リベルタ・ヴォイスアカデミー

声楽講師:冨岡由理弥(×富岡由里弥)の日々。
対面レッスン(東京・神奈川)&オンラインレッスン(全国・海外も可)

リクエスト

2008年02月19日 | Weblog
私の“売り”はクラシックもマイクの歌も
どちらもこなせること。

クラシックとシャンソンは発声は勿論のこと
歌い方が全く違います。
声の出し方が違うだけではなく
歌の表現の仕方というか
強弱のつけかたから何から何までが
正反対と言っても過言ではありません。
それを一日(一回の仕事で)行うのは
実は容易な事ではないのです。

クラシックの日だったら
クラシック用の発声をして
喉の準備をしておきます。
シャンソンだったら同様に。
しかしそれが一度に同時に・・・となると
喉の準備をどっちに調整して良いのか
発声練習の段階で難しいものがあります。

今日のショーは二部形式でした。
1ステージ目はドレスを着てのクラシック。
2ステージ目はパンツスタイルでマイクを持ってのシャンソン。

急遽お客様からリクエストがあり
ペドロ&カプリシャスの「五番街のマリーへ」
を歌ってくれとのこと。
私は歌える曲でしたが、伴奏譜も無いですし
今日の楽器編成では急には出来ない曲です。

でも本日主催の会長様と、この会場の社長様のリクエスト。

これは何とかしてお受けしたい・・・・。

PAの方と相談した結果

“カラオケを使おう”という結論に。

私はカラオケはたまにお友達と行きますので
カラオケで歌う事に抵抗はありません。
しかしステージというお仕事の場で
カラオケの機材で歌うのは初めて。
ショーとして成り立つのかが一番心配でしたが
一曲だけという事でしたし
私も楽しんで歌わせて頂きました。

お客様は大変喜んでくださり
お花も頂きました。


その後、何事も無かったかのように
楽器の伴奏でシャンソンのステージをお届けしました。

シーンと聞いてくださるのも気持ちが良くて好きですが
お酒の入った席で、ざわついた中でのショーも好きです。


あ・・・・・

楽屋にヘア・アイロンを忘れて帰ってきてしまいました。