昨日は、民主党のネガティブキャンペーンについて考えた。
ネガティブキャンペーン(以下、NCと記す。)は、競争相手の弱点を攻撃するもので相対的なポイントを稼ごうとするものである。政党支持を問う今週の世論調査では自民党がポイントを下げており一定の効果があったかと思わせるが、民主党も支持率を下げている。NCは、攻撃目標に関して自己が圧倒的もしくは絶対的に優位な位置になければ成り立たず、地方助成費の庇護を受けている自治労の献金、私学助成費を受けている団体との関係、在日外国人からの献金、誰も民主党がクリーンとは思っていない。NCは、コマーシャルでも禁止されている。大同小異の商品には、絶対的に他の商品を凌駕する点は考えられず、泥仕合の果てに共倒れとなることが容易に推測されるからである。安全保障、経済政策に有効な代案を持たない民主党としては、単なる反対野党に堕している現状打破のためにも政府唯一の弱点である『閣僚とカネ』を追求するしか手段は無いのであるならば、全民主党議員のクリーンさを立証しなければ訴えも空虚にしか響かない。前述の世論調査は、決して一過性の事象ではなく、民心の将来を暗示している気がする。
民主党よ、NCをひとまず収めて予算の審議をしてくれ。このまま無修正の予算案を委員会で可決するのか。
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