていったら違うと私の先生は考えてる。ユリヤの響きは決して軽くはないけれどある程度軽いレパのほうが歌いやすいならそれに従うのも喉を守る手段ではあるよね。

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Unknown (由理弥)
2010-04-01 23:34:30
いつになく真面目なコメントでびっくりした(笑

確かにそれもそうなんだよね。
リリックな曲全部が重く感じるわけではないけれど、
曲によっては歌ってて辛いものもある
日本の先生ともまた意見も違うから
悩む所なんだ。
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